「東京ガールズコレクション（以下、TGC）」のプロデュースにより、令和時代のスター発掘を目的に行われるオーディションプロジェクト『DUO presents TGC AUDITION 2022』の最終審査が20日、都内で行われた。大手芸能プロダクションが参加する完全ドラフト制のオーディションで、神奈川在住の大学2年生・Rianさん（リアン／20歳）が、ユニバーサルミュージック合同会社からの1位指名を受けた。

　『DUO presents TGC AUDITION 2022』では、芸能プロダクションが完全ドラフト制で候補者を指名し、所属契約の権利を獲得。指名を受けた候補者は「TGC」の出演や、ファッション誌への掲載、メディアへの出演権など、デビューにむけての支援を受けられる。最終審査には、応募総数約6300人の中から勝ち抜いたファイナリスト32人が出場。公開ドラフトには、大手プロダクション6社が参加した。

　Rianさんは、審査でアーティストのクリス・ハートも絶賛する歌声を披露。独学で学んだ英語での歌唱の発音も評価された。すでにオリジナル曲を30曲ほど持っているほか、アニメーション制作も行うというマルチなクリエイターぶりを見せる。
今回の指名を受け「邦楽と洋楽の両方の魅力を自分の中でかみ砕いて、新しいジャンルの曲を作っていきたいです。 自分で楽曲を創作するだけでなく、 自分自身の発信力も高めていきたいです」と意欲を見せた。

　Rianさんを1位指名したユニバーサル ミュージック合同会社所属のクリス・ハートは「歌声も素晴らしく、ギターやベース、 ドラムなど色々なものにチャレンジしている姿勢が今のアーティストに大事だなと思いました。トレンドを追うのではなく作るアーティストになる素質があると思います。最近音楽業界も変化していて、 何よりも自分のオリジナリティがあることが大事だと思うので、 Rianさんにしかないサウンドを作って欲しいと思います」と、彼女の才能に期待を寄せた。

　なお、ドラフト1巡目の結果、インセントが徳島在住の高校1年生・山本奈津美さん（やまもと・なつみ／16）、エイジアプロモーションが愛知在住の中学3年生・鈴木爽さん（すずき・あきら／15）、サムデイが神奈川在住の中学2年生・新沼凛空さん（にいぬま・りあ／14）、プラチナムプロダクションが東京在住の中学1年生・佐藤七海さん（さとう・ななみ／13）、プロダクション尾木が東京在住の小学5年生・美音さん（みおん／11）、ユニバーサルミュージック合同会社が神奈川在住の大学2年生・Rian（20）をそれぞれ指名。1巡目の使命を受けた候補者は、「東京ガールズコレクション」のランウェイに立つ権利が与えられる。

　そのほか、準グランプリに山本さん、「DUO賞」に滋賀在住の高校3年生・田中紗吏杏さん（たなか・さりあ／17）が選出された。