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2019/05/10 19:39
小野田坂道役の糠信泰州、初舞台＆初座長への意気込みを明かす 舞台『弱虫ペダル』シリーズ13作品目が幕開け
舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇～制・限・解・除（リミットブレイカー）～が10日、東京・シアター1010にて開幕。前日の9日には公開ゲネプロが行われ、主人公・小野田坂道役の糠信泰州（ぬかのぶ・たいしゅう）らキャスト陣が会見に登場し、本番への意気込みを明かした。
本作は、累計発行部数は2,000万部を突破し、様々なメディアミックスで盛り上がりをみせている、大人気自転車ロードレース漫画「弱虫ペダル」(渡辺航／秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)を原作とした演劇作品。舞台『弱虫ペダル』シリーズは、気鋭の演出家・西田シャトナー氏の類まれなる演出技法と、実力派俳優陣の熱演が話題となり、2012年に上演されて以降、根強い人気を保っている。
シリーズ13作品目となる本作では、2年生になった小野田坂道らが新たに挑むインターハイ2日目の終盤、総北高校と箱根学園、京都伏見の熾烈なゴール争いが繰り広げられる。
ゲネプロ前の会見には、座長を務める糠信をはじめ、今泉俊輔役の猪野広樹、鳴子章吉役の百瀬朔、新開悠人役の飯山裕太、御堂筋翔役の林野健志、巻島裕介役の栁川瑠衣、東堂尽八役の秋葉友佑が出席。
本作より新たに、主人公・小野田坂道を演じる糠信は「見どころは2つあります」と述べ、「真波山岳を置いてゴールに向かっていくシーンと、もう1つは巻島さんと東堂さんと一緒に走るシーンです。この2つのシーンが、インターハイ3日目に小野田が活躍するために、一番成長したなと思うシーン。小野田の気持ちの変化など、見どころがたくさんあります」と本作の見どころを語る。
猪野は「今回は3校のエース同士が戦うんですが、それぞれに勝たなきゃいけない、そして走らなきゃいけない理由というのがあって、それが明確に別れているので、ぜひそこに注目してほしい」と明かすと、百瀬は「僕が演じる鳴子は、前作で一人チームを置いて先頭集団に追いすがっていくというところで終わったのですが、そこからの展開が僕的にはとても熱い展開だなと思うし、鳴子自身も熱くてカッコイイので、そこを観ていただけたら」とアピール。
続けて、飯山は見どころについて「兄・新開隼人へのコンプレックスに対して、悠人が成長してどう乗り越えていくかというところに注目してほしい」と明かしつつ、「約1年ぶりのペダステということで、楽しみにしてくださった方がたくさんいると思うので、"これがペダステだ!”と満足していただけるように精一杯頑張ります。そして、みなさんの5月病を吹っ飛ばす勢いで、僕らも一生懸命走っていきたいと思います」と決意を新たにした。
林野は「御堂筋としてはずっと身を削って、削って進化を遂げる。そしてその先に2年目のゴールがどういう結果を迎えるのかというのを楽しんでもらえたら」と述べ、「（前作から）1年ちょっと空いてしまいましたが、舞台『弱虫ペダル』の熱さは、変わらずにさらにパワーアップしていると思うので、それを劇場に来て楽しんでください」とコメント。
そして、糠信と同じく、本作から新たに出演する栁川と秋葉。栁川が「今作は先輩OBたちが久しぶりに作品に帰ってきます。そしてその二人のクライマーとしての熱いレースシーンもあるので、ぜひ注目してもらえたら」と語ると、秋葉は「巻島とのレースシーンもそうですが、他のキャストが演じる女子ギャラリーという役どころとの絡みも、東堂らしさがよく出ていると思うのでそこをお楽しみに！」と笑顔で語った。
また、本作のタイトルにちなみ、「自身がリミットブレイクする瞬間は？」という質問が飛ぶと、糠信は「今まさにこの瞬間。初舞台で初座長ということで、自分の経験したことのない未知の世界を今まさに歩いています」と緊張気味に語り、「そこをリミットブレイクしていって、舞台『弱虫ペダル』をいい方向に持っていけるよう頑張ります！」と意気込む。
最近サッカーのゲームにハマっているという猪野は、「世界ランクに入るくらいの腕前なんですが、たまに負けると心の底から悔しくて……。そういうときは、お財布の紐をリミットブレイクして選手を買っています（笑）」と課金するほどハマっているというエピソードを告白。そんな猪野に対して百瀬は、「僕が一番苦手なものが納豆なんです。前回の公演のときに、猪野という人が横に座っていて、その方がコンビニで納豆を5パックくらい買ってくるんです。それを辞めさせるか、僕が克服するか……それのどっちかなので、リミットブレイクして苦手なものを克服したい」と打ち明けた。
最後に糠信は、「今回が13作品目ということで、今までたくさんの偉大な先輩たちが築き上げてきたものあるので、それを僕も次に繋いでいかないといけない。なので、小野田坂道という役を大切にしながら、リミットブレイクして全力で走って、千秋楽までやりきりたいと思います」と力強く語り、「ぜひ劇場までお越しください!!」と呼びかけた。
舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇～制・限・解・除（リミットブレイカー）～は、東京公演が5月10日（金）～19日（日）までシアター1010にて、その後、大阪公演が5月25日（土）、26日（日）に浪切ホール 大ホールにて上演される。なお、5月14日（火）には、公演記念スペシャルイベントが行われ、キャストによるトークショーとハイタッチ会が実施される。
（C）渡辺航（週刊少年チャンピオン）／弱虫ペダル04製作委員会
（C）渡辺航（週刊少年チャンピオン）／マーベラス、東宝、トムス・エンタテインメント
