昨年新設されたコンテスト『2020ミス・ジャパン』の最終選考会が29日、都内で開催され、ファイナリスト35人のなかから、岩手県代表の岩手医科大学看護学部3年・小川千奈（おがわ・せんな／21歳）さんがグランプリに輝いた。

　『ミス・ジャパン』は昨年新設され、初代グランプリに土屋太鳳の姉・土屋炎伽が選出されたことでも話題となったもコンテスト。グランプリには、賞金1000万円が贈られ、1年間にわたり公式イベントやチャリティー活動に参加する。

　35人のファイナリストが最終選考に臨み、1stセッションのカジュアルウェアを着てウォーキングによってTOP17に絞られ、2ndセッションのドレスウォーキングでさらにTOP5に絞られた。その後、ドレス審査・質疑応答を経て、2代目のグランプリが小川千奈さんに決定した。

　グランプリ決定の瞬間、感激に両手で顔を抑えた小川さん。昨年度のグランプリの土屋炎伽さんからティアラを着けられ、「驚きの気持ちでいっぱいです」とスピーチ。

　そして「ウォーキングもスピーチもまったくできない、ただの看護学生から、ウォーキング教室、スピーチ教室に通い、努力を重ねてまいりました」と栄冠までの道のりを振り返る。最後に「ここまで、ずっと支えてきてくれた母に感謝したいです。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

　受賞後の会見で「ホスピタリティあふれるオピニオンリーダーになることが目標。そのプロセスとして近い未来は看護師資格を持ったアナウンサーになることが夢。このような状況だからこそ、専門知識を持って発信する方がいるといいのではないかと思います」と、具体的な将来像を語っていた。