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2019/02/15 08:01
キッズ・ジュニアの総合エンタメコンテスト『キラチャレ』2018年BOYSデビュー賞・内野創太くん 自作の本格ラップを聴かせるスーパーキッズ
エイベックス主催のキッズ・ジュニアの総合エンタメコンテスト『キラチャレ2018』で、全部門の男子を対象にしたDeview認定の『BOYSデビュー賞』に選ばれた、兵庫県在住の内野創太(うちの・そうた)くん(小学6年生)。オリジナルのラップ曲でチャレンジ、見事なパフォーマンスで会場を圧倒した創太くんに話を聞いた。
昨年の11月17日、東京・舞浜アンフィシアターのステージで行われた『キラチャレ2018』決勝大会。全国6地域のイオンモールとベトナムでの予選に参加した、約7000名の応募者から選ばれた221名のファイナリストがステージに登場。その歌部門の17名の一人として登場した創太くん。ハードなラップを、キレッキレの振り付けと共にパフォーマンスし、会場を大いに沸かせた。
この日披露した曲は自作のオリジナルだというから驚く。「知り合いの神戸のラッパーの方と相談しながら、普段抱いている大人への疑問だったり、思っていることを歌詞に詰め込みました」。アンフィシアターはキャパ約2000人の大会場だが、お客さんを煽って盛り上げるような堂々たるパフォーマンスも印象的。「最初はすっごい大きくてドキドキしてたんですけど、実際に立ってみて、自分のワンマンライブだと思ったら楽しくなってきて。夢の中にいるような感覚で気持ち良かったです!」というから大物だ。
実は、予選突破からファイナルまでの間に、この年齢の男子特有の“ピンチ”に陥っていた。「予選が終わってから声変わりがあって。前から何度かヤバかったんですけど、決勝前には声が出なくなってしまって…」。しかし「“どう乗り切ろう…”って思ったんですけど、楽しむしかないかって。今日だけ頑張るとかじゃなくて、いつも通り楽しんで、ちゃんとお客さんを見ながらやろうと思いました」という思いでステージに臨み、結果として圧巻のパフォーマンスに繋がった。
創太くんがアーティストを目指したのは、YouTubeで出会ったあるアーティストがきっかけ。「小学校1年くらいのときに、YouTubeでBIGBANGを観て、カッコいい! こんなふうになりたいって思って、ダンスを習い始めました」。するとそこからチャンスが広がって行く。「一昨年ぐらいに地元神戸のラッパーの方と知り合って、それまでラップはBIGBANGのモノマネをしているぐらいだったんですが、“一回自分で曲を作ってみよう”ってオリジナルを作ってSNSにアップしたんです。そうしたらインスタグラムにDMで『キラチャレに出場してみませんか』というお誘いが来て」。その逆オファーを受けてチャレンジし、ひとつのきっかけをつかんだのだ。
小学生にして自分でオリジナルのラップを作詞している創太くん。「そのままの想いを伝えられるのがラップの楽しさなんですけど、韻を踏まなくてはいけないので、それに苦労しています。韻を無理やり踏もうとすると意味が逆転したりするので、それを合わせるためにインターネットですごく言葉を調べたりしています」と努力を惜しまない。語彙が増えたら国語の成績も上がりそうだが「いや〜あんまりですけど。でも知ってる言葉の数は周りの友達と比べても違うと思います。好きなことだから勉強とは思わないです」と語った。
彼のインスタグラムには、韓国旅行に行ったときに現地のストリートライブに乱入して、歓声で迎えられるシーンもアップされており、彼の度胸や人見知りせず、人懐こい性格も垣間見える。学校では常に「うるさい」と言われているそうで「学校のみんなと、先生のパソコンを借りて、曲を調べて放課後にみんなで歌ったりして楽しんでます。音楽好きで、僕よりK-POPに詳しい女の子とかもたくさんいて、インスタを見てくれているコからは“歌ってるやん”とか言われますけど、“かっこいいーっ!”ていう風にはならないですね」と笑った。
最近はアレンジも含めた楽曲制作にも意欲を見せる創太くん。「スマートフォンのガレージバンドを使って曲を作るのにハマっていて。自分でも本格的なDTMをやってみたいって思います」。そして将来の夢は、やはりBIGBANGのようなビッグなアーティスト。「東京ドームでのライブやドームツアーをして、カッコいいラッパーになりたいって思ってます」と目を輝かせた。