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2020/06/08 12:27
田中みな実、狂気のセリフ「許さなーーーーーーい」は、台本を忠実に表現したこだわりの演技だった
「ABEMA」とテレビ朝日が共同で制作する連続ドラマ『M 愛すべき人がいて』の6日放送分において、タレントの伊集院光、社会学者の古市憲寿、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が副音声で第3話の番組解説を務める特別番組を放送した。
『M 愛すべき人がいて』は、歌姫・浜崎あゆみが誕生するまで、そしてそこに秘められた出会いと別れを描き大ヒットした小説『M 愛すべき人がいて』(小松成美著・幻冬舎刊)を原作に、ドラマならではの彩りを加え、大胆な演出と壮大なスケールで描く連続ドラマ。
春ドラマ満足度ランキングでは、「話題性」第1位(オリコン・モニターリサーチ調べ)を獲得、さらに3週連続で日本のトレンドTOP3位にランクインするなど、回を重ねるごとに大きな盛り上がりを見せている。
番組解説にはドラマの一視聴者でファンであると公言する伊集院と、自他ともに認める“エイベックス通”としても知られる古市に加え、新たに『M』好きを公表している塙が初参加。ドラマ本編の第3話を視聴しながら、独自の視点で解説を行った。彼らの解説は「出演者の意外な裏話が面白い」「詳しくてさらに理解が深まる」など大きな反響を呼び、同ドラマがTwitter上で日本のトレンド入りを果たしている。
第3話で、マサの秘書・礼香(田中みな実)がアユ(安斉かれん)に「私の大切なもの奪わないでね。そんなことしたら、私…許さなーーーーーーい」と狂気に満ちた表情で詰め寄るシーンでは、伊集院が「(田中さん)ご本人に聞いたんですけど」と切り出し、「台本で、かなり長く棒(音引き)が引っぱってあったそうです。それで本人が“おそらくこの数の棒を書くってことは、この長さだ!あの長さ(声)を続けるためには出すべき(音の)高低はここだ!”っていうのまで決めてやったって言っていました」と明かす。
さらに続けて「最初のスタートでちょっと半音高く出た、と。このままだと、伸ばしきれないからと『途中で半音下げてます』って言っていました」と、アナウンサー出身の田中らしいこだわりと、真摯で繊細な役づくりの裏話に、古市、塙は共に感嘆の表情を浮かべていた。
「ABEMA限定特別バージョン」で古市は、「あんなに嫌われ者だった人が、嫌われ者の役なんだけど、それですごい世間から愛されているって。二重にも三重にもぐるぐるしているっていうか…」と、田中が置かれているポジションについて語る。その言葉について、伊集院は「『私は嫌われ者からスタートしているから、ドラマで人気が出ても浮足立たないし、写真集で人気が出ても浮足立たないし、嫌われているってこととか、人気が出るってことを割とシビアに見ている』みたいな話もしていた」と、田中自身の言葉を明かした。
今回初参加の塙は「今、全局の全ドラマを観ているんですよ。週に26本ドラマを観ていて、その中でやっぱ『M』がダントツ面白くて」と告白。そのハマリようは自身のYouTubeチャンネルでドラマのパロディ動画をアップするほどだが、「(脚本の)鈴木おさむさんがまさかのそれを観てくださっていて、今度スピンオフの脚本を書いてくれることになったんですよ!」と驚きの展開があったことを明らかにした。