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2020/09/08 18:32

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創立20周年を迎える劇団『電動夏子安置システム』がコロナ禍の苦境の中11月公演実施に向けクラウドファンディングを開始

劇団『電動夏子安置システム』の公演より。
劇団『電動夏子安置システム』の公演より。

 『ロジカル・コメディ』と称される唯一無二のコメディで観客を魅了してきた劇団『電動夏子安置システム』。今年創立20周年を迎えた同劇団が、演劇界全体がコロナ禍でダメージを受ける中、11月に下北沢で行う公演に実施に向けて前進するべくクラウドファンディングをスタートした。

 昨年、第31回を数える老舗の演劇イベント『池袋演劇祭』で50以上の演目が参加する中で大賞を受賞した『電動夏子安置システム』。今年20周年を迎え、毎月様々な企画を発信するつもりで準備を進めていたが、この新型コロナウイルス感染症の拡大によって、演劇界は致命的な苦境に陥り、劇団も企画の大幅な変更を余儀なくされた。

 8月に予定していた舞台公演も来年に延期。自粛要請の始まった当初の想定よりも長引くこの苦境に、劇団の運営もひっ迫。そんな中でも、11月には下北沢で第43回公演『エントツ女王と煙たい町』の上演を企画。とは言え、現在各劇場では客席数を半分以下に制限しており、このままではチケット収入の見込みは限定的となる。

 しかし、コロナ禍は決してマイナス面だけではなかった。「この状況下でもお客様から暖かい言葉を沢山いただいた。我々は本当にお客様に支えられているなぁと改めて実感した」と、自分たちの表現活動に対する強い確信を得ることができたのだ。そんな熱い支持を感じながら、「運命の意地悪や、理不尽な制約に抗う人達の姿を描いてきた我々だからこそ、この苦境の中で、可能な限りの対策を講じた上、演劇を創るべきだと決意しました」気持ちを新たにした。

 「確かに山ほど大変な事はあるが、それでも奏でる事を止める訳にはいかない」と、通常の劇場公演と併せて、公演の配信も行い、多くの人に作品を届ける予定だ。しかし劇団員の気持ちとは裏腹に、劇団の財政は見事に「0」円に向かっている。そこで「みなさんにお力添えをお願いしたい」と、劇団の運営や11月の公演、そしてその先の公演活動を見据えて、劇団はクラウドファンディングを始める事を決定した。

 「何より、再び劇場が元の姿に戻る日まで旗を降ろしたくはないのです」と主宰の竹田哲士は小さい声だがしかし力強く語る。「影響を受けていない業種などはなく、我々だけが苦しいわけではない事は重々承知しておりますが、この困難な状況下で旗を立て続けるためのお力添えをいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします」と、前を向き続ける姿勢を強調した。

 劇団への支援はクラウドファンティング・プラットフォーム「モーション・ギャラリー」で受け付け。リターンにはオリジナルグッズや公演DVD、劇団員とのパーティーなどが予定されている。支援の受付は10月15日まで。

■クラウドファンティング「電動夏子安置システム11月公演に向けた活動支援プロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/dnasystem2020

■電動夏子安置システムホームページ
http://www.dna-system.com/

関連写真

  • 劇団『電動夏子安置システム』の公演より。

  • 劇団『電動夏子安置システム』のメンバー。

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