新型コロナウイルス感染症の影響でライブハウスは営業自粛を余儀なくされ、ライブアイドルの多くはイベント配信や無観客ライブでファンと繋がっている。そんななか、レジェンドと呼ばれるソロアイドル・小桃音まいがプロデュースする5人組「桃色革命」が、スカイツリーをのぞむビルの屋上で、観客を前にしたリアルライブ「THIS is OUR HOME〜梅雨も吹き飛ぶSKYSTAGE〜」を6月13日に実施することが分かった。

　桃色革命は、世界最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」（TIF）に出演するほか、2018年にはメジャーデビューを果たすなど、精力的に活動するアイドルユニット。コロナ禍のなかでは、WEB特典会の導入、YouTubeやSHOWROOMでの配信など、ライブでファンと直接会えない分を埋める施策を続けているが、6月7日には、スカイツリーをバックにしたビルの屋上での無観客ライブを敢行した。

　当日の予報は雨だったが、ライブの時間には雲一つない快晴となり、気温30度近い炎天下、メンバーは汗をかきながら無事公演を終えた。そのライブにて、翌週の13日、同会場にて“屋上リアルライブ”として観客を入れた形でライブを開催することを発表。発表とともにチケットは即完売。ライブを渇望するファンの期待値をあらわした。当日来場できないファンのために、ライブの模様は生配信されるという。

　メンバーは「ライブハウスでの公演がまだできない中、どうしたら楽しい事が出来るかをオトナの方たちが考えてくれて、ビルの屋上という素晴らしいロケーションでのライブが実現することになりました。私たちも聞いた時は本当に驚いて、そして嬉しかったですし、こういう状況だからこそ生まれたライブだなって思います。アイドルにとって、なかなか良いニュースが出てこなかった3ヵ月だったかと思いますが、桃色革命が少しでも良いニュースのきっかけになればと思っています」と語った。

　屋上ライブを終え、メンバーの志柿じゅみは「無観客ライブばかりだったので、お客さんの有難みを感じています。いよいよお客さんとライブが楽しめる機会があるとのことで、世の中がどうであれ、私たち桃レボは突っ走って行こうと決意しています」とコメント。桜田華奈は「改めてライブができる環境の有り難みを実感しました。野外ステージ＝TIFという印象が大きいので、改めてTIFへ出たいという気持ちが大きくなりました！未来を見て頑張っていきたいと思っています」と目標を語る。

　白鳥茉歩は「雨予報でしたが、快晴になったのは桃色革命の願いが空にまで通じたのだと感じました。どんな強い風が吹こうとも私達は『自分の芯』を強く持って、『初心』を忘れずにこれからも5人で頑張って行こうと思いました！」と意気込み、 七瀬菜未は「屋上ライブをしたことで、大きな野外フェスでファンの方と一緒に暑い夏を過ごすという夢が出来ました。コロナに負けずにその夢を実現させます」と想いを語る。黒宮ゆりかは「人生初めて外でライブしてみて、自然の中で風が吹いたり日差しがまぶしかったりしたのがすごく新鮮でした！ 自然を楽しめる日が一日でも早く来るように、少しでも元気を与えられるように頑張っていきます」と前向きに語った。