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2019/05/13 12:03
M!LK、新体制ツアーファイナルでニューシングル&Zeppツアーを発表
昨年8月に新メンバー3人を迎えて7人組となったボーカル&ダンスユニット・M!LKが、新体制となって初の全国ツアー『M!LK SPRING TOUR 2019“Treasure Treasure”』を開催。その最終公演を12日に東京・昭和女子大学人見記念講堂で行った。
平成から令和へと時代を跨いで全国5都市を回った本ツアーは、2月に発売された2ndアルバム『Time Capsule』をフィーチャーしながら、過剰な演出もなく純粋に楽曲を披露するシンプルな構成で、平均年齢17.8歳の男子らしい等身大の姿を提示してきた。
東京公演2デイズの2日目、新体制1stシングル「Over The Storm」で開幕すると、客席は揺れる7色のペンライトでいっぱいに。おなじみの楽曲も新体制でバージョンアップを果たしており、佐野勇斗が「この曲は僕たち7人の未来への想いが詰まっています」という「Brave Saga」も持ち前の躍動感がアップ。「テルネロファイター」も情熱的なパフォーマンスにより“可愛い”から“カッコいい”へと生まれ変わったようだ。
今回の公演は人見記念講堂という都内でも屈指の音響の良さを誇る会場で行われており、メンバーの歌唱力の向上がつぶさに感じられる。「交差点、信号、君と僕」「It’s only LOVE」といったラブソングでは、高い天井に7人の純度の高い歌声と、美しいハーモニーが清らかに響き渡った。それぞれ俳優としても活躍する彼らだけに、恋愛モチーフの楽曲で、その豊かな表現力が十二分に発揮されるのは納得だ。
後半戦は、デビュー曲「コーヒーが飲めません」を筆頭に「サンキュー!N・D・K!」「新学期アラカルト」「めちゃモル」といった、み!るきーずたちのコールが会場を揺らす、アッパーでエネルギー消費の半端ないナンバーをメドレーで畳みかける。そして「僕たちの将来の目標だったり、願いだったり、僕たちとみ!るきーずの未来を綴った曲です。僕たちからのメッセージです」と贈られたのは「Around The World」。場内からのクラップと、たくましい歌声とコーラスが交じり合い、M!LKとみ!るきーずの強い絆を感じさせた。最後には「Goin’Down」でみ!るきーずへの愛を誓った。
アンコールならぬ“もう一杯!”コールで7人が登場。7月17日にシングル「かすかに、君だった。」をリリースすること、7月のリリースツアー&9月の大阪、福岡、東京、愛知を回るZeppツアーを行うことが発表されると、会場は歓喜に湧いた。アンコールのパフォーマンスを終えると「大好きだよ」と感謝を表す7人。7月のニューシングル、そしてリーダーいわく「今までに見せてこなかった、最近見せてなかった特別なM!LKを見せたい。“リフレッシュですから!”」という9月のツアー『“Summer Re:fresh”〜かすかに、君だった。〜』も、期待せずにいられない。
ライター:清水素子