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2019/10/07 12:10
女子大生アイドルユニット「カレッジ・コスモス」2ndシングルリリース 女子大生目線の等身大の気持ちが伝わる2曲
主要大学のミスコンファイナリストを中心とした「キャンパスクイーン」(スペースクラフト所属)の選抜メンバーに、アップフロントプロモーションに所属する山木梨沙(カントリー・ガールズ)を加えた、21人組の女子大生アイドルグループ「カレッジ・コスモス」。2nd両A面シングル『幸せのありかはどちらですか/わたし革命』を10月9日にリリースするにあたり、メンバーの山木梨沙、松井まり、秋月香七の3人がインタビューに応じ、楽曲への想い、聴きどころ、そして結成から1年の成長について語った。
■カレッジ・コスモスメンバー
山木梨沙・松井まり・秋月香七インタビュー
「活動をしながら進む道を学べるのがカレッジ・コスモスのいいところ」
――「幸せのありかはどちらですか」は、大学生メンバーの等身大の目線で、未来の自分に想いを馳せるミディアムナンバーになっています。この曲をもらったときの印象は?
【山木】「ファーストシングルには無かったミディアムテンポの曲で、女性らしい曲だなと思いました。これまではまさに今直面している悩みを語っていた部分が多かったんですが、この曲は何十年後の未来についての漠然とした不安について触れていて。また新しい私たちの色が出せるのかなって、ワクワクしながら聴いていました」
――“エントリーシート”みたいな就活を思わせるワードもあって、リアルな面もありますね。
【山木】「周りの友達が就活真っただ中で、5・6月は“エントリーシートのここの欄が全く埋まらない!”みたいな話を近くで聞いていました。4年生の春ごろに聞くと、リアル過ぎて怖いぐらい共感できる曲なのかなという感じがします」
【松井】「サビの歌詞の『未来の私は 笑えていますか』というところが、自分の中にグサッと来るものがあって。自分にも何十年後の未来があって、そのとき本当に自分は笑えてるかなって、すごく考えたんです。このシングルを最後に卒業するメンバーもいるので、パフォーマンス中に目が合った時、“全員が笑えている未来があるのかな”ってグッときながら踊っていました。きっと聴いてくださる方にも響くんじゃないかな」
――可能性がいくらでも広がっている分、未来への期待と不安の両方がありますよね。
【松井】「見えないものに対する不安が一番大きいと思うんです。私、この曲のミュージックビデオで空想の中のお母さん役を演じさせてもらったんですが、私にも将来こういう時が来るのかなっていうことを、ひしひしと感じながら撮っていたので、この曲をきっかけに未来についてすごく考えました」
【秋月】「『私らしくあるために 何を選ぼう』という歌詞があるんですが、それが答えだなと思うんです。“幸せのありか”とか“未来の私は笑えていますか”という問いに対して、今後人生を歩んでいくうえで、“自分らしく”ありたいという想いもありますし。それが一番大事なことなんだっていうことを分からせてくれる曲で、涙が出そうでした。人生には漠然とした不安はありますが、何があっても自分を曲げずに、自分らしく進んでいけたらいいなって、この曲を聴いて感じました」
――「人生の選択」も大きなテーマとしてありますが、今現在皆さんは「学生生活」と「芸能活動」を両立しながら進んでいます。
【山木】「それが両立できるのが、このグループの良いところで。カレッジ・コスモスに在籍しながら、この先芸能界でやっていくのか、それとも就活して普通の企業に勤めるのか、はたまた全く違う未来か…というそれぞれの道を活動しながら学ぶことが出来るんです。この曲を書いてくださった山崎あおいさんは、“大学生っていろいろと大事な人生の岐路や、決めなきゃいけないことがたくさんあって大変だよね”っていう想いを込めてくださったんですが、4年生の最後に決めなきゃいけないとはいえ、それまでの4年間は悩めるだけ悩んじゃったらいいんじゃないかと思います」
【松井】「選択肢があること自体が幸せだと思うんです。問答無用でここに行かなきゃいけない、これにならなきゃいけないというのではなくて、今の私たちには大学で学びつつアイドル活動もできるっていう選択肢がある。将来について悩むのも、選択肢が多いから悩めるわけであって。自分は今どれだけ幸せなのか感じないといけないですね」
【秋月】「ちょうど大学3年の子たちが、どこのインターンに行こうかと迷ってるのを聞きます。今は将来自分が何をして生きていくのかを、一番悩むことができる時期。不安もあるけれど、かといって沈んだ気持ちになるわけでもなく、未来に対する期待も大きいので、それが大学生の特権かな」
――「この先30年 その先何十年」と歌詞にもありますが、30年後の自分って想像できますか?
【山木】「子供がもしかしたら自分の年ぐらいで、ひょっとしたらおばあちゃんかも知れませんよね。私、骨密度が低くて、骨が細くて若干カスカスしてるんですね(笑)。だから骨折とか大怪我とかしてないといいな。健康第一でピンピン歩いていたいなって思います!」
【松井】「車がすごく好きなので、夢としては、50歳ぐらいで車10台ぐらいもってたらいいなって思います。大きなガレージを持つために田舎で暮らして、自分でカスタムした大好きな車に囲まれて生活してると思います(笑)」
【秋月】「幼い頃から、祖母や父と一緒によく釣りに行っていて、すごく楽しかったんです。今も行くんですけど、私もおばあちゃんになったら、孫と一緒に釣りに行ったりできたら幸せです」
■「自分のことをちゃんと伝えたいと、自分に影響を及ぼしてくれた曲」
――シングルのもう1曲『わたし革命』は、世界に相対して、自分の意思を発信できる人になりたいという願い、メッセージが込められたアップテンポなナンバーです。
【山木】「私たちはSNSを活用するのが当たり前の世代なんですが、特に芸能活動をしていると、そういうつもりで言ったんじゃない一言が、曲解されて広まってしまう恐怖と闘いながら発信していて。でもそれは注目してもらえている証拠でもあるので、自分たちの発信力をポジティブに捉えたいということを、この曲の歌詞を見て考えました」
【松井】「この曲は踊りと歌詞が連動している激しいダンスナンバーです。曲のはじまりのポーズは『レ・ミゼラブル』をイメージしていて、“みんなで革命を起こすぞ”っていう気持ちでポーズをとっています。『願いはクレッシェンド』っていう歌詞がすごく好きで、自分の気持ちや発信力がどんどん広がって行くというイメージが心に響きました。SNSでの発信に消極的だったんですが、この曲の影響で、自分のことをちゃんと伝えたほうがいい、待ってくれている人がいると思うようになりましたし。自分に影響を及ぼしてくれた曲ですね」
【秋月】「サビに『この世界は 繋がってる』という歌詞があるんですが、私の友人が、この秋から海外に留学したり、大学を辞めて海外に行ったりしていて。その逆に大学に留学してきている外国の方もいる。自分の意志で世界に飛び出そうとしている人たちってカッコいいなと思います。今まで、自分から発信したり、自分で何かを決めることが苦手なタイプだったので、この曲を聴きながらそんな友達のことを思い浮かべると、一歩踏み出してみようかなって思ったり、一生懸命いろんなことを伝えたいと思ったりして。そういうきっかけを与えてくれる曲だと思います」
――それぞれにちょっとした「革命」が起きていたわけですね。今回のシングルの聴かせどころと見せどころを教えてください。
【山木】「『幸せ〜』はリズムをとるのが難しくて、メンバーも苦戦しているんですが、ミディアムテンポだからこそ映える曲だと思うので、特にリズムを意識して歌っています。日々リズム練習という感じですね。『わたし革命』は逆に強めの印象で、衣装もトレンチコートにポニーテールかハーフアップという、統一されたカッコよさを感じてほしいですね。『幸せ〜』は“女の子”で、『わたし革命』は“女性”っていう感じですね」
【松井】「『幸せ〜』はチュールでふんわりした衣装なんですが、回るときもしっかり自分に芯が通ってないと綺麗に衣装が広がらないので、ふわっと見せるのが意外と難しいんです。ミディアムテンポだからこそ見えてしまう姿勢や指先など、すみずみまで意識しています。『わたし革命』はダンスが激しいからこそ、意識しないとただただ力強いだけみたいになってしまうので、力んでカッコつけ過ぎないことを意識して踊っています」
【秋月】「『幸せ〜』は遠い将来に想いを馳せる気持ちでしっとりと、『わたし革命』は近い将来にこう変わりたいという意志が伝わるようにカッコよく、変化を付けて表現したいと思っています」
■「憧れることをやめなかったおかげで、今こういう形でアイドル活動ができている」
――お披露目から約1年が経ちますが、その間に成長したことや、印象に残っていることはありますか?
【山木】「私は他のメンバーと事務所が違いますし、途中からレッスンに参加したので、入った当初はちょっとアウェイな状況でした(笑)。5年間別のグループでやってきた経験があるからこそ見える部分もあるんですが、私が発言したら敬遠されてしまうんじゃないかって考えてしまってました。でもこの1年でメンバーから相談されることが増えて、一人一人との距離感が近くなってきたことが嬉しいです。グループとしてよりよいものを作るために提案やアドバイスが出来るようになったのは大きな成長だと思います。カントリー・ガールズはみんなほぼ同期で、自分が引っ張るという意識はないので、そういう意味では私にとって初めての経験でしたね」
【松井】「1年前は全くの初心者だったので、3曲の振り付けを覚えるのも必死でした。でも今回のシングルでは1、2日ぐらいで自分なりに踊れているのにビックリしました。そして先日、ハロー!プロジェクトさんのコンサートのオープニングアクトで『わたし革命』を披露させていただいたんですが、終わった後のお客さんの歓声がすごくて! 今までで一番と言っていい歓声をいただいたときに、感慨深くもあったし、もっといいパフォーマンスをしたい、という気持ちが強くなりました」
【秋月】「去年から、卓球Tリーグの木下マイスター東京さん、木下アビエル神奈川さんの応援サポーターを務めていて、試合前に応援に来ている方々を盛り上げるパフォーマンスをさせていただいていました。そこにいる方々は、アイドルが好きなわけでは無いし、もちろんカレッジ・コスモスのことも知らないんですが、会場の皆さんを巻き込んで一緒にパフォーマンスと応援ができたことが、すごくいい経験だったと思っています。今、ファンの皆さんをたくさん楽しませたいという気持ちも、その経験から学びました」
――では最後に、夢に向かってこれから一歩を踏み出そうと考えているデビューの読者にエールをください。。
【山木】「カレッジ・コスモスは、大多数のメンバーが大学生になってからアイドルを経験するメンバーばかり。アイドルの旬は10代って言われていて、私が17歳で始めた時も“遅すぎる”って言われてショックでした。でも、ここに実際に女子大生アイドルユニットが存在しますし、年齢って全く関係ないと思うので、同学年でアイドルになりたい子がいたらカレッジ・コスモスに入って来てほしいなと思います。もし年齢を気にして一歩が踏み出せない子がいるんだったら、選択肢が数ある中で、本当にやりたいものをやってほしいなって思います」
【松井】「私も、自分が大学生になってからアイドルになるなんて思ってもみなかったので、どこでチャンスに巡り合えるかは本当に分からないものだって実感しています。今、オーディションを受けたいと思っているならば、絶対に見落とさないように目を光らせて、チャンスを掴みとってほしい。目の前にチャンスがあるときに一歩を踏み出すことが大事です。夢を見るのに年齢制限ってないので、それを理由にせずに、まずは行動を起こしてほしいと思います」
【秋月】「昔からなんとなくアイドルや芸能界に憧れはありましたけど、もう大学生だし厳しいかなって思っていたので、年齢を気にしてしまう気持ちは分かるんです。でも、憧れることをやめなかったおかげで、今こういう形でアイドルをさせていただけています。だから、これを読んでいる方も、憧れることをやめないでほしいなって思います」
■山木梨沙
慶應義塾大学 商学部 4年
1997年10月14日生まれ。
趣味:絵を描くこと
特技:乗馬・リアル脱出ゲーム
■松井まり
中央大学 法学部 4年
1996年10月22日生まれ。
趣味:スポーツ観戦、料理
特技:韓国語
■秋月香七
慶應義塾大学 文学部 3年
1998年12月3日生まれ
趣味:アニメ鑑賞
特技:ダンス、弓道(全国大会出場経験あり)