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2019/01/18 21:20
鈴木拡樹・荒牧慶彦・北村諒ら刀剣男士キャストが”甘酒樽”で鏡開き、『映画刀剣乱舞』初日舞台あいさつ
人気ゲームを原案とした『映画刀剣乱舞』の初日舞台あいさつが、18日都内で行われ、三日月宗近役の鈴木拡樹ら刀剣男士キャストが舞台挨拶に登壇した。
原案となるのは、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた"刀剣男士"を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-』。2015年のリリースから、これまでにアニメ、ミュージカル、舞台など数多くのメディアミックス展開。2018年には『第69回NHK紅白歌合戦』にミュージカル『刀剣乱舞』の刀剣男士たちが出演を果たし大きな話題を呼ぶなど、絶大なる人気を誇る「刀剣乱舞」の初の実写化映画となる。
全国51館の劇場にてライブビューイング実施された、この日の舞台あいさつには、三日月宗近役の鈴木をはじめ、山姥切国広役の荒牧慶彦、薬研藤四郎役の北村諒、へし切長谷部役の和田雅成、日本号役の岩永洋昭、骨喰藤四郎役の定本楓馬、不動行光役の椎名鯛造、鶯丸役の廣瀬智紀、耶雲哉治監督が登壇。
鈴木は、舞台あいさつが同時中継されていることについて「たくさんの会場で上映していただいて本当に嬉しい」と述べ、「大事な初日なので、トークも盛り上がっていけたら」と挨拶。荒牧は「公開初日を迎えることができたのも、みなさまが刀剣乱舞という作品を合いしてくださって、応援してくださったおかげだと思います」と感謝の思いを伝える。
舞台版より引き続き本作にも出演しているキャスト陣は、舞台と映像の違いに難しさを感じていたそうで、荒牧は「外で立ち周りをやるというのが、舞台とは一番違うところ。砂利道とかで立ち回りをすると足をとられたり、ストップが効かなかったり、そういうことを注意しながらやっていました。なので、よりリアルに近い殺陣ができているんじゃないかなと思います」と、映像ならではの殺陣の魅力について語る。
アクションシーンについて、「舞台とはまた違った迫力が映像で見れる」と語った椎名。「舞台だと何十回も稽古を重ねてやっていくけど、映像は1回に賭けてやる。アクションチームの方が『直で当てていいから』と言っていたので、本当に当てて蹴ったりするシーンとかもあって、その迫力はリアルに伝わるものがあるんじゃないかなと思います」とコメント。また、建物内での殺陣シーンに挑んだ鈴木は、「ゲームの設定でもあるんですが、狭いエリアで戦うとき、長い武器は扱いが大変なので、ちょっとステータスが下がったりするんです。それを撮影でリアルに感じました」と撮影を振り返った。
一方、映画版から参加した岩永、定本、廣瀬の3人。同座組について定本は「溶け込めるか不安だったんですが、最初からグイグイ来てくださって。初日から一緒にご飯を食べたり、どんどん仲良くなったので、緊張したのは初日くらい。気持ち良くのびのびとできる現場でした」と笑顔を見せ、岩永は「思い出がいっぱいありすぎて、思い出すとちょっと涙が出てくる…」とジョークを飛ばし笑いを誘う。廣瀬も「撮影でギュッと関係性を築き上げることができて、笑いの絶えない現場だった」と述べ、「また新たな作品や続編とかが作れるようなことがあれば、よりギュっとなったチームワークが見られるのかなと思うと、ウキウキワクワクしちゃいますね!」と声を弾ませていた。
舞台あいさつ終盤には、映画初日を祝うため、不動行光の好物でもある甘酒入りの酒樽で鏡開きを実施。その後、それぞれに甘酒が入った枡が配られ乾杯すると、椎名が不動行光お馴染みのしゃっくりを再現し、場を盛り上げた。
最後に耶雲監督は、「今年は平成が新しい年号に変わるという、歴史的な年。この『映画刀剣乱舞』が公開されるには、すごく相応しい歳なんじゃないかなと思います」と述べ、「いろいろなメディアミックス展開がされてきましたが、それとはまた一味違う、映画ならではのスケール感のある作品に仕上がっていると思います。最後まで楽しんでいってください」とアピール。鈴木は「この作品がここからもう1段、2段成長するためには、みなさまに観ていただいて、この作品に愛を持っていただき、そこでそだれられるものもあるのかなと思っています。みなさまの中でどんどん広げていってください」と呼びかけ、舞台あいさつを締めた。