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2020/10/09 20:17

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様々な作品で圧倒的存在感を放っている女優・奈緒の芝居への想い「今はできるだけ自分をさらけ出して、作品に向き合いたい」

映画『みをつくし料理帖』で幻の花魁・あさひ太夫役を演じた奈緒(C)Deview
映画『みをつくし料理帖』で幻の花魁・あさひ太夫役を演じた奈緒(C)Deview

 連続テレビ小説『半分、青い。』、ドラマ『あなたの番です』など、様々な作品で圧倒的存在感を放っている女優・奈緒。10月16日公開の映画『みをつくし料理帖』では、主人公の幼なじみであり、幻の花魁・あさひ太夫として生きる女性を情感たっぷりに演じている。憧れだったという太夫という役柄への想いや本作の見どころ、女優という仕事の魅力などを聞いた。また、温もりに満ちた人情物語とともに真心こもった料理がたくさん登場する本作にちなみ、福岡出身の彼女にとっての“思い出の味”とは!?

【映画『みをつくし料理帖』/奈緒 インタビュー】

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■「どうしたら、そんなに強く美しくなれるのか、“太夫”の女性としての存在感に憧れがありました」

――『みをつくし料理帖』はこれまでにドラマ化もされている作品です。映画化で出演するにあたって、どのような準備をして臨みましたか?

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「出演することになって原作も読み始めていたのですが、脚本のほうで焦点を当てているのが澪ちゃん(演:松本穂香)と野江ちゃん(演:奈緒)の2人の友情だったこともあり、監督から『原作よりも脚本を読み込んで欲しい』という要望があったんです。原作を読むと先のことがわかってしまい、映画での芝居に影響するかもしれないですから。自分の役のことを考えると、確かに先のことは知らないほうがいいなと思い、(撮影が)終わってから、続きを読ませていただきました」

――脚本を読んだときに、まずどんな印象を持たれましたか?

「女性同士の友情を描く作品というのは、世の中にそこまで多くはないと思っていたのですが、この映画ではとても丁寧に描いています。しかも、それが美しく、とても素敵なお話だなと思いました」

――運命に翻弄されるなど、ラブストーリーのような美しさがあります。そこにお料理が絡んで、いろんな人間関係がしっかり描かれている。

「とても丁寧に、お料理と人の繋がりが描かれていますし、本の段階でもお料理がとても美味しそうだったので、“映像になったらどんな感じで出てくるんだろう!?”と楽しみにしていました」

――映画館のスクリーンで観たら、さらに食欲が刺激されそうです(笑)。今回は、ずっと憧れだったという太夫の役ということですが、どのような部分で、憧れがあったのでしょう?

「この作品中でも太夫というのが憧れられる存在だったように、私自身も、単純に輝くばかりに美しい存在というものに興味があったんです。今まで、太夫というものが出てくる作品に触れるたびに、どういう人生をたどって、このような人になったのだろうかと興味をつのらせていました。とても華やかに見えますが、抱えているもの、戦ってきたものがたくさんある人でもある。どうしたら、そんなに強く、美しくなれるのか、女性としての存在感に憧れがありました」

■「監督からは現場で感じたまま、素直に演じて欲しいと言われました」

――以前に観た作品というのは?

「『吉原炎上』です。もちろん、出てくる人たちすべてが強いわけではないのですが、裏でいろんなことがありながらも舞う姿がとても美しかったんです。彼女たちは辛いこと、悲しいことがあっても、人前に立ったときは強く輝いて見えて、そばにいる人が背中を押されるような生き方をしていた。自分が今生きている時代は、命をかけて戦うことや、死と隣り合わせということはないだけに、そうではない時代で精一杯生きていた人たちを尊敬する気持ちが生まれました」

――それが演じてみたいという、憧れにつながったんですね。時代劇ならではの所作なども事前に習ったのでしょうか。

「はい。方言と所作指導、踊りの稽古をさせていただきました。気持ちの面に関しては、現場に入ってから作っていった感じです。現場に入って、太夫の扮装になった自分の姿を鏡で見たときや、豪華絢爛なお部屋に入ったときに、どこか寂しさといったものが感じられて。もともとは憧れだった太夫役でしたが、監督からは現場で感じたまま、素直に演じて欲しいと言われました」

――キレイな場所だけれど、そこから出られない。金魚鉢の金魚と重なりました。

「そうなんです。すごく美しい場所なんですけど、そこにずっとひとりでいる寂しさ、本当に分かち合いたい友だちがそばにいない寂しさがある。“なんて陰が強い人なんだろう!?”と思いました」

――料理人としての澪の成長を見ながら、幼馴染の野江とは会えるのか!?という気持ちの両方で惹き込まれる作品です。料理のほうでは、上方(関西)と江戸(東京)の食文化の違いも描かれていますが、奈緒さんは九州地方出身。食文化に関して、地元との違いを感じたことはありますか?

「すごくあります! 上京してひとり暮らしを始めてから自炊をするようになったのですが、習った通りに作っているのに全然、自分が知っている味にならなくて。“どうしてだろう!?”と思って、行き着いたのがお醤油の違いでした。九州のお醤油は関東に比べて、甘いんです。母に教えてもらった分量で同じように作っているのに、調味料で味がこんなに違うんだ!?と驚きました。そこに気づいて以来、実家で使っていたお醤油を取り寄せて、それで作るようになりましたね(笑)」

■「思い切ってできる今の時間は、25歳の自分にとってはとても大切で幸せ」

――お醤油やお味噌は、各地方との違いが多そうですね。ちなみに、奈緒さんにとって、思い出のご飯、味というのは?

「筑前煮です。九州では“がめ煮”って言うんですけど、母の得意料理で、私も好きで最初に教えてもらったお料理なんです。年末年始には、お鍋いっぱいに作って、みんなで食べたり、おすそ分けしようって訪問するお宅に持って行ったりしていました」

――それが、東京で買ったお醤油の違いで味が違っていた料理ですか?

「はい(笑)。筑前煮もですが、お雑煮とかも、地方によって違うのでおもしろいですよね。うちの方のお雑煮は、すまし汁でした」

――今年はこの『みをつくし料理帖』以外にも、ドラマや映画、CMに大活躍です。そんな奈緒さんが思う、女優というお仕事の楽しさについて教えてください。

「人への興味がとても強いほうだったので、それをお仕事として追求できるのは、すごく嬉しいです。役柄も含めて、いろんな方に出会う機会も多いですし、お芝居として、どんな人かを追求するのも楽しいなと思います。自分とかけ離れた役と出会えば、その人のことを役として理解しようとする。自分が経験しえなかったことを、まるで自分のことのように追いかけられるのも楽しいですし、やりがいがあります」

――ジャンルも様々、役柄も本当に多岐にわたっています。

「25歳になって、いろんな先輩たち、素敵なスタッフさんたちに出会えているので本当にありがたいです。今回の現場にしても、育ててもらえる時間の貴重さ、芝居の奥の深さを改めて感じました。まだまだ、自分は未熟だなぁと。いろんな人に甘えさせてもらったり、失敗したり、恥をかいたりしながら思い切ってできる今の時間は、25歳の自分にとってはとても大切で、幸せに感じています。本当にいい機会を与えてもらって、感謝しかありません」

――“恥をかく”というのは、できれば避けたいと思ってしまいます。でも、恥ずかしい思いをすることも、お芝居には必要だと。

「お芝居には正解や失敗というのがないので、どこまでも挑戦できるんです。私は作品によって救われてきた側だったので、今はできるだけ自分をさらけ出して、作品に向き合いたい。たくさん失敗をしたとしても、それで作り上げた作品で、観てくれた誰かが救われるかもしれないから。なので、失敗は恥ずかしいことではないんです」

――最後に、かつての奈緒さんのように、芸能界デビューを目標に頑張っている人たちに、メッセージをお願いします!

「誰かと何かを作り上げるのは、私にとってはとても楽しい、素敵なこと。自分は無理かな、ダメなところばかりだなとネガティブになることがあったとしても、怖がらずにやりたいことに挑戦してみてください。ここは、きちんと叱ってくれて、成長させてくれる大人がとても多い場所です。これから出会う人と過ごす時間を大切にしながら、どこかでお会いできる日を楽しみにしています!」

【プロフィール】
奈緒(なお)●1995年2月10日生まれ。福岡県出身。2018年にNHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロインの親友役に抜擢され、2019年にはドラマ『あなたの番です』でストーカー気質な役での怪演が話題を呼び、注目を集める。近年の主な出演作は、映画/『ハルカの陶』主演、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』、『僕の好きな女の子』、『事故物件 怖い間取り』、『キスカム!〜COME ON,KiSS ME AGAiN!〜』。ドラマ/『まだ結婚できない男』、『やめるときも、すこやかなるときも』、『ダブルブッキング』、『竜の道 二つの顔の復讐者』、舞台『終わりのない』など。2021年には、映画『君は永遠にそいつらより若い』の公開が控える。

撮影/booro 取材・文/根岸聖子 ヘアメイク/竹下あゆみ スタイリスト/岡本純子

関連写真

  • 映画『みをつくし料理帖』で幻の花魁・あさひ太夫役を演じた奈緒(C)Deview

  • 奈緒

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  • 映画『みをつくし料理帖』は10月16日(金)全国公開(C)2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会

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