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2022/06/07 19:01

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即興音楽のバンドで踊る期待の18歳俳優・設楽もね「地元・宇都宮での活動を尊重してもらっています」

アンカット所属:設楽もね(C)Deview
アンカット所属:設楽もね(C)Deview

 ドラマ・舞台・映画・CM等で活躍出来る俳優・アーティストのマネージメントおよび育成、そして映画・映像制作を手掛けるアンカット。同社所属の成島出監督(『八日目の蝉』『いのちの停車場』)による「10代限定特別オーディション」をきっかけにアンカットに所属を果たした18歳の女優・設楽もねにインタビュー。デビューのきっかけから、アンカットでの成長、今後の目標までを聞いた。

■設楽もねインタビュー

――設楽さんがこの世界に足を踏み入れたきっかけは?

「はじめは別の事務所に子役として所属していました。10歳ぐらいの頃は、朝ドラに主人公の幼少期のクラスメイト役で出たり、いろんな役を演じて楽しかったのですが、成長期で身長制限などもあって子役の仕事が減ってきたことや、ちょうど仕事が面白くなくなる時期が重なってしまったんです。元々本格的に女優の道に進むということは考えていなくて、現場でお友達ができるので、遊びに行く感覚だったんです。小学校5年生ぐらいのときには、芸能活動で出来たお友達とは遊べていたんですけど、学校のお友達とは時間が合わなくて遊べなくなってしまって。それが凄く寂しくて一度辞めてしまったんです」

――そこから再び女優の道を選んだのはなぜ?

「表現することやもの作りが好きなので、3歳からやってきた演技を続けていたいと思って、中学3年生の時に養成所に通っていたんです。そこで周りの影響もあって進路について考えた時、やはり仕事にするなら女優だと思って、本格的にプロを目指すようになりました。そして、高校で演技を指導してくれていた恩師から“アンカットは本当にマネージャーがいいって聞くし、おすすめだよ”って聞いていたんですけど、その後にたまたまデビューさんのサイトで『成島出監督10代限定特別オーディション』を見つけて、“これ、先生が言っていたやつだ!”って思って応募しました」

――アンカットのオーディションを受けたときのことを思い出してもらえますか?

「私、初対面の人に対して心のガードをガンッって閉じちゃうタイプで…。でも、アンカットの対面審査の質疑応答では、感情が溢れて泣いてしまったんです。子役時代から大人と接するときに無意識に自分を作ってしまうクセについて“それじゃあ本当の設楽さんが見えないからもったいない”って図星を突かれて。そんな会話の中で、素で笑えた瞬間があったんですが、素をちょっと出したら作っていた自分がバーッて壊れてしまったんです。ここは自分自身を出せる事務所だな、ここで仕事をしたいなって、直感を信じて所属を決めました」

――アンカットに所属して、レッスンやアドバイスの中で発見したことは?

「即興演技の時、自分の頭の中でお話を考え過ぎちゃって行動できない事が多かったんです。でもある監督から“設楽さんは動きが滑らかだから、行動に移せたらすごくいいものができる。怖がらずにやってみな”って言ってもらえたんです。先日のエチュードの時間にやってみたらやり過ぎてしまって、何事も加減が必要だなって思いました(笑)。今後頑張って克服したいと思いますが、それぞれの特性を見て指摘してもらえる場所があるのは有難いですね」

――今後の夢や目標を教えてください。

「私は人間味のある、人間くさい映画の演技が好きなので、映画に出て少しでも多くの役を演じたいと思っています。そしてアンカットの成島出監督の映画には絶対に出たいですし、映像美が凄くて憧れる蜷川実花監督の作品にも出るのが夢です」

――現在も地元・栃木のセッションバンドに所属してダンサーとして活動しているそうですね。

「ダンスは5歳から続けているんですが、高校2年生の時から甲斐良信Session Bandに所属して、地元・宇都宮のレストランやライブ、結婚式場のディナーショーに出演して踊っています。セッションバンドはリハもなく、全部ぶっつけ本番で即興で演奏するんです。メンバーは40人以上いて、老若男女問わず、時間が合う時に参加するというスタイルで。ピアノ、ベース、ドラム、ギター、ボーカル、ダンスなど編成もその時によって異なるんです」

――地元栃木での活動も大切にしながら、並行して俳優の仕事も行うというのが新しいですね。

「都内に住んでいる人たちのほうが、確かに有利な部分が多いと思うんですけど、無理して上京して一人暮らしをして、心を擦り減らせながら仕事するより、今は心に余裕を持たせながら楽しく仕事ができる生活に身を置いたほうが絶対にいいと思っています。俳優の夢を追いながら、地元での自身の活動を尊重してもらえることは、精神的な安定の上ですごくいいと思います」

――最後にこの記事を読んでいる俳優志望の方にメッセージをお願いします。

「アンカットは役者のメンタルを第一に考えて下さる事務所なので、役者業をやるには最適な会社だと思っています。役者って偏見を受けやすい仕事だと思うんですが、あきらめずに挑戦し続けたほうがいいと思います」

◆事務所スタッフに聞く設楽さんの合格ポイント/活動への評価。
「『陰』の芝居が魅力的だった点です。とても繊細な性格で、それが芝居にも生きている部分があると感じました。現場のスタッフさんに気に入られるだろうと感じた点。初対面のスタッフさんと関わる機会が多い為、壁を作らない、人懐っこい性格で、好かれる事が多いだろうなと想像できました。所属後も、初の広告オーディションを勝ち取ったりと、良い感じにスタートを切っていると感じています。もっと芝居を磨いてもらって、経験を増やしていけば、ステップアップできると思っていて、若手の『アンカットの顔』になる事を期待しています」

■2022年 成島出監督×アンカット夏の特別オーディション
最新作「いのちの停車場」(主演:吉永小百合、広瀬すず)や、日本アカデミー賞で10部門受賞した「八日目の蝉」、新人・藤野涼子をはじめ多数の新人俳優を抜擢した「ソロモンの偽証」を世に送り出した成島出監督が、映画界の未来を照らす俳優・女優を発掘するため、夏の特別オーディションを実施。
https://unc10.jp/audition/

■設楽もね
2004年3月19日生まれ、栃木県出身。
趣味:本屋巡り、神社巡り、音楽鑑賞、美味しいものを食べること。
特技:ヒップホップダンスを5歳から16歳まで習っていて、16歳から即興音楽にあわせて即興ダンスを踊っている。

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