@JAM総合プロデューサーの橋元恵ー氏を迎え、アイドル事務所・ArcJewelとのタッグで昨夏結成されたフレッシュな新グループ「Jewel☆Ciel(ジュエル・シエル)」が8日、2ndワンマンライブ『Jewel☆Ciel　2nd one-man live-ナツオト-』を渋谷CLUB QUATTROで開催した。

　宝石を意味する“Jewel”と、フランス語で“空”を意味する“Cielシエル”という名を冠したJewel☆Ciel。爽やかに晴れ渡る青空と、これから大空へ羽ばたいていくというイメージを宿した、安藤笑、天音七星、濱田菜々、夢咲りりあ、佐藤千花子による5人組アイドルグループだ。疾走感にあふれたナンバー「蒼の向こう」でライブはスタート。安藤は「2ndワンマンなのに、1stよりも緊張しています！」と笑わせつつ、「1stから4ヵ月、強く大きくなったJewel☆Cielを見てほしい！　今日は私たちと一緒に最高の時間を作りましょう」と宣言した。

　爽やかな「ふたりサイダー」に続いて、カバーコーナーに突入。オリジナルと並行して「解散したグループの名曲を歌い継いでいく」というテーマを持って活動する彼女たち。「心は動いてる」（on and Go!）、「Blue Love Letter」（アイドルネッサンス）などのアイドル曲のほか、Jewel☆Cielのサウンドディレクションを務める平田博信が所属していたバンド・Auroranoteのカバー曲「ピンバッジ」「ハミングバード」も披露。天音は「オリジナルは等身大の曲なんですけど、バンドカバー曲は男性目線なので、いつもと違うシエルを見てもらえる」とアピールした。

　そして2016年に解散した乙女新党のキュートな「雨と涙と乙女とたい焼き」のカバーを初披露。さらにベースギターとキーボードを呼び込み「あのAJ（ArcJewel）曲を初めてアコースティックでカバーします！」と、「ビターチョコバレンタイン」「ミラクル☆エレメンツ」を披露。ファンにはお馴染みの事務所の先輩たちの名曲を、新鮮なアレンジで聴かせ、大きな歓声を浴びていた。

　夏らしく「涼シエル」な白の新衣装を初お披露目し、新曲の「アシタミライ」をパフォーマンス。ラストスパートはAJ曲の定番「ギュッとSTAR!!」からベイビーレイズJAPANのカバー「閃光Believer」、ロックテイストの「明日へ！」「感動ナミダ」へと畳みかけた。

　佐藤は「1stの後のリリースイベントで上手くいかないこともあって、2ndへの不安もあったんです。でもファンのみんなの姿を見て、幸せだなって思いました」、夢咲は「1stからの4ヵ月間に悩んだり、悔しい思いをしたことを強みにして、この夏を「ナツオト」とともに駆け抜けていきたい」、濱田は「皆さんのおかげで楽しい1日になりそう！夏に向けて楽しく行きましょう」、そして安藤は「みんな強くなったなって母目線で思う（笑）。明るいニュースが無いアイドル界をもっと盛り上げて、皆さんの希望となれるグループになりたい！」と力強く語った。最後には「今回のツアータイトルになっている曲」として「ナツオト」を歌唱して本編の幕を閉じた。

　アンコール後は、「ナツオト」の隠しトラックとして収録されている歌謡曲テイストの「ナキゴト」を天音がソロで歌唱しながら登場。続いて「なんで一人で歌っちゃうの？ｗ」とツッコミを入れながら、ワンマンTシャツに着替えたメンバーが再び現れる。8月10日に「1周年記念LIVE＆安藤笑バースデーLIVE」を東京キネマ倶楽部で開催すること、そしてメンバーそれぞれをフィーチャーした5曲をカバー曲を配信することを発表。最後に「まだあの曲をやっていないんですよ！！」と、昨年8月のお披露目で初披露した、多田慎也作詞・作曲・編曲による初のオリジナル曲『Baby Summer』をパフォーマンスして、1年に満たない期間で急成長した姿を見せつけた。