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2021/02/26 18:01

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『青のSP』元気ガール・千佳役で注目、15歳の“ネクストブレイク女優”田畑志真が語る芝居への探求心

『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』に出演中の田畑志真(C)Deview
『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』に出演中の田畑志真(C)Deview

 現在放送中のドラマ『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』(毎週火曜 よる9時〜 カンテレ・フジテレビ)で、3年1組の元気ガール・成田千佳役を演じている田畑志真。小学5年生から、数々のヒット作を手掛けてきた脚本家・野島伸司が総合監修を務めるアクターズスクール『ポーラスター東京アカデミー』で、女優の奈緒らとともに演技を学び、『高嶺の花』(日本テレビ)、『モトカレマニア』(フジテレビ)など様々な作品に出演。この春、高校生となる15歳のネクストブレイク女優・田畑志真に、ドラマの撮影エピソードや女優業への想い、今後の目標などを聞いた。

【田畑志真(フラーム所属)/インタビュー】

■「友達と一緒にいるときのワイワイ感とか、千佳と私は本当に似ている」

――最初に、田畑さんが女優を目指したきっかけを教えてください。

【田畑志真】「4歳のときに、兄の友達のお母さんから誘われて、当時住んでいた熊本のモデル事務所入っていたことがあって、小学校3年生までそこで活動をしていたんです。その後、こっちに引っ越してきて、1年間くらい何もやっていなかったのですが、5年生のときに、お芝居をやってみたいという想いが強くなって。母にそのことを伝えたところ、ポーラスターアカデミーの募集を見つけて、応募してくれたことがきっかけです。もともとドラマやバラエティを観るのが大好きなテレビっ子で、ドラマなどを観ていくうちに、私もテレビの中の人になりたいと思っていました」

――ポーラスターアカデミーに通うことになって、お芝居の勉強を始められたんですね。

【田畑志真】「はい。お芝居は習ったことがなかったので、ポーラスターアカデミーで初めてお芝居に触れました。台本の読み方だったり、役柄などの設定を自分たちで決めたり、お芝居の基礎を学びました」

――そこで学んでいくうちに、女優への想いが強くなっていった感じですか?

【田畑志真】「そうですね。通い始めた頃は、当時まだ小学校5年生で何もわからない状態でしたし、知らない人がいっぱいいるという状況だけでも怖いし、不安な気持ちが大きかったんです。でも、同い年の子たちと一緒にレッスンを受けていたので、どんどん”楽しい“と思えるようになっていって。最初はできなかったことが、徐々にできるようになって達成感が生まれたり、大人クラスのレッスンにも参加するようになって、いろんな年代の人たちと触れ合って、お芝居したり話をしたりしていくうちに、女優への想いが強くなりましたし、入って良かったなという想いが高まっていきました」

――現在放送中の『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』では、クラスの元気な女の子を演じていますが、家族や友人など周りからの反響はいかがですか?

【田畑志真】「友達はみんな『すごいね』と言ってくれていて。でも、家族からは『普段の私とあまり変わらないね』と言われます(笑)。私自身も(演じている)千佳は、自分にわりと近いキャラクターだなと感じていて。共演者の子にも『最初に見たときに、すごく千佳っぽい』と言われたことがあって。それは素直に嬉しかったです」

――どんなところが似ているなって思う?

【田畑志真】「友達と一緒にいるときのワイワイ感とか明るい感じなのは本当に似ているなって思います。ただ、千佳は情熱的な一面もあるのですが、私はそこまではないから、そこがちょっと違う部分なのかなと思います」

――同世代の共演者が多い撮影現場はいかがでしたか? 出演が決まった際、「嬉しかったけど不安も大きかった」とコメントされていましたが。

【田畑志真】「現場は毎日すごく楽しかったです! 出演が決まったときは、もちろん嬉しかったのですが、同世代の共演者が多かったので、“足を引っ張らないかな?”、“仲良くできるかな?”、“どういう雰囲気の現場なんだろう”というような、いろいろな不安があって、“大丈夫かな?”という気持ちが大きかったんです。でも、いざ撮影が始まったら、生徒役のみんなとは、普通の友達としてもしゃべれる感じで仲良くなれましたし、みなさんお芝居が本当に上手くて、いろんなことを学べましたし、すごく楽しかったです」

■「まったく違う2つの中学校通っているみたいな、すごく不思議な感覚」

――同じ夢を追いかけている同世代との現場。撮影とは言え、もう1つの学校みたいな感覚だったのかなと。

【田畑志真】「そうなんです! 生徒役の子とも話をしていたのですが、『本当の学校とはぜんぜん違うけど、もう1個の学校みたいだよね』って。まったく違う2つの中学校通っているみたいな、すごく不思議な感覚でした。撮影は、リアルな学校とは違って勉強がないし、自分たちが好きな演技の仕事をしているので、みんな撮影のほうが楽しいって言っていました(笑)」

――学園ものは、クラスの雰囲気作りとかも大切だったりすると思いますが、お芝居について話し合ったりとかも?

【田畑志真】「千佳は仲良しグループ3人の1人だったので、『ここはこうしよう』『もうちょっとここはこうしたほうがいいかな?』というようなことを3人で話し合ってお芝居していました。自分たちがメインで写るシーンでもそうじゃないシーンでも、いろいろと相談し合ってやっていて。千佳は、クラスの中でもワイワイ騒ぐ系の明るいキャラクターで、普段、学校にいる時の私もそういう感じなので、友達といるときのいつもの空気感をそのまま出していたので、わりと素に近い感じだったのかなって思います」

――実際の学校でも、元気いっぱいな感じなんですか?

【田畑志真】「クラスのみんなとはワイワイしているタイプだと思います。周りの友達からは『明るい』とは言われますね。あと、『最初の印象と違う』とよく言われます。入学式のときは真面目そうな感じに見えたらしいのですが、一緒に過ごしていくうちに、どんどん印象が変わっていったみたいで、『元気でうるさい子だった』と言われて、いつも『ごめんなさい』って謝っています(笑)」

――そうなんですね(笑)。今回の現場で、特に印象に残っていることは、どんなことですか?

【田畑志真】「藤原竜也さんとのシーンはすごく印象に残っています。現場で台本を見ている姿をまったく見なかったですし、藤原さんはどんなときも完璧なのですごいなと思いました。警察の制服姿もカッコ良かったですし、身長も高いので、実際にあの姿で教室に入ってこられたら、確かに迫力があって怖いなと。それと、各回の終盤で、校内で起こる事件や問題に対して、藤原さん演じる嶋田が訴えかけるシーンがあるのですが、そのときの嶋田のセリフの説得力がすごくて。リアルに心に響いてきて、撮影中に何回か本当に泣きそうになってしまったくらい。そういうお芝居ができるって本当にすごい方だなって思いました」

――NHK BSプレミアムで放送中の『カンパニー〜逆転のスワン〜』でも、同じように明るい女の子を演じていますが、こちらはまたぜんぜん違うテイストの作品ですよね。

【田畑志真】「共演者に同世代の子たちがいないという点もそうですが、まったく違う雰囲気の現場でした。最初はすごく緊張していたのですが、お父さん役の井ノ原(快彦)さんもお母さん役の小西(真奈美)さんもすごく優しく接してくださって。しゃべりかけてくださったり、いろいろなお話をしてくださって、『カンパニー〜』もすごく楽しい現場でした。それと、キャストの方々が九州出身の方が多くて、地元の話で盛り上がったりしたことも楽しかったです。こっちの現場でも撮影の終盤頃は、ほぼ素に近い感じでした(笑)。『青のSP(スクールポリス)〜』は同世代の仲間がいっぱいいて、いろいろと相談しながらやれる安心感がありましたが、『カンパニー〜』は井ノ原さんや小西さんがいろいろと教えてくださったりサポートしてくださったりして、それぞれ違った安心感がありました。作品のテイストはぜんぜん違う作品ですが、どちらも本当にいい経験になったなと思います。現場ごとに毎回、学ぶことがたくさんあるお仕事だなと改めて感じました」

――これまでもたくさんの作品に出演されていますが、特に印象に残っているものってありますか?

【田畑志真】「初めて恋愛ものに挑戦した『モトカレマニア』ですかね。演じたさくら(山口紗弥加演じる丸の内さくらの学生時代)は、学校の中でワイワイしているタイプの女の子ではなく、どちらかといえば、一人で静かに本を読んでいるような女の子で。そういうキャラクター性については理解できるけど、恋愛というものに関してはあまりイメージができなかったので、友達にいろいろと聞いたりしたんです。友達の恋愛話を聞いているのも楽しかったし、それを参考にしながら初の恋愛もののお芝居をしたのですが、自分の中ですごくしっくりきて、撮影が楽しかった思い出があります」

■「高校生になったら語学を頑張りたい!」

――田畑さんは、初めてのことに挑戦する際、躊躇なく飛び込んでいけるタイプですか?

【田畑志真】「“後戻りできない!”という状況だったら、”もう行くしかない!“って、思い切って行けるんですが、そこにたどり着くまでが時間かかってしまうタイプです。自分の意思で何かを決めてやるってなるとちょっと勇気が必要で……。誰かに指示されたり、やらなきゃいけない状況になればスイッチが入るんですが、自分で何かを始めるときは、”これをやりたいな…でもな…”といろいろと悩んでなかなか始められないということはあります」

――これまでもたくさんのオーディションを受けられてきたかと思いますが、いつもオーディションで心がけていることって、どんなことですか。

【田畑志真】「あまり考えすぎずに臨むことです。緊張しすぎてしまうと自分が出せなかったり、セリフが飛んでしまったり、やりたいこともできなくなってしまうと思うんです。以前の私がそうで、緊張でぜんぜん思うようにできなかったことがあって。なので、セリフだけはしっかりと覚えて、演じる役のことを考えつつも、オーディション会場に着いたら何も考えずにオーディションに臨むようにしています。フラットな状態にしておけば、どんなことを聞かれても返せたり、いろんな芝居のリクエストにも応えられる気がしているので、それをいつも心がけています」

――オーディションに落ちてしまったり、何か壁にぶつかってしまったときのリフレッシュ法って?

【田畑志真】「もともと考えすぎないタイプなので、切り替えられるほうだとは思います。でも、たまに凹んだりしたときには、好きなドラマや映画を観たり、明るい音楽を聴いたり、1日自分の好きなことをやっていれば、モチベーションが上がって、”よし、やろう!!“というスイッチが入りますね。あとは体を動かしたりして発散しています」

――この春から高校生になりますが、何かやりたいことってありますか?

【田畑志真】「制服でディズニーに行きたいという想いはすごくあります。あと、中学校では携帯NGだったので、制服姿でみんなで一緒に写真を撮る機会がぜんぜんなかったのですが、高校ではみんなと一緒にエンジョイしている写真をいっぱい撮れたらいいなって思っています。それと、高校生になったら英語とか語学を頑張りたいなと思っていて。今、韓国ドラマやK-POPにもハマっているので、韓国語の勉強も始めたんです。好きなことってどんどん入ってくるだろうし、ハマっている今がチャンスだなと思って。韓国ドラマを観ていくうちに知っている単語が増えてきて、字幕なしでドラマを観たり、楽しみながらやっています」

――夢を叶えるために大切だと思うことはどんなことですか?

【田畑志真】「諦めないことだと思います。私は、何か1つやるって決めたら、絶対に諦めないでやり遂げると決めていて。自分からは諦めたくないし、でもそれを成し遂げるには自分ができないことはいっぱいあるので、努力し続けることも大事だと思います。それと、自分らしくいることも大切だと思います。私も最初の頃は人の目を気にしてしまって、”良い子でいよう“と猫をかぶったりすることがありましたが、そうやって自分を偽っていたら本当に自分がやりたいことってできないなって気づいたんです。なので、私は”自分らしく明るくいこう!”というのを心がけています」

――今後はどんな作品に出演したい?

【田畑志真】「学園ものをまたやりたいという想いもありますし、自分の素に近い明るいタイプの女の子の役もやっていて楽しかったので、またそういう役をやりたいなと思います。あとは、怒ったり泣いたりするような、感情的になるお芝居がまだまだやりきれない部分があるので、今はそれが自分の中での課題でもあるので、そういうお芝居もやれるようになりたいなという想いがすごくあります」

――お芝居以外になにかやってみたいことは?

【田畑志真】「小さい頃、兄と一緒に野球をやっていたので、いつか始球式をやってみたいです!」

【プロフィール】
田畑志真(たばた・しま)●2005年12月24日生まれ、熊本県出身。フラーム所属。2016年『Chef〜三ツ星の給食〜』(フジテレビ)で連続ドラマデビュー。主な出演作は、ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ)、『リーガルハート〜いのちの再生弁護士〜』(テレビ東京)、『モトカレマニア』(フジテレビ)など。

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  • フラーム所属の若手女優・田畑志真(C)Deview

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