ニュース
2022/01/24 19:56
『ミス日本』グランプリに大学3年生の河野瑞夏さん 摂食障害を乗り越え「人に希望を与えるジャーナリスト」を目指す
「日本らしい美しさ」をかかげ、社会で活躍することを後押しする、日本で最も歴史のあるビューティーページェント『第54回ミス日本コンテスト2022』の最終審査が24日、都内で行われ、ジャーナリストを志望する国際基督教大学(ICU)3年生・河野瑞夏さん(こうの・みずか/21歳)がグランプリを獲得した。
ミス日本にエントリーする前、2年間、摂食障害と闘ってきたという河野さん。大学1年生の頃、「痩せることで認められる。痩せていないとグループから排除される」という強迫観念から摂食障害に陥り、一時は171cmの長身ながら体重は40キロを切るほどにやせ細っていた。そこから「弱い自分も自分だと受け入れること」で乗り越え、自分と向き合えるようになったという。
そうした経験も踏まえ、ミス日本となったことで「自分一人では行けない場所に行けると思うので、そこで得た学びやで会う人を大切にして、孤独を抱えている人と社会のつながりを作る、人に希望を与えるジャーナリストになりたい」と夢を語る。現在、国際基督教大学の教養学部で学びながら、一時保護施設でボランティア活動を行っている河野さん。賞金の100万円も「自分の未来への投資」とし、ボランティア施設の活動費および、メディア立ち上げの準備に使い、「社会に還元したい」と語っている。
グランプリのほか、「水の天使」に東京医科歯科大学3年・横山莉奈さん(よこやま・りな/21)、「みどりの女神」にモデルで女優・成田愛純さん(なりた・あすみ/19)、「海の日」に大妻女子大学4年生・属安紀奈さん(さっか・あきな/22)、「ミス着物」に大妻女子大学3年生・佐藤梨紗子さん(さとう・りさこ/21)が選出された。