音楽制作会社Beingと、福岡のボーカルスクール「オンリードミュージック」がタッグを組み、九州エリアより10代の新たな才能を発掘するために令和元年にスタートした「九州Teen’sオーディション」。第2回目となった2021年度大会は、書類選考を含む3度の審査を経て11日（土）にファイナリスト5名の最終パフォーマンス審査を天神クリスマスマーケットのステージで実施。グランプリには福岡県出身の17歳・平田みさきさんが輝いた。

　グランプリを獲得した平田さんはBiSHの「オーケストラ」を歌唱。印象に残る魅力的な歌声が審査員から絶賛された。授賞式では特典として来年4月よりスタートするFM FUKUOKAでのレギュラー番組がプレゼントされた。

　準グランプリは、miletの「inside you」を歌唱した福岡県出身の今西優奈さん（12歳）が受賞。小学生のパフォーマンスとは思えない大人びたボーカルと表現力を見せ、将来性が高く評価された。また審査員特別賞には、Naomi Scottの「Speechless」を歌唱した福岡県出身の土田涼々音さん（18歳）が選ばれた。

　前回の受賞者3人によるゲストライブも会場を盛り上げた。前回グランプリのパイク琉華シャロン（13歳）は、「Never Enough」など3曲を歌唱し、伸びのあるハイトーン&ロングトーンボイスで圧巻のパフォーマンスを披露。彼女は来年春に“Rainy。（レイニー）”名義でのメジャーデビューが予定されている。

　前回準グランプリを獲得した寧音（ネネ）（13歳）は、今年12月3日にデビューシングル「I’m in love」をリリースしたばかりで、デビュー後初のステージで同楽曲を披露した。前回審査員特別賞を獲得したRAKURA【ラクラ】（18歳）は、昨年11月にデビューし、これまでミニアルバム1枚、シングル4曲をリリースしている。

　今回のオーディションを総括した実行委員会は、「素晴らしい10代のエネルギーとエンターテインメントの力で九州エリアをもっと盛り上げていきたい。今回受賞した彼女たちの未来にも期待しているし、来年もさらにパワーアップした形で新しい才能の発掘を目指していきたい。」とイベントを締めくくった。