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2020/07/05 11:54
グランプリは14歳のシンデレラガール・高島一菜さん 劇場版アニメ『DEEMO THE MOVIE』にて梶浦由記の主題歌を歌う歌姫に
劇場アニメ化進行中の『DEEMO THE MOVIE』の主題歌を歌う「歌姫オーディション」の最終選考の模様が4日、『Anime Expo Lite 2020』のオフィシャルYouTubeにて発表され、14歳の高島一菜(たかしま・ひなの)さんがグランプリを獲得、メジャーデビューを果たすことが決定した。
毎年アメリカ・ロサンゼルスで行われる北米最大のアニメカルチャーコンベンション「Anime Expo」。今年はコロナウイルス感染症の拡大予防のため中止となったものの、オフィシャルサイトにて「Anime Expo Lite 2020」と銘打って7月3〜4日の二日間にわたって、開催予定だったゲストを迎えたアニメ作品の発表(パネル)やワールドプレミアなどを世界中にストリーミング配信を行っている。
そんな中「DEEMO THE MOVIE」のパネル「DEEMO THE MOVIE -UTAHIME AUDITION FINAL-」が、ロサンゼルスと日本とをZOOMで結んでの二元中継という形で開催された。パネルでは世界的アーティストであり、主題歌を提供する梶浦由記氏と音楽プロデューサーの森康哲氏、加えてポニーキャニオンより西中寿英と柳田光康の4名が日本から参加。そしてAnime Expo Lite 2020のシニアディレクターの松田あずさ氏がLAからこの発表のためオンライン上で一堂に会した。
世界中から1400名以上のエントリーが寄せられ、ZOOMを交えた選考を重ねてきたオーディション。結果発表にあたり森氏は「映画にとって非常に大きなピースの一つが埋まりました!」と、期待感を煽る。そして第三次オーディションで選ばれた6名のファイナリストのなかを勝ち抜き、グランプリを獲得した東京在住の14歳・高島一菜さんの名前が発表されると、世界中の様々な言語で祝福のコメントが寄せられた。
選考の中心となった梶浦氏は「特殊な形なオーディションとなりましたが、基本は“歌”。歌で生きていかなければいけない人を選ぶわけなので、“歌の力”で音楽をやっている姿を綺麗に魅せるチャームを見せてくれる方。「DEEMO」という作品のイメージに合う方を選ばせていただきました」と、その選考理由を語り。森氏は「優勝者の決め手は歌唱力と将来性」と高島さんの可能性を称賛した。
松田氏からは「今回のオーディションはこの日本のアニメ主題歌がきっかけとなって、世界中の人々が参加できるように門戸を開いたということは画期的でした。作品と新しい歌姫のこれからに期待したいと思います」と半年にわたって開催されたオーディションに関して、世界的意義も踏まえたコメントで総括した。
グランプリの高島さんはオーディションでも歌った課題曲の3曲を披露し、その歌声は全世界に配信された。歌唱を終え、受賞の感想を聞かれると「まだ夢のようで信じられません。ふわふわしています(笑)。世界中の人の心を揺さぶる歌手になりたいという夢の第一歩が叶いました。“高島一菜を選んで良かった!”と言われるように一生懸命主題歌を歌い上げたいと思います!」と、力強く語った。
なお、このグランプリ獲得の模様は7月5日(日)にBS日テレで放送される「DEEMO THE MOVIE歌姫オーディション」でも最終選考にいたる過程とともにオンエア他されるほか、パネルの模様もAnime Expoのオフィシャルサイトでオンデマンドでの視聴が可能となっている。