ドラマ『おいしい給食 season2』(10月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12などで今月から順次スタート)の制作発表会見が7日、都内で行われ、主演の市原隼人をはじめ、出演者の土村芳、佐藤大志、勇翔、山崎玲奈、監督の綾部真弥が出席した。

　同ドラマは、1980年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男（市原）と、給食マニアの生徒・神野ゴウ（佐藤大志）のどちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く、笑って泣ける学園グルメコメディ。2019年10月期に放送されたseason1、20年3月に公開された『劇場版 おいしい給食 Final Battle』の2年後を描く。

　前作でも甘利田が給食を食するとき、そして神野の食べ方に驚愕するときのハイテンションな市原の演技が注目されたが、『season2』ではさらにパワーアップ。市原は「正直、見られることが恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべながら、「俳優は笑われる職業だと思っているんです。給食に翻弄されながら、笑われながら一生懸命に生きている甘利田の滑稽な姿を観てほしい」と、オリジナル企画で、ゼロから生み出したキャラクターへの愛を語った。

　2020年のホリプロ・タレントスカウトキャラバンにおいて13歳でグランプリを受賞、芸能界デビューを果たした山崎玲奈（やまさき・れな／※「崎」は「たつさき」が正式表記）は、本作でドラマデビュー。オーディションに挑戦し、甘利田が担任を務めるクラスの学級委員長・皆川佐和子役を獲得した。「ドラマのオーディションに慣れていなくて、すごく緊張してしまっていたので、合格と聞いて嬉しいというより驚きました。マネージャーさんに聞き返したぐらい」と喜びを語る。

　市原について「撮影に入った瞬間のギャップが凄いんです。すごくキャラの濃い役なので、さっきまでと全然違う！って思って」と刺激を受けている山崎。しかし、あまりのキャラの濃さに「給食の前に校歌を歌うシーンがあるんですが、甘利田先生の動きがどうしても目に入って来て（笑）、監督から“笑いこらえて！”って言われて」と苦労が絶えなかったようだ。

　演じるキャラクター・佐和子について「先生にも物怖じせずにものを言う学級委員なんですが、中学生らしく女の子っぽい部分など、いろいろな面を持っているので、そんなところに注目してほしい」と初々しい表情で語った。