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2021/01/21 19:31

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《芸能プロイチオシ女優インタビュー》西野友莉「厳しい時代だからこそ舞台は必要なもの」

アスタリスク所属:西野友莉(C)Deview
アスタリスク所属:西野友莉(C)Deview

 2021年がスタートし、緊急事態宣言で苦境にあるエンタテインメント業界においても、希望を持ち、自分の夢に向けて駆け出している若手女優たちがいる。2015年の「冬の特別オーディション」をきっかけにアスタリスクに所属した西野友莉にインタビュー。デビューのきっかけから、オーディションのエピソード、所属事務所のサポート、転機となった仕事、将来の夢について話を聞いた。今、夢を持って頑張っている若者に、刺激や参考にしてもらいたい。

■西野友莉インタビュー【2015年の冬の特別オーディション・アスタリスク合格】

――西野さんが芸能界に興味を持ったきっかけを教えてください。

「中学の担任の国語の先生が舞台を観に行くのが好きな方で、学芸会の出し物を考えているときに、“面白いのがある”って、劇団☆新感線の『五右衛門ロック』のDVDを見せてくれたんです。当時は古田新太さんについて“よくドラマや映画に出ている役者さん”ぐらいのイメージしかなかったんですが、めちゃめちゃ身のこなしが軽やかで、カッコよくて、話もすごく面白くて! それが舞台、演技、演劇に興味を持った最初の体験です」

――そこから演技を始めたんですか?

「中学生の間は憧れを持っていることが恥ずかしかったので、心に秘めつつ、こそこそ雑誌の『Deview』を買うようになって(笑)。高校の時に演劇部に入りました。高校の演劇部は潰れかけで、私が入るときは先輩が引退したら部員ゼロになっちゃう感じで。そこに一人で入って、周りの友達を誘って8人ぐらいの寄せ集めて、何も分からないまま、見よう見真似で舞台を作ってました」

――そこからプロになろうと思ったのは?

「そのころずっと新感線さんや大人計画さんを観に行っていて、役者さんになりたいというのは親にはずっと言っていたんです。親は普通に大学には行ってほしいと思っていたし、私も勉強が嫌いではなかったので、関東の大学に照準を合わせて、演劇と勉強を続けていました。大学では野外演劇をやると単位がもらえる授業があったので、大学に通いながら、ずっと応募して、結果がでなくて…という感じでした」

――アスタリスクのオーディションはどうでした?

「これまで受けたオーディションって、面接にそんなに時間をかけてくれないんです。そんななかアスタリスクのオーディションでは1時間30分ぐらいしゃべってましたね。これまでの経緯や、大学のこと、このまま役者を目指すことへの不安も全部聴いてくださって。そして面接が終わったら、“一度持ち帰って考えて、気持ちが決まったら電話しておいでよ”って、一旦保留にしてくださったんです。中学生のときから思っていて、そのために東京の大学を目指してコツコツやって来たので、ここでやらなかったら絶対に後悔するし、親に電話で相談したら、“これまでの努力をみているから、何かあってもその時は助けてやるからやってみろ”って背中を押してくれました」

――所属事務所はどんなところですか?

「オーディションの時の写真や服装についても相談したら答えてくれます。自分で写真を撮って送ったら“もう何パターンかあるか?”って言われて、もう一度送ったり。現場にもマネージャーさん来てくれたりして、“不安なことはある?”って聞いてくれます」

――これまでの仕事のなかで、特に印象に残っているものは?

「去年出演したドラマ『FLY! BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました』(吉田ひかる役)は役名がしっかりついていて、衣装合わせから撮影から何から役名で呼ばれるんですよね。それが私の中でほぼ初めての経験だったので、テンションも上がりましたし、緊張しつつもやりがいを感じました」

――そんななかで発見したことや成長したことはありましたか?

「撮影現場って、関わっている人数がすごいじゃないですか。一つ作品を作るうえでとてもたくさんの人が関わっていることを知って、ズシッと来ました。責任や自覚を持ってやらないといけないし、表からは見えないところまで全部の人が関わったうえでの集大成が、自分が観て憧れたものなんだなって思って、感動しました」

――今後やってみたいことは?

「もちろんCMや映画やドラマにたくさん出演したいですし、売れたいというのもあるんですけど、一番最初に憧れたのが舞台なんです。私は表現媒体の中で舞台が一番好きで、面白いと思っていますし、人生を変えられたので、私が関わった舞台で、人生を変えられたぞと言う人が現れたら一番いいなって思います。

――今のコロナ禍の時代は、舞台演劇には厳しい環境でもあります。

「厳しい時代だからこそ、必要なものだよなって改めて思います。私も去年は極端に舞台を観に行く本数が減ってしまって、調子が悪い気がするし、ストレスが溜まっている気がするので(笑)。やはり舞台は生ものだからこその感動がありますね。昔の高校演劇部の友達とは今も連絡を取っているんですけど、まったく違うジャンルの人も巻き込んで舞台を創れたら楽しいだろうなって思います。大学の時は野外演劇をしていましたし、舞台や劇場と言う枠組みを超えたところで何か創れたら面白いなって思います」

――最後に、夢に向かって頑張っている同世代にエールをいただけますか?

「やりたいことがあったら、チャレンジしたほうがいいです。でも何の考えもなくやるのではなく、自分なりの策を練って、自分がどうなりたいか、そのためには自分は何をするのかっていうことを順序だてて考えて。考えた上で目指したら、周りの人も応援してくれるし、夢に近づいていけるんじゃないかなと思います」

■西野友莉
1996年4月1日生まれ、京都府出身。
趣味:観劇・ライブに行くこと スポーツ: 水泳
映画:『イタズラな kiss THE MOVIE』『パパのお弁当は世界一』
ドラマ:『ラストコップ』第5話・6話 鎗田美子役『オンナの勲章』『FLY! BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました』吉田ひかる役『これは経費で落ちません!』『炎の転校生 REBORN』『悪党』
CM:コカ・コーラスタンプボトル篇、au ゼロ学割、カルピスウォーター
広告:東芝掃除機、みずほ銀行 学割キャンペーン
アスタリスク所属

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