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2019/05/13 11:51
岡田健史、20歳の誕生日に初のファンミーティング「唯一無二の役者になりたい」
昨年TBSドラマ『中学聖日記』で、準主役の黒岩晶役で俳優デビューを果たした俳優・岡田健史が、20歳の誕生日に合わせた初のファンミーティングを12日、ベルサール汐留で行った。イベント前には記者会見も行われ、報道陣からの質問に答えた。
20歳の誕生日に開催された初のファンミーティングは、応募者多数につき、急遽3部構成で実施されるなど大盛況。さらに6月12日には初の写真集の発売も発表されており、活躍への期待が高まる中でのファンミーティングとなった。
俳優デビュー以来、ファンと触れ合うのはこの日のファンミーティングが初めて。「まだ1作品しか出てない自分がこんなに大きな会場で、ファンの人たちと接することができるのが、すごく楽しみです。それを二十歳の最初の日の実現できて光栄に思います。楽しい時間を作りたいと思います!」とイベントへの意気込みを語った。
『中学聖日記』への出演は大きな反響があり、「岡田健史という俳優としても、自分自身の人生、どちらの道においても、すごく大きな時間だったと思います。役者としていろんなことを学ばせてもらいましたし、自分自身としても『役者になろう』という決意をして大きな分岐点になりました。あの4ヵ月、素敵なスタッフさん、キャストさんの下で、黒岩晶という男の子の人生を生きる時間をいただけたことは、本当に大きなことだったと思います」と振り返った。
誕生日の前日の5月11日は地元・福岡のヤフオクドームで福岡ソフトバンクホークスVS千葉ロッテマリーンズの試合前の始球式に登場。119キロの直球を投げ込み、歓声を浴びた。子どもの頃から高校まで11年にわたって野球を続け、野球で学んだことが「自分の人生の基盤」だという岡田。「野球にしても、作品を作るということにしても、組織の中にいろんな人がいて、その中で自分は何ができるか? 何をやるべきか? ひとつの目標に向かっていくアプローチ、プロセスが(野球も作品づくりも)一緒だと気づけたことが一番の成長だと思います」と、現在の仕事にもつながるものがあるという。
大きく環境が変化した2018年を「激動の1年でした。生活のスタイルも変わったし、野球をやっているときとは身体もすごく変わりました。刺激や新鮮なものがたくさんあり、簡単に言えば忙しい――仕事がではなく、感情、感じているものが忙しかった」と振り返る。そして、節目の20歳を迎え「唯一無二の役者になりたい。自分にしか表現できないことを増やして、おじいちゃんになっても『岡田健史が見たい』と言ってもらえる役者になりたい」と目標を語った。
今後俳優として挑戦してみたい役柄について「カーアクションやガンアクションなど、男の子なら誰しも憧れるシーンは演じてみたい」という一方で、「30代、40代、50代になったときにいい演技ができるように、いまはいただいた役を全力で生きて、その中で自分がどう見えるか? どんな役割を果たせて、何ができなかったのか? など、自分を知る期間にしたい」とその先を見据えた大人びた発言も。
なお今年6月12日にはファースト写真集『鼓動』が発売される予定だが「写真というものは、そのとき、その瞬間、そのスタッフさんとの時間でしか撮れないものだと思います。心身共に成長する10代の最後に、こうして写真が残せたことに価値があると思います」と喜びを表現。発売前からすでに重版がかかるほどの反響については「ありがたいです。スタッフさんの思いを考えると、どんどん伸びていくことが大切かもしれないけど、僕自身は写真集を作ることができただけで満足、幸せですので、あとは流れに身を任せていきたいです」と素直な心境を明かした。
7月19日放送のFBS福岡放送・開局50周年記念スペシャルドラマ『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』(後7:00)では初主演を果たすことも決まっている岡田。地元・博多弁で20歳の抱負を求められた岡田は「責任が増えてくると思いますし、1年前に事務所に所属した時の気持ち――初心を忘れずに、二十歳という新しい区切りを気を引き締めて再スタートしていこうと思っとうよ」と初々しく語った。
【岡田健史プロフィール】
1999年5月12日生まれ。
2018年にTBSドラマ「中学聖日記」でオーディションを経て主人公の相手役である黒岩晶に抜擢され、俳優デビューを果たす。同ドラマで、『週刊ザテレビジョン』主催の第99回ドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞。以降、ドラマ・CMなどで活躍中。人気・実力ともに注目されている。