KAMIJO、初の室内楽アルバムをハイレゾで全曲配信「オーケストラ・ライブはここから始まっていた」 | ニュース | Deview-デビュー

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2019/02/20 12:01

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KAMIJO、初の室内楽アルバムをハイレゾで全曲配信「オーケストラ・ライブはここから始まっていた」

 2019年3月27日に東京・EX THEATER ROPPONNGIで行われるKAMIJO(Versailles)の『Dream Live“Symphony of The Vampire”KAMIJO with Orchestra』の開催に向け、2018年発表のアルバム「Sang」完全限定受注生産豪華盤に収録された初の室内楽アルバムが高音質のハイレゾで全曲配信されることが決定した。「Chamber Music Selection I」(1月30日配信)、「Chamber Music Seleciton II」(2019年2月27日配信)を中心に、昨年行われた「Sang Live」の手応えなどについてKAMIJOに語ってもらった。

――まずは昨年リリースしたアルバム「Sang」、アルバムを引っ提げたツアー「Sang Live」のことから聞かせてください。「Sang」は幻のフランス王・ルイ17世を主人公にした架空のストーリーをベースにした作品ですが、ライブの手応えはどうでしたか?

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【KAMIJO】「KAMIJOとしてのライブのスタイルを確立できたツアーだったと思います。ライブで物語を伝えるのは、かなりハードルが高いと感じていたんですよ。自分で語りを入れていた時期もあったり、いろいろと試行錯誤を繰り返していたのですが、『Sang Live』でようやく新しいスタイルに辿り着き、僕自身も楽しんでやれました。映画やミュージカルと違って、(ライブでは)ストーリーを伝えたり、情景描写を挟み込むのが難しいんですよね。『Sang Live』では声優のみなさんのお力を借りたり、映像を使うことで上手く表現できたんじゃないかなと」

――通常のコンサートともミュージカルとも違う、新しい表現ですよね。

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【KAMIJO】「はい。僕の楽曲には、描きたい物語と異なる要素はまったく入っていません。ライブとして成立するようにセットリストを組むのは大変ですが、『Sang Live』では時間軸を巻き戻したり、いきなり別のシーンに移動したり、映画の編集の方法を取り入れることで、上手くバランスを取ることができました。DTMで使うソフトのなかに楽曲や声優のみなさんの演技を取り込み、さまざまな場面を入れ替えて。その作業も楽しかったですね。しかも全国ツアーの最中に、構成を微妙に変えていったんですよ。たとえばセリフの後で曲に入るタイミングだったり、ステージでは、1秒がすごく長く感じられることもあるので演出の繊細な変更だったり。僕の要望に対応してくれたスタッフ、演者のみなさんには本当に感謝ですね」

――オーディエンスにルイ17世のストーリーが伝わったという実感もありますか?

【KAMIJO】「とてもありました。たとえばマリー・アントワネットが処刑されるシーン。僕は演出上、客席に背中を向けているのですが、観客のみなさんの泣き声が聞こえてきて、“ああ、伝わったんだな”と。サウンドの中心はシンフォニック・メタルなので、頭を振りながら盛り上がるシーンもあるのですが、ストーリーにもしっかり感動してもらえて。そのふたつを両立できたことは、僕としても大発見でした。むしろストーリーを前面に押し出すことで、盛り上がりが増したんですよ。ナポレオン・ボナパルトにステージから煽られる体験なんて、そうそう出来ないですから(笑)」

――そして1月から3カ月連続で、「Sang」完全限定受注生産豪華盤に収録された初の室内楽アルバムが高音質のハイレゾで全曲配信されます。

【KAMIJO】「『Sang』の限定盤に付いていた室内楽アルバムは、これまでに僕が発表してきたアルバム『Heart』『Royal Blood』」の楽曲を室内楽としてリアレンジ、再レコーディングした作品なんです。ピアノとストリングスと歌だけで、テンポも決めず、できるだけフリーな状態で“せーの”で録音しました。その形式のコンサートも行ったのですが、それも素晴らしかったので、“音源として残しておくべきだよね”ということになったんですよね。すべて生楽器で、ダイナミックレンジが広いこともあり、エンジニアの方から“ハイレゾで録音しましょう”というアイデアをいただきました。『Sang』のときはCDでリリースしましたが、今回は満を持してハイレゾ音源で聴いていただけることになり、僕としてもとても嬉しいです。この音源は、3月27日に行われるオーケストラ・ライブ(『Dream  Live“Symphony of The Vampire”KAMIJO with Orchestra』)に向けた企画の一貫でもあります。“オーケストラ・ライブはここから始まっていた”ということですね」

――室内楽Verとしては未発表音源となる「この世で一番美しい薔薇よ」も配信されます。

【KAMIJO】「『この世で一番美しい薔薇よ』はアルバム『Royal Blood』の楽曲で、室内楽バージョンとしては初めて表に出ます。この曲はもともと“ファンのみなさんがいなければ、僕の音楽が響く場所はなかった”という感謝の気持ちを込めて制作しました。記念すべきオーケストラ・ライブのタイミングでぜひ室内楽バージョンを聴いていただきたいと思っていたので、それが実現したことは大きな喜びですね」

 3ヵ月連続でKAMIJOのハイレゾ楽曲がオリコンミュージックストアで独占配信。第1弾として『Chamber Music Selection I』がリリースされる。(https://music.orimyu.com/php/special/Special.php?pcd=ivkamijo_cms1)

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