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2021/06/14 12:05
【ミスユニバーシティ2021ファイナリスト】茨城代表・長谷川理奈さん(東京外国語大学)「周りと違う容姿や身長も愛せるようになりました」
全国の大学生、専門学校生の中から日本一を決める日本唯一の全国版ミスキャンパス「ミスユニバーシティ」。北海道から沖縄までの各県での地方予選(ベストオブミス県大会)が行われ、ミスユニバーシティグランプリとなった1名が、県の代表として秋に開催される「ミスユニバーシティ2021日本大会」に出場する。今回、ファイナリストの一人、ミスユニバーシティ茨城代表・長谷川理奈さんに話を聞いた。
「ミスユニバーシティ」は『今できること』をキャッチフレーズに、将来社会でリーダーシップを発揮する、次世代のオピニオンリーダー「Next leader」の発掘、そして女性の潜在的能力、魅力を引き出し、女性活動のフィールドを広げることを目的に開催。今年は県大会を勝ち抜いた21名の女子大学生が日本大会に出場。その中から「Next leader」1名が決まる。
■【ミスユニバーシティ2021ファイナリスト】茨城代表・長谷川理奈さん
大学名:東京外国語大学
学部学科:国際社会学部国際社会学科2年
誕生日:12月30日
出身地:茨城
身長:176cm
血液型:不明
趣味:読書、美術館巡り、お菓子作り
特技:水泳、クラリネット、速読
――参加のきっかけについて教えて下さい。
「私はモロッコと日本のミックスで、周りと少し違う容姿から中学までいじめを経験しました。自分に自信が持てず、ひどい猫背で、学校に行くのも億劫でした。高校生になったら、新しい環境で何か自分の強みを持ちたいと思っていました。そこで私は英語を中心に猛勉強をしました。何も取り柄がないと思っていた自分に英語という武器が生まれ、大きな自信に繋がり、結果的に自分の身長も容姿も愛するきっかけになりました。コンプレックスを好きになれるかどうか、自分次第ということを身をもって学び、現在は自信を持って毎日過ごしています。私と同じように悩んでいる人たちに、夢を諦めず挑戦する事の素晴らしさを広めたいです。自分のことを見ている誰かに何か大きなインパクトを与えられるような存在になりたいと思い応募しました」
――ミスユニバーシティ県代表に選ばれたときはどんな気持ちでしたか?
「一番は、ここまでサポートしてくれた家族への感謝です。ウォーキングレッスン中に不注意で腕を骨折してしまい、周りのファイナリスト達との差がどんどん広がってしまうのではないかと、焦りや不安で心がいっぱいな時期がありました。ですが両親が、『せっかくチャンスをいただいたのだから、最後まで諦めずに自分を表現したら?』と言ってくれました。県代表には自分一人の力では選んでいただけなかったと思います。家族含め、最後まで指導、アドバイスしてくださった講師の方、スポンサー様、事務局に恩返しをしたいと強く思いました」
――あなたを一言で表すと、どんな人でしょうか?
「自分軸で生きる主義!自分に妥協したくないので、出来るだけ自分をベストの状態にキープしたい想いが強いです。こだわりも強いですが、周りの意見も冷静に聞くことで、よりよいアイディアが浮かぶこともあります。自分ができることを踏まえた上で、最大限のパフォーマンスができるように考えて行動するようにしています」
――小さい頃のあなたはどんな子でしたか?
「自分の容姿が好きでなかったことに加え、学校での振る舞い方も分からず、家にいる事が多かったです。友達も少なかったので、家で読書をしたりテレビを見たりしていました。家族に自分の意見をちゃんと伝えられるようになったのは高校に入ってからで、その頃から友達と出かけるようになるなど、外交的になりました」
――あなたの“美の秘訣”をついて教えて下さい。
「常に人から見られている意識を持つことです。この意識は、姿勢や自分の表情を気にすることに繋がります。人から受けた恩を返す時に、相手に対して丁寧になるように、人の立ち振る舞いには、自分の想いや美が現れると思います」
――あなたのチャームポイントを教えて下さい。
「明るい笑顔です!人生を楽しむために、人の目を気にするより自分の好きなことに専念するようにしています。主体的に人生を楽しむ意識を持つと自然と笑顔は増えます。他人に依存したり、考えを変えようとするのではなく、自分の価値観を大切にする事は、より自分を好きになるきっかけにもなります。周りからは、楽しそうだね!とか幸せそう!とよく言われます」
――今までで一番頑張ったことを教えて下さい。
「高校時代に出場した弁論大会(第55回国際教育弁論大会)です。人前に立って話す事が大の苦手でしたが、自分の留学での経験をどうしても話したいと思い、何度も練習を積み重ねました。本番ではスラスラと話す事ができ、茨城県議会議長賞をいただくことができました。ベストオブミスの茨城大会のスピーチでも息が上がってしまわないよう、何度も練習しました。大勢の人の前で自分の意見を伝えることに未だに抵抗はありますが、練習を積み重ねることが鍵だと学びました」
――憧れている人を教えて下さい。
「植松努さん。彼の『思うは招く』というスピーチに魂が揺さぶられました。『どーせ夢なんてあったって食えない』『どーせいじめも戦争もなくならない』とあきらめてしまっている人は今も沢山いますが、『なくならないから、なくす努力をやめる』では、それこそ、なにも変わらない。やったことない人が放つ『どうせ無理』をなくせば、いじめ、暴力、戦争がなくなるのではないか?と思います。このスピーチで、挑戦をしないことこそが、私たちの可能性と自信を奪っているのだと感じました。人の可能性が奪われない社会を追及している彼の姿はまさに自分が目指す目標です」
――東京外国語大学を選んだ理由を教えて下さい
「外語祭で、自分たちが学ぶ言語の国の料理の販売、またその言語を使って劇を行う等があり、独特で興味を持ちました。他の大学にはないようなマイナー言語を学ぶことができるだけでなく、その国際関係の政治や経済など幅広い分野も学ぶことができます。綺麗な校舎にも惹かれ、この環境で学びたいと思い東京外国語大学を志望しました」
――在学生だからわかる東京外国語大学の魅力について教えて下さい。
「留学生や様々なバックグラウンドを持った人が集まり、生徒の考え方が多様で、すごく刺激になります。他大学に比べ少人数であるため、学生へサポートも手厚く、学長先生はコロナ禍でも生徒に寄り添った対応をしてくれました。自然に溢れたキャンパスも、落ち着きがあり、のびのび過ごせる空間がお気に入りです」
――将来の夢、今後について教えて下さい。
「まだ具体的には決まっていませんが、国際協力機関で、世界のために役に立てる人になりたいです。ミスユニバーシティは日本大会までですが、日本だけでなく世界の同じ世代にも自分の想いを届けたいです。そのため、今後は英語でもSNSを通して発信していく予定です」
――ミスユニバーシティ日本大会へ向けての意気込みをお聞かせください。
・最大限自分と向き合い、成長した自分自身を日本大会で精一杯表現したいです。また次世代のオピニオンリーダーになるにあたり、人を動かせるような発言ができるよう、まずは自分が実際に行動で示します。
■2021ミスユニバーシティファイナリスト
北海道代表/川俣和花(Waka Kawamata)/藤女子大学
宮城代表/及川夏凜(Karin Oikawa)/上智大学
茨城代表/長谷川理奈(Rina Hasegawa)/東京外国語大学
栃木代表/中田真由(Mayu Nakada)/中央大学
群馬代表/岸美羽(Miyu Kishi)/明治学院大学
埼玉代表/多賀世玲名(Serena Taga)//順天堂大学
千葉代表/小林姫音(Hinon Kobayashi)法政大学
東京代表/箱崎唯華(Yuika Hakosaki)/専門学校東京ビジュアルアーツ
神奈川代表/保川のどか(Nodoka Yasukawa)/実践女子大学
新潟代表/寺尾凛(Rin Terao)/国際基督教大学
山梨代表/廣瀬琳香(Rinka Hirose)/東京女子大学/
静岡代表/松村優希(Yuki Matsumura)/静岡県立大学
愛知代表/橋本有紀(Yuki Hashimoto)/フェリス女学院大学
滋賀代表/大山瑠姫(Ruki Oyama)/滋賀県立大学
京都代表/大谷智香(Tomoka Otani)/同志社大学
大阪代表/木口穂乃里(Honori Kiguchi)/大阪大学
兵庫代表/吉田三莉(Miri Yoshida)/関西大学
和歌山代表成瀬ありさ(Arisa Naruse)/関西外国語大学
広島代表/松原美由(Miyu Matsubara)/広島大学
福岡代表/水野愛理(Airi Mizuno)/九州大学
沖縄代表/蒲山花礼(Karenn Kabayama)沖縄国際大学