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2022/03/16 20:01
『第十六回声優アワード 新人発掘オーディション』 5社のスカウトを受けた千葉県出身の19歳・多田玲那さん「少年役から可愛い女性まで幅広い役を演じられる内田真礼さんに憧れています」
才能ある声優の卵を発掘・育成する『第十六回声優アワード 新人発掘オーディション』が、文化放送メディアプラスホールにて開催された。最終選考に出場した34名のうち、21名の声優のたまごたちに声優事務所のスカウトの札が挙がった。今回5社からのスカウトを受けた千葉県出身の19歳・多田玲那さん(ただ・れな)は「内田真礼さんのように、いろんな役を演じられる声優になりたい」と意気込みを語った。
『声優アワード 新人発掘オーディション』は、年度毎に印象に残る活躍をした声優を称える『声優アワード』の誕生とともに産声をあげ、今年十六回目の開催。当日は事前に行われた声優事務所による一次選考を通過した34名が集結(2名欠席。同日に名だたる声優が登壇する『声優アワード受賞者発表番組』と同じステージを使い、自己PR・テキストリーディング・2人1組での掛け合い台詞・質疑応答の審査を実施。そして、最終的に21名に参加声優事務所からスカウトの札が挙がった。
■声優アワード 新人発掘オーディション合格者
多田玲那さん(19歳)千葉県出身
――最終審査のステージを終えての感想は?
「私は演技経験が無いんですが、周りの皆さんは養成所に入って演技を学ばれている方も多くて、厳しいだろうなって思っていました。最終選考にも運で通ったような気持ちでいたので、札が挙がったときはビックリしました」
――今日の審査の手応えは?
「掛け合い台詞の審査の時に、タイミングを間違えて相手の方の台詞にかぶせてしまって、すごく迷惑をかけてしまったのが気がかりで、“やってしまった、終わったな”って思っていました。これで私も相手の方も落ちていたら、“私のせいで…”って思いながら帰っていたかと思うと…そういう意味でも二人とも合格出来て良かったです!」
――自己PRでも“心配性なので眠れなかった”と語っていました。普段話す声も凄く小さいので心配しましたが、演技を披露するときには堂々としていましたね。
「ナレーションは自分で何度も練習してきたので自信を持ってできました。掛け合い台詞は相手役の方に引っ張られて、楽しくなってきてしまったので、切替が出来てよかったのかなと思います。本当は自己PRももっと大きな声で話せたら良かったという反省はあります」
――そんな多田さんが声優を目指したきっかけは?
「私は“器用だね”って言ってもらうことは多いんですが、あと一歩足りない、一番になれない、100点が取れないというのがすごく積み重なって、コンプレックスで辛かったんです。そんなとき、母がアニメをよく観ている人だったので、その影響で一緒に見ているうちに、魔法が使えたり、頭が良かったり、すごく可愛かったり、いろんなキャラクターに声優さんが声を当てて生かしていることを知って。自分が魔法を使えなくても、キャラクターを通じて魔法が使える! そんな仕事に憧れて、声優を目指しました」
――声優アワード 新人発掘オーディションを受けたのは?
「『声優の登竜門』だと書かれている記事を読んで、いつかは受けたいと思っていました。一般公募の事務所オーディションを受けて、落ちてダメだったなって思っていたときに、高校の時に進路を相談していた先生が“声優アワードを受けてみなよ”って後押ししてくださいました」
――憧れている声優さんや、将来の目標を教えてください。
「内田真礼さんに憧れています。少年の声から可愛らしい女の人の声も出せて その幅の広さに憧れて、私もいろんな役を演じられる声優になりたいと思っています。あと、小さい時から『プリキュア』にはなりたいって思っています(笑)」