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2019/02/04 08:01

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朝ドラ女優・奈緒も輩出 野島伸司総合監修の俳優養成所『ポーラスター東京アカデミー』で育成中の役者の卵たちにインタビュー

ポーラスター東京アカデミー』で学ぶ3人。左から比留川香さん、鈴木茜さん、向井瑠偉さん(C)Deview
ポーラスター東京アカデミー』で学ぶ3人。左から比留川香さん、鈴木茜さん、向井瑠偉さん(C)Deview

 石原さとみ主演のドラマ『高嶺の花』のほか、数々のヒット作を手掛けてきた脚本家・野島伸司が総合監修を務めるアクターズスクール『ポーラスター東京アカデミー』が、続々とドラマ・映画出演を果たす生徒を輩出している。ここで特待生として学んだ奈緒が、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で、ヒロイン・永野芽郁演じる楡野鈴愛の親友・木田原菜生役を演じ、その後も各方面で活躍中だが、彼女に続く生徒たちもチャンスを求めてレッスンに励んでいる。現場に直結した俳優育成の実績が業界内でも注目される『ポーラスター東京アカデミー』で、現在学ぶ3人の生徒に話を聞いた。

■『ポーラスター東京アカデミー』インタビュー/比留川 香さん(29)&鈴木茜さん(17)&向井瑠偉さん(23)インタビュー

――俳優を目指したきっかけと、ポーラスター東京アカデミーに通い始めたきっかけを教えてください。

【鈴木】小学校3年生のときからダンスを習っていたんですが、中学の時に一旦やめて演劇部に入ったんです。そこで初めてお芝居に触れて、演じることも稽古も楽しくなっちゃって、女優を目指すようになりました。高校も演劇の授業がある学校に進学したんですが物足りなくなって、演技が学べるところを探していた時にポーラスターを見つけました。野島先生のことはお母さんの影響で知っていましたし、お母さんに“野島先生のところなんだよ”って言ったら、「すごいじゃん! やってみたら」って言ってくれました。

【向井】僕は『隠れ目立ちたがり屋』で、人前に出て表現することが好きだったので、自分で作詞・作曲をして弾き語りをしたりしていました。大学は英語を専門にしている学生が多かったので、英語でミュージカルを上演する授業があったんです。僕は歌を歌いたくて参加したんですが、ミュージカルなので当然演技もあって、そこで演じることが面白いなって思い始めたんです。そして大学を出て今年の9月に北海道から上京して、ここに入りました。どうせやるなら一番目立つところに行きたいと思っていたら、ポーラスターさんの募集が一番目立っていたので、ここに決めました。

【比留川】7年半ぐらいホテルに勤めていたんですけど、2018年9月の半ばに退職をしまして。今年2月で三十路になりますが、今が人生で一番アクティブな時期で、新しいフェイズに入ったと思いまして。そのフェイズをいかに楽しむか企むなかで、幼い頃から俳優の仕事に興味を持っていたので、自分の向き不向きより興味関心を優先させよう、やらないで後悔するよりはやって後悔したほうがいいと思い、ここに通い始めました。

――比留川さんは本当に思い切りましたね。

【比留川】究極の憧れはオードリー・ヘプバーンさんで、自分が女優になれるとは思っていなかったんですが、表現することには前々から興味関心がありました。高校時代にチアリーディングと出会って、3年間熱を入れて取り組んで、最高全国2位まで行きました。大学ではディズニーランドでアルバイトをして…俯瞰で観れば一貫性はあるかなと。ホテルを思い切って辞めたとき、就活中に学生キャスターをやっていたので、地方局のキャスターに応募しようとしていたんです。オーディション用の写真を撮ろうと検索していた時に、たまたまバナー広告にポーラスターさんが出てきたのを見てピンと来て、直感で応募しました。

――入所オーディションのときのことは覚えていますか?

【鈴木】グループでの試験で、二人組になってお芝居をしたんですが、目の前には野島さんもいらっしゃいました。その時は自己アピールでプロフィールに書いたこととおんなじことを言っちゃったなという後悔のほうが大きいです。

【向井】ポーラスターに来るまでの道のりのことを覚えてますね。北海道のド田舎から来て、いきなりこんなにこじゃれた赤坂の道を歩いていて。実際のオーディションはそんなに緊張しなかったんですが、赤坂を歩いている時が一番緊張しました(笑)。周りは田んぼで、馬しかいないようなところに住んでいたのでギャップが大きかったんですが、だんだんこの道が馴染みの景色になるのかなぁとか考えていました。

【比留川】私の場合はオーディションではなくて、代表と直々に面談だったんですが、すごい熱量で向き合ってくださいました。年齢が足かせだったんですけど、幅広い人に門扉を開いていて、「できない理由じゃなくて、できる理由をさがしていこうよ」と言ってくださったのがありがたかったですね。

――ここで学んでいるなかで発見したことはありますか?

【鈴木】部活でしか演技を知らなかったので、入ってみたら別世界でした。ただ役になりきればいいと思っていたんですが、この台本の前の過程は? 場所は? 天気は?とか、台本をどう読み解くかということを教えていただいて、勉強になっています。クラスにはいろんな世代の人がいて、他の人の演技を観ることが出来るのが面白いです。講師の先生が「経験がある人ほど、いろいろ考えて率直なお芝居ができない。何も知らない人の素直な芝居のほうがいい場合もある」とおっしゃっていたのも参考になりました。

【向井】さっき、赤坂からここに来るまでの自分を俯瞰して見たと言ったんですが、演技の最中も演技している自分を見ていることを指摘されました。「自我が出てしまうと、観ている人はその役を信じられない」と。今は「自分とは何者か?」を問う作業をしているんですけど、そんな自分がいることを自覚しつつ、上手く使うのか? 克服するのか? という挑戦をしているところです。

【比留川】今はまっさらを楽しんで、なんでも吸収して帰ろうって思っています。講師の方は脚本家の先生で、ストンと腑に落ちる言葉で話してくださるので、いつも感銘を受けながら聴いています。大人が夜通し本気で作っているドラマや映画が、満員電車でスーツをしわくちゃにしながら汗水たらして働いている誰かの活力になっているかもしれないという話に、演じるという仕事の可能性も感じていて、毎回レッスンが面白いです。

――鈴木さんは映画の現場を経験したんですよね。

【鈴木】女子高生の役で、初めて映画の現場を経験しましたが、めちゃめちゃ緊張しました。セリフを言う立ち位置がずれちゃったり、段取りっぽく不自然になったり、台詞の言い方に変更があったり…現場に行って難しさを改めて実感しましたが、楽しいし、すごく勉強になりました! あと、初めてマイクをつけてもらって、ヤバイ!ってテンション上がりました(笑)。

――皆さんのキャラクターもちょっと知りたいんですが。

【鈴木】今高2で、まさに“女子高生”なんですよ(笑)。女子高生ってみんな口が悪くて、年上にもタメ口きいたり、すぐに「ウザい」「キモい」って言っちゃうので。普通に出ちゃったらマズいので気を付けてます。友達の間では『ヘンな人』って言われてます。手振りとアクションが大きくて「キモい」とか言われるし、なんなら「声もデカいね」みたいな(笑)。昔からそうなので、自分では普通の人だと思ってるんですけど…。

【向井】「爽やかだね」とか「クールそうだね」って周りからはいろんな印象をもたれるんですが、自分自身とのギャップは常に感じています。結構な田舎からやってきた人間なのに、「都会の人っぽいね」とか「絶対遊んでるでしょって」言われて。実際は休みの日なんて家に閉じこもってずっと本読んでるほうです。でも俳優としてみれば、周りの人の見方を裏切り続けるのは楽しいかなって思います。クールな感じと、笑っているときのギャップがあるってよく言われますが、そうやって女性を落としてるわけじゃないですよ(笑)。

【比留川】変わってるって言われることは多いんですが、誉め言葉だと思っています。自分の中でじっくり練った上での行動でも、急に突拍子もないことを始めるから。傍から見たらそれがダイナミックで大胆で、変わってるように珍しく映るのかもしてません。あとは文房具、特に万年筆が好きです(笑)。前職のホテルで、退任する役員の方に贈る万年筆を選ぶ担当をしていたのをきっかけに自分も欲しくなってコレクトするようになりました。男性的な趣味が多くて、凝り性かもしれません。

――では最後にそれぞれの目標を教えていただけますか?

【鈴木】たくさんのオーディションのチャンスをいただいているのに、なかなか受からないので、まずはオーディションを突破するのが目標です。そしてテレビで活躍する人になるのが夢なので、少女漫画原作の恋愛モノにちょっとでもいいから出たいです。

【向井】オーディション合格の一歩前の段階として、自分が楽しく、自信を持って演技をするという感覚を掴みたいです。大きな目標で言えば、芸能界でも、どこの業界にいても、面白い人になりたい。言葉で言えば『粋な人』。いつもいい意味で裏切り続けるような人ですね。東京に来てみて思うのは、いろんな面で合理的に物事が進んで行く感じがするんです。合理的じゃないところを楽しめる人になりたいなって思っています。

【比留川】まだまったく経験がない状態なので、現場に出てみたいですし、オーディションを受けてみたいです。現場によってカラーがそれぞれ違って、全部が経験になるということを聞いたので。あと将来的に大きな目標が二つあって。中村アンさんは同じ競技のチアリーディングをなさっていて、一つ上の学年なので、同じ青マットの上に立ったことがあるはずなんです。もしお会いできたら、この世代であれば知っているであろう共通のダンスを一緒に踊りたいです(笑)。あと、私の姉がモデル業をしているので、比留川姉妹として、お互いの化学反応で何かを表現出来たらと思っています。

現在『ポーラスター東京アカデミー』は特待生オーディションの募集を行なっている。公式サイトの応募フォーム(http://psta.co.jp/201807/form/)からエントリーできる

関連写真

  • ポーラスター東京アカデミー』で学ぶ3人。左から比留川香さん、鈴木茜さん、向井瑠偉さん(C)Deview

  • 『ポーラスター東京アカデミー』で学ぶ3人。左から比留川香さん、鈴木茜さん、向井瑠偉さん(C)Deview

  • 『ポーラスター東京アカデミー』のエントランス(C)Deview

  

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