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2022/07/02 12:01

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佐久間宣行が手掛けるアイドルプロデュースプロジェクト始動 メンバーオーディションの募集スタート「一緒にいて楽しくて面白いヤツと一緒に世の中を面白くしたい」

佐久間Pアイドルプロデュースプロジェクトにてオーディションを開催する佐久間宣行(C)Deview
佐久間Pアイドルプロデュースプロジェクトにてオーディションを開催する佐久間宣行(C)Deview

 テレビプロデューサー・佐久間宣行のYouTubeチャンネル『NOBROCKドキュメント』にて、『青春高校3年C組』(テレビ東京)の元メンバーからのDMをきっかけに、アイドルプロデュースプロジェクトが始動。そして様々な葛藤を経て、佐久間Pが総合プロデュースを手掛ける新しいアイドルグループのオーディションが開催されることが決定した。「面白いことがしたい」「他人を喜ばせたい」「人生を変えたい」…アイドル活動にそんな想いを持つバラエティ―色溢れる人を募集するというこのオーディション。オーディション情報サイト「デビュー」は、佐久間Pに緊急インタビュー。アイドルプロデュースに踏み出したきっかけ、『NOBROCKドキュメント』にて公開された苦悩に満ちた動画の胸の内、そして新たに行うオーディションへの展望について話を聞いた。

■プロデューサー・佐久間宣行インタビュー

――『青春高校3年C組』アイドル部の元メンバー(日比野芽奈/大曲李佳/前川歌音/西村瑠香/齋藤有紗)からInstagramに届いた「佐久間さんにプロデュースしてもらえませんか?」というDMが、今回のプロジェクトの発端なんですね。

【佐久間】「アイドル部の何人かが、再デビューに向けてレッスンなどをしているらしいけど、一向に動いていないというのは聞いていたんです。そこにDMが届いたんですが、本当に僕がやるのが正解なのかというのが分からない。僕はアイドルプロデューサーではないし、基本的にはバラエティとドラマを作ってきた人間なので、向いているのかもわからないというのが正直なところなんです。

『青春高校』って、元々アイドル志望とか芸能人志望の子が集まったわけじゃなくて、自分の人生変えたいなとか、友達いなかったな、みたいな子が集まっていて。そこから派生的にできたのが『アイドル部』。番組をやっていて自分自身思ったんですが、一生懸命アイドルをやっている子達に比べてモチベーションが無いわりに、秋元康さんの楽曲で、振り付けも秋元さんのチーム、衣装もAKB48をやっている方々、ミュージックビデオの監督は新進気鋭の『サマーフィルムにのって』の松本壮史監督だったりして。ちょっと恵まれ過ぎてないかって。観ている方もそう思われていたと思うんですね。

そこから、上手くいかなかった1年半があったとしても、再デビューをするとなったときに、僕がプロデュースします、また曲が用意されていますとなったら、同じように思われるんじゃないかって。恵まれ過ぎだと思われること、僕自身が本当にやるべきか分からないという二つの理由から、まずは会ってみるところからドキュメントを回そうと思ったんです。でも今、予想外の転がり方をしています」

――カメラを回し始めたときは、ゴールも何も決まっていなかった?

【佐久間】「そうです。だから、最初にカメラを回していたのが3月とかで。気付いたら3ヵ月以上前だったんですよ。これを世の中に出すべきかを決めていなくて…」

――動画を拝見すると、常に懸念を語られていました。

【佐久間】「まず、今のアイドル界は誰でもが上手くいく世界じゃない。グループがガンガン解散している今のアイドル界でやっていけるのかということが一つ。もう一つは、あの子たちの年齢が二十歳前後なので、今からデビューして、もし上手くいかなくなった時に20代半ばだったりすると、それは大変なんじゃないかということ。それはカメラが回っている時も回っていない時もさんざん言いました。それでも“やりたい”と言う。そのわりにそれぞれの本当の努力とか、本当にやりたいことが見えてこなかったので、長めにカメラを回したんですよね。最初は世の中に出すかどうか考えあぐねていたんですが、彼女たちが自分の人生を見つめ直してくれたらいいなと思って回し続けていたんです」

――しかしこのドキュメントの撮影によって、5人が本音をぶつけ合い、一つになって努力する機会を得たと思います。佐久間さんは5人の人生を背負うことになるということで相当悩まれていましたが、想像以上の方向に進んでいると思います。

【佐久間】「業界の人はめちゃくちゃ面白いですねって言ってくれています(笑)。ノンフィクションを見ている感じで。僕がアイドルプロデューサーとして一攫千金を狙う人だったら、ぶっちゃけ何とも思わないんですけど。そうではないので…」

――ご自身「不器用なプロデューサー」とおっしゃっているように、動画から佐久間さんのプロデュース哲学が垣間見えました。

【佐久間】「“この人が売れていないのはおかしいな”とか“売れるのが遅くないかな”とか“見つかってないな”とか思うと企画が思いつくんですけど。動画の中で再三言ったのは“今の君らだとまだ俺は思いついてないから、プロデュースは出来ない”っていうこと」

――それは作って与えられるものではない?

【佐久間】「あの子たちからしたら、“やってくださいよ!!”なのかもしれないけど(笑)。あの子たちも再デビューの話は大人からも来ていたんだろうし。もし僕が頼まれてやるんだとしたら、お互いに“行こうっ!”って気持ちにならないと」

――その機が熟すのを今まで待っていたんですか?

【佐久間】「いや半年間ぐらい、ずっと悩んでたって感じです。その間に『トークサバイバー!』を作ったり、『佐久間宣行のずるい仕事術』を書いたり、いろんな番組を作りながらも、毎週、作家と会議して。今のあの5人のままでデビューしても、青春高校と同じように上手くいかないんじゃないかって話していて。僕自身もこうしてあげたいというプランが思いつかなかったんです」

――そんなリアルな葛藤もドキュメントとして公開していくことが、このプロジェクトを動かす弾みになったのでしょうか?

【佐久間】「めちゃくちゃ悩んだ末に、世の中に出してみたほうがいいということになったんですが、ひとつは世の中の人の反響を見て自分も決めようと思ったんです。彼女たちは、世の中の反響がそんなに甘いもんじゃないっていうのが分かっていないんじゃないかと思って。もし全部を大人たちが決めてデビューしていたら、世の中の風当たりを感じて、こんなんじゃなかったはずなのにって思っていたかもしれない。多分彼女たちは育ちが良過ぎて、テレビ局のスタッフが何百人もいる番組で、しかも一流の芸人さんと絡むということしかしてきてないから、本当の怖さが分かっていないんじゃないかと思って」

――動画が公開されていく中で、潮目も変わってきたように感じます。

【佐久間】「そうですね。あの子たちに完璧な意見を持てとは言わないけど、現実的に今どういう状況なのか分かってもらいたいのと、5人にもっとプレッシャーのかかるところで話し合って、どう考えているのかを決めてほしいと思ったんですね。そして一回努力し終えて、どれだけ頑張れるかを世の中の人に見てもらおうと思って、5人で曲を決めて練習した2曲のパフォーマンスを披露してもらい、アイドルに造詣の深い竹中夏海さんと吉田豪さんに見ていただいたんです」

■「他人の人生を変えたいと思ってくれるような人と仕事したい」

――そして、彼女たちをプロデュースするというだけではなく、オーディションでメンバーを募るという展開を迎えました。

【佐久間】「彼女たちの曲の披露を見たうえで、いろんな人と話し合って分かったのは、彼女たちがこのままデビューするという流れだと、僕はまだ企画が思いつかないなということ。その一方で、彼女たちに頼まれたのがきっかけの一つではあるけど、人生変えたい女の子たちのアイドルのプロデュースは、僕にしかできないものもあることがわかったので、それはやろうと。そしてやるならば、あの子たちにももう一回フラットな場所で、オーディションを勝ち抜いてもらって、そうして集まったメンバーでやるんだったら僕は企画を思いつくし、どうしたらいいかも思い浮かぶ。そして世の中の人もあの子たちを認めてくれると思ったんです」

――新メンバーを加えるのではなくて、彼女たち5人を含めたオーディションを行うのですね。

【佐久間】「彼女たちの中で落ちる子もいるような気もするんだよな。あとオーディションを受けない子もいるような気がする。ドキュメントを見て、世の中の風当たりも全部わかった上で、しかもメジャーじゃなく、バックアップも完璧じゃないところからデビューするという大変さも分かったと思うんです。オーディションを受けない子がいても、僕はそれでいいと思っています。僕自身がしっかりとやる気になって、世の中を面白くできる人と仕事したいと思ったんで、それならばちゃんと募集をしようと」

――ドキュメントを経ての、佐久間さん自身の変化が面白いですね。自分なりのアイドルプロデュースのやり方があることに気付いたという。

【佐久間】「あの子たちのことをずっと考えながら、アイドルのことをずっと考えていたら、これが世の中に出たら面白いんじゃないかっていうアイドルのスタイルを思いついたんです。そうしたら正直、あの5人だけじゃそこにたどり着かないなって思ったんです。、それは彼女たちから声かけてもらって、アイドルって何なんだろうって、半年ぐらい悩み続けなかったら浮かばなかったことなんですよ」

――今回のオーディションはどのようなものになるのか、教えていただけますか?

【佐久間】「スキルは最低限あったほうがいいけど、スキルのアイドルって先達がたくさんいるから。僕は世の中を面白くしたいと思っている人、人が喜ぶ姿を見るのが好きな人、自分の人生変えたい人ははみんなそうだけど、他人の人生を変えたいと思ってくれるような人と仕事したいなって思うんです」

――そういう想いが感じられて、実際に見せてくれる人ですね。

【佐久間】「すげえバカなことを言っちゃうと、面白くて素敵な人(笑)。その人と人生の数年間、もっと長くかもしれないけど、一緒に仕事したいなって思うんです」

――そういう言葉にピンと来た人に応募してほしいですね。審査のポイントなどは決まっていますか?

【佐久間】「僕以外にも審査員に入ってもらうと思っています。僕は『ミスiD』の審査員を2015年から去年までやっていたので、キラキラした、最初から胸を掴まれる人っていうのは実際にいるんだなっていうのは分かります。そういう人に出会えたらいいなって思っています」

――出会った人によって、また新しい企画を思いつくのでしょうね。

【佐久間】「一緒にいて楽しくて面白いヤツが見つかったら、そいつと一緒に世の中を面白くできるんだったらやりたいなって思ってます。僕、素人みたいなことを言うんですけど、ホントに好きな人としか仕事したくない、って言ってここまでやってきたんです。今まで作ってきた番組も、“好きじゃないけど仕事だからやってます”って人とは一人もやってないんです。それはプロじゃないって言われたらそれまでなんですけど、テレビ局員時代から、会社から言われても“いや、その人好きじゃないんで。好きじゃない人と番組作るとメンタルが死んじゃうんでやりません”って言って断ってて。今アイドルをやるなら、僕が心の底から面白いな、好きだなっていう人の良さを世の中にグワーッて出して、世の中を面白くしたいって思っています」

――それが佐久間さん流のプロデュース。

【佐久間】「面白いと思った芸人さんが世の中に売れてほしいって思って宣伝したり、面白い劇団を宣伝したり、というのと同じものが心の中にあって。自分が面白いと思って作りたいアイドルは、俺なんか関係なくどんどんスターになってほしいっていうふうにバックアップすると思うんです」

――オーディションで選んだアイドルの活動や楽曲のイメージはすでにあるんですか?

【佐久間】「なんとなくの楽曲のイメージはあるんですけど、最終的には集まってきた人によって変わると思います。もちろんアイドルにするつもりですけど、本当に面白くてバラエティで売りたいなっていうピンの人が来たら、それはそれでガラッと(笑)。そうしたらそいつのマネージャーをやっている可能性もあります(笑)」

【佐久間Pアイドルプロデュースプロジェクト】
テレビ東京で放送された『青春高校3年C組』の元メンバー5人をきっかけに、テレビプロデューサー・佐久間宣行がアイドルプロジェクトを始動。佐久間宣行が総合プロデュースをする新しいアイドルグループのオーディションを開催。「面白いことがしたい」「他人を喜ばせたい」「人生を変えたい」アイドル活動にそんな思いを持っているバラエティ―色溢れる人を募集する。応募資格は満16歳以上22歳までの日本在住の女性(2022年12月31日時点の満年齢)、締め切りは7月30日。応募方法はオーディション情報サイト「デビュー」などに掲載。
https://sakuma-idol.com/

■佐久間宣行
テレビプロデューサー、演出家、作家、ラジオパーソナリティ、元テレビ東京社員。『ゴッドタン』『あちこちオードリー』『ピラメキーノ』『ウレロ☆シリーズ』『青春高校3年C組』などを手掛ける。2019年4月からラジオ『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』のパーソナリティーを担当。

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