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2021/11/15 19:06
国民的ミュージカル『アニー』オーディション合格者発表、2022年版アニー役は小学4年生の山崎杏さん&山本花帆さんに決定
2022年4月・5月に新国立劇場・中劇場にて上演される、丸美屋食品ミュージカル「アニー」のアニー、孤児役オーディションの合格発表&取材会が14日、都内で行われ、主役のアニーには、共に東京都出身の小学4年生の山崎杏(やまざき・あん)さんと山本花帆(やまもと・かほ)さんが抜擢された。
本作は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、1977 年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において、作品賞を はじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている。
日本公演は、1986年、日本テレビが主催で上演をスタートして以来、今までに全国で約183万人もの人たちに深い感動を与え続けている国民的ミュージカルとなっている。2017年に『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』『ヘアスプレー』など、ミュージカルやストレートプレイとジャンルを超えて幅広く活躍する演出家・山田和也を迎え、テンポが良く現代的な演出で好評を博している。
アニー、モリー、ケイト、テシー、ペパー、ジュライ、ダフィ役は、各2名のダブルキャストとなっており14名のキャストが出演。1986年の初演〜2021年まで過去36年間で、68名の“アニー”が誕生している。(※1986〜2021年まで2年連続出演したアニー役が4名)。
今回のオーディションの応募資格は年長〜中学3年生までの女性で、動画・書類審査で77名(アニー・孤児役のみ)が選出され、動画撮影審査で46名、実技審査(ダンス及び表現、歌、演技審査)を経て、アニー役2名を含むオーディション合格者が決定した。
2022年公演の主役・アニーに選ばれたのは、東京都出身の小学4年生の山崎杏さん(9歳)と、同じく東京都出身の小学4年生の山本花帆さん(10歳)。
チームバケツ・アニー役に決定した山崎さんは、「今もまだ信じられない気持ちで、とてもびっくりしています。写真撮影をして少し実感が出てきました。元気で明るい、アニー生誕100周年のアニーとして今までにないアニーという作品にしたいです」と意気込みを語り、「将来はモデルもやってみたいし、テレビドラマにも出演できる女優さんになりたいです」とコメント。さらに、オーディション合格の決め手を聞かれると、「昨日の実技審査のお昼休憩に音楽スタジオで歌の練習をした時、とてもうまく歌えたことだと思います」と語った。
チームモップ・アニー役に決定した山本さんは、「すごいびっくりしています。とても緊張していたけどうまくオーディションできたと思うので、とても嬉しくて、山田さんから発表されたときは感動して泣きました。お客さんが明日からまた頑張ろうと思えるアニーになりたいです」と合格への喜びを語り、「将来はミュージカルやテレビドラマに出られるような女優さんになりたいです」と将来の夢を告白。また、オーディション合格の決め手を聞かれると「歌と演技には自信があったけど、ダンスが少し苦手だったので、ダンスを頑張って練習したことだと思います」とオーディションを振り返った。
演出を手がける山田和也氏は、「毎年たくさんの魅力的なお子さんとの出会いがあり、選出が難しいです。それぞれに輝きやチャーミングさ、アニーをやりたい!という強い想いを持っていますが、その中でも特に素敵な輝きを放っていた2人を選びました」と選出理由を明かし、「ダンス・歌・演技のオーディションを行いますが、言葉にはできない個性や魅力がある2人だと思います」とアニー役の2人を称賛。
さらに、「今年は感染対策の為、2次審査までが映像審査でしたので、例年短い時間の中で、多くのお子さんそれぞれの特性などを見抜かなければいけませんが、一人一人落ち着いて審査ができたと思います。いつも合格発表時は落ち着かない気持ちの中むかえることが多いですが、今年は自信の持てるオーディションだったので、清々しい気持ちでいます」とオーディションでの手応えを語った。
丸美屋食品ミュージカル『アニー』の2022年公演は、2022年4月23日(日)〜5月9日(月)まで新国立劇場・中劇場にて上演予定。