『第54回ミス日本コンテスト2022』の開催告知＆ファイナリスト紹介記者発表会が都内で開催され、来年1月24日に行われる本選大会に臨むファイナリスト11名が勢ぞろいした。ファイナリストの一人、大妻女子大学4年でモデルの属安紀奈さん（さっか・あきな／22歳）は2020年のファイナリストで今回二度目の挑戦。「私の活動で誰かを元気づけられるということを実感いたしました」と、地元への恩返しを目指す。

　1950年に初開催されたミス日本は、「日本らしい美しさ」を掲げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。同大会からは、女優やタレントだけでなく。芸術家、音楽家、学者、医者、映画監督、会社経営者、財団代表、政治家、女将、主婦など、分野を問わず、活躍する女性を輩出している。

　属さんは、ミス日本に挑戦した理由について、「障害を持つ姉がコロナ禍で再就職先を探している際、徐々に自信をなくす姿を近くで見ていました。その姿を見て、みんな違ってみんないい、そう誰もが思える社会作りに貢献したい、そう決意しました」と語る。

　大学生であり、モデルとしても活動する中で気付いたことがあるという。「モデルとして活動するなかで、たくさんオーディションを受ける機会があります。始めたころは、周りと比べてばかりでしたが、そのなかで、様々な人の個性が集まる事でファッションや表現が広がり、多様なファッションスタイルが誕生する、ということを学びました」。そして「私は、自分、他者の個性を尊重できる人として、多様性を大切にした社会を作ります」と目標を掲げた。

　ミス日本コンテストには、2020年のファイナリストになって以来2回目の挑戦。「1度目の挑戦の時に地元・山口の方からとても温かい声援をいただいて、すごく嬉しくて、私の活動が誰かを元気づけられるんだなということを実感いたしました。2度目の挑戦ですので、地元の方への恩返しができるような活動をしたいです」と意気込みを語った。

　今年のファイナリスト11名は、国際基督教大学3年の河野瑞夏さん（こうの・みずか／21歳）、国家公務員の守田栞さん（もりた・しおり／24歳）、大妻女子大学4年の属安紀奈さん（さっか・あきな／22歳）、経営者である山本紗也さん（やまもと・さや／26歳）、京都外国語大学フランス語学科3年の相馬あすかさん（そうま・あすか／21歳）、東京医科歯科大学3年の横山莉奈さん（よこやま・りな／21歳）、大妻女子大学3年の佐藤梨沙子さん（さとう・りさこ／21歳）、東京大学文科一類2年の奥田香綸さん（おくだ・かりん／20歳）、青山学院大学3年の土屋佳蓮さん（つちや・かれん／21歳）、養護教諭の横田陽菜乃さん（よこた・ひなの／22歳）、モデルで女優の成田愛純さん（なりた・あすみ／19歳）の11人に決定している。

　ファイナリストたちは、来年の1月23日に都内で前日審査（社交力審査）、翌24日に最終審査（振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など）に臨み、24日のステージで結果発表が行われる。

■第54回ミス日本コンテスト2022ファイナリスト
１．河野瑞夏(21歳／東京／大学生）
２．守田栞（24歳／佐賀／国家公務員）
３．属安紀奈（22歳／山口／大学生）
４．山本紗也（26歳／新潟／経営者）
５．相馬あすか（21歳／栃木／大学生）
６．横山莉奈（21歳／兵庫／大学生）
７．佐藤梨沙子（21歳／東京／大学生）
８．奧田香綸（20歳／岐阜／大学生）
９．土屋佳蓮（21歳／東京／大学生）
10.横田陽菜乃（22歳／愛知／養護教諭）
11.成田愛純(19歳／神奈川／モデル・女優）