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2021/12/10 20:01
東京大学2年の奥田香綸さん、ミス日本ファイナリストとして女性の教育問題に言及「東大は女性の学生の割合が2割を超えないのが問題」
『第54回ミス日本コンテスト2022』の開催告知&ファイナリスト紹介記者発表会が都内で開催され、来年1月24日に行われる本選大会に臨むファイナリスト11名が勢ぞろいした。ファイナリストの一人、東京大学文科一類2年の奥田香綸さん(おくだ・かりん/20歳)は、日本の女性の教育環境の問題を実感し「見えない壁を壊し、あらゆる人の自己実現に貢献できる人間になりたい」と語った。
東京大学に在学、法律を学び公務員を目指している奥田さんは、「私の夢は、性別を超えて、あらゆる人が生き生きと活躍できる社会づくりに、少しでも貢献することです」と取材陣を前にアピール。
そう考えるようになったきっかけは、東大入学後のある“気付き”。「東京大学では全学生に占める女性の割合が2割を超えないことが問題になっております。こうした女性教育の問題を受けて、大学ではジェンダー論の講義を受けたり、関連する本を読んできました」と意識を持ち、実際に「母校でのオンライン座談会では、自分自身がロールモデルが少ないということで心細い経験をしたこともあり、女性生徒に対して応援の言葉をかけてきました」と行動してきた。
そして「このような“見えない壁”を壊すことで、あらゆる人の自己実現に貢献できる人間になりたいです」と目標を語った。
なお、SDGsについては「15陸の豊かさも守ろう」に意識して取り組んでいるという。「私は現在検索エンジンとして『ECOSIA(エコシア)』を使っています。この検索エンジンでは広告収益の80%が植林事業に当てられるというのを聞き、使い始めました。約55回の検索で1本の植林ができるそうです。毎日の検索活動で、植林に携われているというのが嬉しいです」と紹介した。
今年のファイナリスト11名は、国際基督教大学3年の河野瑞夏さん(こうの・みずか/21歳)、国家公務員の守田栞さん(もりた・しおり/24歳)、大妻女子大学4年の属安紀奈さん(さっか・あきな/22歳)、経営者である山本紗也さん(やまもと・さや/26歳)、京都外国語大学フランス語学科3年の相馬あすかさん(そうま・あすか/21歳)、東京医科歯科大学3年の横山莉奈さん(よこやま・りな/21歳)、大妻女子大学3年の佐藤梨沙子さん(さとう・りさこ/21歳)、東京大学文科一類2年の奥田香綸さん(おくだ・かりん/20歳)、青山学院大学3年の土屋佳蓮さん(つちや・かれん/21歳)、養護教諭の横田陽菜乃さん(よこた・ひなの/22歳)、モデルで女優の成田愛純さん(なりた・あすみ/19歳)の11人に決定している。
ファイナリストたちは、来年の1月23日に都内で前日審査(社交力審査)、翌24日に最終審査(振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など)に臨み、24日のステージで結果発表が行われる。
■第54回ミス日本コンテスト2022ファイナリスト
1.河野瑞夏(21歳/東京/大学生)
2.守田栞(24歳/佐賀/国家公務員)
3.属安紀奈(22歳/山口/大学生)
4.山本紗也(26歳/新潟/経営者)
5.相馬あすか(21歳/栃木/大学生)
6.横山莉奈(21歳/兵庫/大学生)
7.佐藤梨沙子(21歳/東京/大学生)
8.奧田香綸(20歳/岐阜/大学生)
9.土屋佳蓮(21歳/東京/大学生)
10.横田陽菜乃(22歳/愛知/養護教諭)
11.成田愛純(19歳/神奈川/モデル・女優)