芥川賞作家・津村記久子のデビュー作で第21回太宰治賞受賞作品である『君は永遠にそいつらより若い』が実写映画化され、2021年秋にテアトル新宿ほか全国順次公開。今回、同作のビジュアルと合わせて、主演の佐久間由衣と共演の奈緒が本作について語った特別映像が解禁となった。

　今回解禁された本ビジュアルは、自転車に乗ったホリガイ(佐久間由衣)と寄り添って立つイノギ(奈緒)が収められた、1枚の写真のみで構成された力強いビジュアル。先に公開された特報に登場するシーンの2人を捉えたもので、イノギの『その言葉でじゅうぶんだと思う』というセリフがコピーとなっている。

　特別映像では、主演の佐久間由衣と共演の奈緒が、完成した映画を観たお互いの感想や、ホリガイの赤髪は佐久間由衣が提案したアイディアだったという話など、本作に関する裏エピソードも満載の内容となっている。映画「君は永遠にそいつらより若い」は2021年秋テアトル新宿ほか全国順次公開予定。

■「君は永遠にそいつらより若い」
児童福祉職への就職が決まり、大学卒業を間近に控え手持ちぶさたな日々を送る堀貝(佐久間由衣)は、身長170cmを超える22歳、処女。変わり者とされているが、さほど自覚はない。バイトと学校と下宿を行き来し友人とぐだぐだした日常を過ごしている中、同じ大学の猪乃木(奈緒)と知り合うが、過去に痛ましい経験を持つ猪乃木とは、独特な関係を紡いでいく。そんな中、友人の友人である穂峰が命を落とし、堀貝を取り巻く日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる…。