喧騒に満ちた厨房を舞台に人間を描き出す「The Kitchen」上演 | ニュース | Deview-デビュー

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2021/11/13 11:52

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喧騒に満ちた厨房を舞台に人間を描き出す「The Kitchen」上演

舞台「The Kitchen」(下北沢・駅前劇場/15日昼公演まで)。
舞台「The Kitchen」(下北沢・駅前劇場/15日昼公演まで)。

 演出家・戸田武臣主宰の企画・プロデュースユニット「TABACCHI(タバッキー)」が、イギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーの傑作戯曲「調理場」に中西良介の新訳で挑む舞台「The Kitchen」が、現在下北沢・駅前劇場にて上演されている(15日昼公演まで)。

 タバッキーは、2008年から東京の小劇場やオルタナティブスペースで活動を行う、演出家・戸田武臣主宰の企画・プロデュースユニット。今回挑む戯曲「調理場」は、1959年初演以来世界各国で上演されており、蜷川幸雄演出「KITCHEN キッチン」(Bunkamuraシアターコクーン)や、地人会「ミュージカル ザ・キッチン」(木村光一演出)など日本国内でも知られる名作だ。

 全国から集まったコックや給仕たちが働くレストランの厨房。コックは息つく間もなく手を動かし料理を作り続け、給仕は足を止めることもなく厨房とホールを往来する。むせる熱気と喧騒、目まぐるしく動き続ける店内でも、そこで働く人々は、愛や夢、そして未来への希望を語る…。

 セットはリアルな調理器具を備えた厨房のみの約90分の舞台。俳優たちが奏でる調理音をバックに、そこかしこで目まぐるしく台詞の応酬が発生するスピーディーな群像劇だが、個性的な俳優陣がひしめくなか、鮮やかにクローズアップとロングショットが切り替えられる演出が小気味よい。

 コロナ禍が世界を包む今、そのなかで浮き彫りになった、働くということ、人間性と社会、格差、夢と現実などのテーマを、観る人によって各キャラクターの言動の中に照らしてしまうかもしれない。舞台「The Kitchen」は下北沢・駅前劇場にて、11月15日(月)13:00の回まで。

■「The Kitchen」
【作】アーノルド・ウェスカー
【翻訳】中西良介
【演出】戸田武臣
【出演】
中田顕史郎 朝廣亮二
贈人 中西良介 鍜治本大樹
浅見臣樹 三浦知之 堀口 薫
セキュリティ木村 新野アコヤ 岩田裕耳
道井良樹 せいのゆみ 高倉直人
川島佳帆里 小舘絵梨 立田聡実
橘 花梨 松原瑚春 山崎未来

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  • 舞台「The Kitchen」(下北沢・駅前劇場/15日昼公演まで)。

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