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2021/10/20 18:14
東啓介、綱啓永ら注目俳優の所属芸能プロが、未来のドラマ俳優に求める要素とは?
緊急事態宣言が解除され、新型コロナの感染者も急激な減少を見せる中、オリンピックでイレギュラーな編成を行っていたテレビも落ち着きを見せ、10月に入り秋の新ドラマが続々とスタート。個性あふれる企画での人気俳優の新鮮な顔合わせに加え、フレッシュなキャストの抜擢など、大きな賑わいを見せている。そんなドラマ界で輝く俳優たちが所属する芸能プロダクションは、次世代のドラマを牽引する新たな俳優の発掘に動いている。オーディション情報サイト「デビュー」は、新人募集中の芸能プロダクションが求める人材、俳優育成の方針や実例、そしてドラマで求められる俳優に必要な事等について取材。『つまり好きって言いたいんだけど、』出演の東啓介、『顔だけ先生』出演の綱啓永が所属するワタナベエンターテインメントに話を聞いた。
ワタナベエンターテインメントには、ドラマParavi『つまり好きって言いたいんだけど、』(毎週水曜 深夜0:30〜 テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知)出演の東啓介、土ドラ『顔だけ先生』(毎週土曜 よる11:40〜東海テレビ・フジテレビ系)出演の綱啓永ら、注目のドラマ出演者が所属。
同社が求める人材は「自分の夢に対しての努力を怠らない人」で、俳優として育成する候補を選考するポイントとして「普段から俳優である意識を持てるかどうか。やる気」を重視するという。
新人俳優がドラマに出演するまでには「本人とマネージャーの対話を重視し、適性を判断。基本的にはレッスンを重ねて、オーディションに参加し、役を勝ち取る」のが定石であるが、「近年では恋愛リアリティーショーを経て、ドラマ出演のパターンや、モデルからドラマ出演と、あらゆるパターンがある」という。実際、「『顔だけ先生』(東海テレビ)出演の綱啓永は、ABEMA「オオカミシリーズ」に出演し、若者人気と認知が増えたことで起用に繋がった」と語る。
そんな近年のドラマの現場で求められている役者像として、「コミュニケーション力が必要。フレンドリーにというだけではなく、役のイメージを掴むための会話やスタッフとの関係構築にはコミュニケーションは欠かせない。また咄嗟の対応力は大切」と感じているようだ。
そうした状況を踏まえて、これからドラマへの出演を目指す俳優志望者に対しては、「作品に対する謙虚な気持ちを持って欲しい。作品は俳優だけが作り上げるものではなく、スタッフの皆さんと作り上げていくもの。自分がどう演じるかだけではない他人への興味と配慮を持ち、自分が貢献できることを突き詰めて欲しい」とアドバイスを送っている。
ワタナベエンターテインメントは「秋ドラマ特別オーディション2021」として新人を募集中。応募資格は4〜22歳の男女。応募の締め切りは11月8日。