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2022/02/08 21:10
ミス・ティーンインターナショナル2022 パン・パシフィック代表に静岡県出身の16歳・鈴木陽菜さん「発達障害について理解を求める活動をします」」
子供たちにグローバルに活躍する舞台を提供し、才能の種を育むことを目的としたコンテスト『ミス・プリティーン&ミス・ティーンインターナショナル2022 日本大会』(一般社団法人国際女性支援協会主催)が6日、東京・ホテル雅叙園東京にて開催された。ミス・ティーン パン・パシフィック代表には静岡県出身の16歳・鈴木陽菜さんが選ばれた。
『ミス・プリティーン&ミス・ティーンインターナショナル』は、40年以上の歴史をもつ国際的なミセスコンテスト「ミセス・インターナショナル/ミズ・ファビュラス」の姉妹ブランド。見た目の美しさだけではなく、国際性や社会貢献活動など、様々な活動を通し、女性が明るく、輝ける社会作りの理念を受け継ぎ、10代という早期から多様な価値観に触れられるコンテストとして誕生した。
『ミス・ティーンインターナショナル』は13歳〜18歳の女性、『ミス・プリティーンインターナショナル』は10歳〜12歳の女性を対象に選考。『ミス・ティーンインターナショナル』のファイナリスト5名、『ミス・プリティーンインターナショナル』のファイナリスト10名が最終審査のステージに臨んだ。
選考の結果、ミス・プリティーン日本代表に大阪府出身の11歳・伊藤凛さん、パン・パシフィック代表に岐阜県出身の12歳・アディカリ夢さんが選出され、ミス・ティーン日本代表には大阪府出身の15歳。竹中友花さん、パン・パシフィック代表に静岡県出身の16歳・鈴木陽菜さんが選ばれた。
発達障害の弟を持つ鈴木さん。審査のスピーチでは「『普通に生まれたかった』。グレーゾーンの弟は言い、母は泣きました。ありのままの自分を信じ、愛してほしいと、私は施設で学んでいます。私が日本代表になったら、発達障害について理解を求める活動をします。同じ環境の親子を救い、無限の可能性を伝えるためです。長年続けたダンスや、モデルで鍛えた表現力を発揮して、世界にグレーゾーンの可能性を伝えます」と力強く語った。
受賞後のインタビューでは、「ここまでこれたのは両親、周りの皆さんの支えのおかげで、世界大会にむけて、これからも頑張ります。私の弟は発達障害のグレーゾーンですが、日本でもっと発達障害への理解を広げ、多くの皆さんの助けになれるような活躍ができる人になりたいと思います」と宣言した。
今後4名の受賞者は、2022年7月にアメリカ・テネシー州で開催される世界大会へ出場するべく渡米する予定。