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2022/04/15 18:01
注目の若手俳優・豊嶋花と長澤樹のW主演で短編映画『冬子の夏』製作決定
2020年度の『伊参スタジオ映画祭』にてシナリオ大賞グランプリを受賞した短編『冬子の夏』が、注目の若手俳優・豊嶋花と長澤樹のW主演で映画化されることが決定した。
本作は群馬県中之条町を舞台に、自然豊かな環境に囲まれ、伸び伸びと、けれど繊細に高校3年生の夏を過ごす二人の姿を描く青春物語。高校最後の夏、進路を決められぬまま、ダラダラと過ごす主人公・冬子を豊嶋花が演じ、冬子の唯一の理解者である親友・ノエルを長澤樹が演じる。
豊嶋はNHK大河ドラマ『八重の桜』、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』、ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち』、『キッドナップ・ツアー』、映画『真夏の方程式』、『恋妻家宮本』など数多くの話題作に出演。昨年放送された『大豆田とわ子と三人の元夫』では、松たか子の娘・大豆田唄を演じ一躍注目を集めた。現在はキリンビバレッジ株式会社、丸美屋食品工業株式会社などのCMにも出演するなど、今後の活躍が期待される若手俳優だ。
一方の長澤も渋川清彦主演で2020年に公開された映画『破壊の日』で映画初出演を果たし、以降短編映画『卵と彩子』、ドラマ『ノースライト』、『閻魔堂沙羅の推理奇譚』、『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』など数多くの話題作に出演し、現在は日本生命保険相互会社、株式会社INPEXの企業広告などにも出演する、今注目の若手俳優。次世代を担う二人が本作で初共演を果たすこととなった。
なお本作の脚本は2017年より執筆活動を始め、2018年に『テレビ朝日新人シナリオ大賞』、2019年に『フジテレビヤングシナリオ大賞』、さらに2020年には『ツタヤクリエイターズプログラム』の最終選考に残り、本作で初の大賞を受賞した煙山夏美が務め、アサヒ飲料『カラダカルピス』や、『WONDA』、『アフラック』などのTVCMを手掛けた新進気鋭のCMディレクター・金川慎一郎が監督を務める。
2022年8月から撮影が開始し、2022年11月に伊参スタジオ映画祭にて初上映を予定している。
【あらすじ】
高校最後の夏。進路を決められぬまま、ダラダラと過ごす主人公・冬子。そして唯一の理解者である親友・ノエル。進学するのか、しないのか。この街を出るのか、出ないのか。騒がしい周囲に反するように、あえてのらりくらりと日々を送る二人だったが、行く末を定めつつあるノエルの様子に、苛立ちや焦りを募らせる冬子。行き着いた満開のヒマワリ畑で、二人は大きな岐路を迎えるーーー。
■豊嶋花コメント
人生に何度か訪れる転機で、周りに置いていかれているような、心細さを感じてしまうことがあると思います。
冬子は、そんな心細さを『弱み』として見せることができず、苛立ちをノエルにまでぶつけてしまいます。
強がることは自分にとってマイナスになると分かっていても、そのときは見栄を張ることしか考えられない。
そんなときが私にもあります。長閑なひまわり畑で少し成長する冬子を、繊細に演じられるように頑張ります。
■長澤樹コメント
初めて台本を読んだ時、冬子とノエルの『見てはいけないものを見てしまった』と言う様なハッとした気持ちになりました。不安定で危うい感覚と同時に繊細な心のゆらめきと感動がありました。
私が演じるノエルは何処かふわふわとしていて『不思議』という言葉が似合う女の子だと思います。
不器用にもがきながら確かめ合う『今だけの2人』を見ていただけたら嬉しいです。
■煙山夏美(脚本)コメント
人と人とのつながりばかりが取り立たされがちな昨今ですが、人と人との距離感にこそあたたかいものがある気がしています。冬子とノエルの愛おしい距離感、しかめっ面の裏にくすぶる感情と、その爆発を、豊嶋花さんと長澤樹さんがどのように演じてくださるのか、楽しみでなりません。
■金川慎一郎(監督)コメント
誰しもが経験する10代の内面の葛藤をジメジメせずに、今の時代にあった形で軽やかに表現したいと思います。
いま10代真っ盛りの人も10代を遥か遠くに終わられた人も必ず楽しめる作品になると確信しています。
【作品概要】
25分(予定)/カラー/2022年秋から順次公開
出演:豊嶋花、長澤樹
企画・脚本:煙山夏美/監督・金川慎一郎
制作:太陽企画
プロダクションマネージャー:吉村佑馬
プロデューサー:松本章伯
アソシエイトプロデューサー:松岡周作
(C)2022『冬子の夏』製作委員会