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2021/08/23 12:01
国内最大級のピアノコンクールで史上最年少15歳・野村友里愛さんがグランプリに
ピティナ(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)が開催する国内最大規模のピアノコンクール「ピティナ・ピアノコンペティション」の最難関部門「特級(とっきゅう)」ファイナルが19日、サントリーホールで開催され、愛知県出身の15歳の野村友里愛(のむら・ゆりあ)さんがグランプリに輝いた。15歳のグランプリ受賞は史上最年少タイの快挙。
例年のべ4万5千人が参加する、夏の「ピアノの祭典」ピティナ・ピアノコンペティション。最難関のソロ部門「特級」の最終審査となるコンサート「特級ファイナル」が8月19日(木)に音楽の殿堂サントリーホール(東京)で開催され、4名の若手ピアニストが新日本フィルハーモニー交響楽団・指揮者の大井剛史氏とピアノ協奏曲で共演した。
今年グランプリに輝いたのは、特級85人の全コンテスタントの中で最年少となる、15歳の野村友里愛さん(角川ドワンゴ学園N高等学校1年/愛知県名古屋市出身)。まだ幼さの残る面立ちからは想像できないほど、パワフルで迫力のあるチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番を全力で演奏し、観客を魅了した。史上最年少タイでのグランプリ受賞にとどまらず、ライブ配信視聴者の投票で順位が決まる新設の「オンライン聴衆賞」でも1位を獲得。ホールのみならず、画面越しの観客をも魅了する、期待の新星が誕生した。
■グランプリ・オンライン聴衆賞:野村友里愛(のむら・ゆりあ)
5歳よりピアノを始める。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会において、2015年B級金賞、2016年C級ベスト賞、2018年Jr.G級ベスト賞、2019年F級金賞及び聖徳大学川並弘昭賞を受賞。これまでに服部浩美氏、本村久子氏に師事。現在は関本昌平氏に師事。今回は、史上最年少タイの15歳でのグランプリ受賞。今年創設された、ライブ配信視聴者の投票で順位が決まる「オンライン聴衆賞」の1位と共に、ダブル受賞となった。