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2019/01/29 14:04
『ビートたけし杯 漫才日本一』優勝はマッハスピード豪速球
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会が主催する『ビートたけし杯 漫才日本一』が28日、台東区浅草・東洋館で行われた。同祭実行委員会の名誉顧問・ビートたけしによる「つまらない奴が審査しても意味がない。その日一番ウケた奴が賞を持って行け」という趣旨で開催された同大会。高田文夫、ナイツ、一般来場者127名の観客投票による審査の結果、フリーの芸人「マッハスピード豪速球」が優勝を果たした。
同大会には芸歴10年以下のイチ押し若手漫才コンビ31組がエントリー。江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会(ビートたけし名誉顧問以下)による映像審査、本選出場者10組が東洋館のステージに立った。当日は審査員、一般来場者のほか、宮藤官九郎、服部台東区長が見届け人として参加した。
優勝を果たしたマッハスピード豪速球は「オフィス北野に所属していた時、たけしさんに挨拶する機会が一度あって、その時に『漫才師か?』と聞かれ、『コント師』と答えて『そっかぁ』と言われてそのままどこかへ行かれてしまって。あのとき『漫才師です』と答えていたら何かあったのかなとずっと引っかかってて」と、たけしの反応がきっかけで漫才を磨いたことを明かした。そして「たけしさんがオフィス北野を離れてしまったので、一生たけしさんに漫才を見せられないんじゃないかと思っていたから、本当にうれしいです!」と喜びを語った。
ビートたけしは大会総括として「若手はみんな腕が上がっている。お客さんによって当たる日、当たらない日があるから、出ばやしからの出と引っ込みのタイミングなどをその時々に合わせていかなくてはいけない」と、これからの若手に愛情のこもったアドバイスを贈っていた。