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2019/03/18 22:58
唐田えりか、アジアのアカデミー賞に日本人唯一のノミネート 華やかなドレス姿にアジアの映画人も注目
女優・唐田えりかが、アジアのアカデミー賞と言われる『第13回アジア・フィルム・アワード』新人俳優賞に日本人でただ一人ノミネートされ、開催地・香港を訪れた。
濱口竜介監督が、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』に出演している唐田えりか。同作の演技でアジア・フィルム・アワード新人俳優賞に日本人としてただ一人ノミネートされた唐田えりかは、仕事の合間を縫って、日帰りの強行軍で香港入り。
Givenchyの鮮やかなピンクのドレスにJIMMY CHOOの靴、上品なショパールのイヤリングを身にまとった唐田がレッドカーペットに登場すると、アジア各国のメディアから感嘆の声が上がり、フラッシュの嵐に包まれる。授賞式に先立つカクテルレセプションにおいても、各国の映画人から写真を一緒に撮って欲しいとのリクエストが殺到するなど、存在感を示した。
ノミネートへの心情を聞かれた唐田は「香港に来たのは初めてなので、とても緊張しています。国を超えアジア・フィルム・アワードに参加できることに、どこかまだ信じられない気持ちがあって…この場にいられることがとても嬉しいです」と喜びを表した。日本だけでなく韓国でも活躍している唐田は、レセプションでもアジアの映画人たちと交流を深めていた。
授賞式の冒頭で発表された新人俳優賞は、昨年日本でも公開された中国映画『オペレーション:レッド・シー』のホアン・ジンユーが受賞。唐田は残念ながら受賞を逃したが、イ・チャンドン、ジャ・ジャンクー、渡辺謙、役所広司などアジアを代表する映画人が顔を揃えるセレモニーの空気を満喫し、滞在わずか12時間弱で香港を後にした。