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2021/08/25 13:06
稲葉友が同世代俳優の大鶴佐助・泉澤祐希と未体験な企画に挑戦、舞台『ともだちが来た』10月上演
俳優の稲葉友が企画・出演する舞台『ともだちが来た』が10月に浅草九劇にて上演されることが決定。大鶴佐助と泉澤祐希とともに、さまざまな組み合わせでの二人芝居に挑む。
今回、企画も努める稲葉は2019年に浅草九劇で行われた舞台「エダニク」に出演した際、また浅草九劇で芝居をしたいと企画を考えていたところ、「ともだちが来た」という戯曲に出会い、同世代の俳優とこの芝居をしたいと思いから「戯曲を読んだ時、自然と顔が思い浮かんだ大鶴佐助くんと泉澤祐希くんに声を掛けさせて頂きました」と頭に浮かんだ2名に声をかけたようで、「頼もしく心強い二人と挑みながら作っていきます」と2人との共演を楽しみにしている様子。
さらに「エダニク」では稲葉友・大鶴佐助と共に浅草九劇の舞台に立ち、過去には「ともだちが来た」に出演し、演出も手掛け、作品と深く関わりのある俳優・中山祐一朗が監修を務める。
本公演では俳優自身が演出を行い、配役は当日舞台上にてコイントスで決定。さらにラスト2公演は出演者と配役の両方を当日コイントスで決定するという。直前まで「私」か「友」、どちらの役に立つかわからない状況での挑戦に対し稲葉は「全て未体験な事ですがそんな企画に挑むことの背中を押してくれたのは 『ともだちが来た』という作品そのものでした」と作品自体への期待を明かす。
<キャストコメント>
■稲葉友:
演出家がいない、俳優部三人による二人芝居、一人二役、さらにラスト2公演は誰が板の上に立つか分からない。全て未体験な事ですがそんな企画に挑むことの背中を押してくれたのは「ともだちが来た」という作品そのものでした。その時を逃してしまえば、どんなに願っても巡り合えないものがあると思うのです。そして戯曲を読んだ時、自然と顔が思い浮かんだ大鶴佐助くんと泉澤祐希くんに声を掛けさせて頂きました。頼もしく心強い二人と挑みながら作っていきます。是非とも、劇場まで足をお運びください。
■大鶴佐助:
稲葉友君が面白い催しを企んでるという噂が僕の耳に入った。
確認してみると、それは僕が想像していたモノよりはるかに挑戦的な企画ですぐに飛びつきました。
スタッフ含めカンパニーメンバーは僕としては久々の家族に再会するようで頼もしいです。泉澤祐希君と稲葉友君、同い年の役者と稽古場でどう芝居が立ち上がって行くのか、どういう身体がそこに存在するのか、格闘する日々が続く予感がしますが楽しみです。
■泉澤祐希:
「ともだちが来た」に出演させて頂きます、泉澤祐希です。今回のお話をいただいた時は正直かなり迷いましたし、不安でした。舞台経験もそんなにない中、二役を演じなければいけないからです。ですが、稲葉さん、大鶴さんと楽しみながら演じていければと思います。
【公演概要】
舞台『ともだちが来た』
2021年10月27日(水)〜11月7日(日)浅草九劇
■あらすじ
暑い夏の日、「私」の前に、突然たずねてきた「友」
「俺は、覚えていてほしいんだよ。おまえに。」
蒸し焼きにされそうなある夏の日。
畳の上で部屋着姿のまま床にはいつくばる「私」の前に、高校時代の同級生「友」が現れる。
話を聞くと、自転車に乗ってずいぶん遠くから走ってきたという。
久しぶりの再会に喜ぶ二人は、じゃれあうように会話を楽しむ。
しかし、ふとしたはずみで出る「友」の言葉は、二人の間には埋めることのできない大きな溝が横たわっていることを気付かせる。
「友」は言う、「俺のこと忘れないでいて欲しいんだよ」二人の長い長い、別れ話が始まる―。