全国の大学生・大学院生を対象とした、次世代を担うアナウンサーを発掘するコンテスト『第2回学生アナウンス大賞』が24日、フジテレビジョン1Fマルチシアターで開催された。グランプリには中央大学2年生・成實陽菜（なるみ・ひな）さんが選ばれた。

　第2回となる今大賞には、1300人以上がエントリー。書類審査、オンライングループ面接、カメラテストを経て選ばれた男女14名がファイナルのステージに登壇。1分間の自己PRのスピーチを行った。

　グランプリを獲得した成實さんは、大学で地球規模課題について考えるゼミに所属。「地球規模課題は、地球温暖化、ジェンダー問題、ロシア情勢など多岐にわたります。こういった問題について考え、調べ、自分たちなりに解決策を考え、導き出すなどして日々、議論・討論をしています」と、その活動をアピール。

　そして「“自分が何か行動したら地球が変わるんじゃないか”と考えている人は少ないんじゃないかと思います。私がもしアナウンサーになったら、“自分が変えてやるぞ”という気持ち、そして他人事ではなく、自分が当事者として考えられるように、情報をお伝えできるようにしたいと思います。私は自分の声で正確な情報を、多くの皆さんに届けられるアナウンサーになりたいと思っています」と、力強く意気込みを語った。

　受賞後、成實さんは「今、この場に立っているだけでも信じられないんですけども、素敵な賞をいただけてとても嬉しく思っています。ありがとうございます」と感想をコメント。グランプリ特典として『めざましテレビ』（フジテレビ）学生リポーター就任も決定し「初めての事ばかりで不手際があるかもしれないんですが、皆さんに明るい情報をたくさん届けられたらいいなと思います」と意気込む。そして「私の憧れの三田友梨佳アナウンサーのように、明るく楽しい情報を自分の声で届けられる素敵なアナウンサーになりたいと思っています」と、これからの目標を語った。