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2021/10/19 12:01
芸能プロが語る、ドラマに起用される俳優に必要な要素「脚本への深い理解、現場での対応力はもちろん、『この人と仕事をしたい!』と思ってもらえるような人間力」
今テレビ各局では秋クールの新ドラマが続々スタート。大型改編期の10月に放送される秋ドラマは各局力作を揃え、人気俳優の新鮮な顔合わせに加え、フレッシュなキャストの抜擢も注目される。そんなドラマで輝く俳優たちが所属する芸能プロダクションは、次なるドラマスターの発掘に余念がない。オーディション情報サイト「デビュー」は、新人を募集中の芸能プロダクションが求める人材、育成の方針や実例、そしてドラマで求められる俳優に必要な事等について取材。池田エライザ、溝端淳平、岡本玲、佐野岳、岡本夏美らの俳優を擁し、秋ドラマにおいても、『GOSSIP BOX』出演の吉村界人、土ドラ『顔だけ先生』出演の前川 佑を送り出している、エヴァーグリーン・エンタテイメントに話を聞いた。
エヴァーグリーン・エンタテイメントは、池田エライザ、溝端淳平、岡本玲、佐野岳、岡本夏美、小久保寿人、栗原類らの女優・俳優を擁するほか、連続配信ドラマ『GOSSIP BOX』(ORICON NEWS YouTube チャンネルにて配信スタート)出演の吉村界人、土ドラ『顔だけ先生』(毎週土曜 よる11:40〜 東海テレビ・フジテレビ系)にて大久保翼役を演じる新人・前川 佑らを秋クールのドラマに出演させている。
同社が求める人材については「自ら考え、自らマネジメント出来る自立した人。日々変化している時代を理解して感じ、考え、行動のできる、チャーミングな人と一緒にお仕事がしたいです」と語っており、特に俳優を目指す人材については「俳優としてのビジョンが明確であるか、またそのビジョンに向かって今行動していることを重視」して審査するという。
育成中のタレントがドラマに出演するには、やはりオーディションを経ることが基本。特に近年ドラマでの現場で求められるのは「脚本への深い理解、現場での対応力はもちろんのこと、『この人と仕事をしたい!』と思ってもらえるような人間力も重要だと考えています」と語り、特に育成に関してもその部分に力を入れる。
2020年のJUNON SUPERBOY CONTESTでグランプリを受賞し同社に所属となった新人・前川佑が『顔だけ先生』にレギュラー出演中。彼の場合は「『ニューフェイスを積極的に起用したい』というプロデューサーの目に留まった」ことが起用のきっかけだという。今クールは学園ドラマも多く、プロデューサーも新人の抜擢に力を入れていることが分かる。
最後に、連続ドラマへの出演を夢見る俳優志望者に向けて、「ドラマへの出演を目指すのであれば、ドラマを見て演技を学ぶだけではなく、どのようなドラマが話題を呼ぶのか、どのような俳優が求められるのかについての分析と、どういった作品・役ならば自分が演じられるのかの自己分析を心がけてみてほしいです」とアドバイスをくれた。
現在エヴァーグリーン・エンタテイメントは「秋ドラマ特別オーディション2021」として新人を募集中。応募資格は、モデル部門が10〜20歳、俳優・女優部門が12〜30歳で、いずれも性別不問。応募の締め切りは11月8日。