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2018/11/09 11:52
RENA、大みそかのRIZINで復帰戦「凄く思い入れのある特別な舞台」
シュートボクシング世界女子フライ級王者RENA(シーザージム所属)が8日、自身のインスタグラムで、今年の大みそかに行われる『Cygames presents RIZIN.14』(さいたまスーパーアリーナ)への参加を表明した。
RENAは2017年の大みそか、RIZIN史上初の女子スーパーアトム級トーナメントで浅倉カンナに屈辱の一本負け。敗者側からの掟破りの再戦要求で実現した7月のリベンジ戦でも完敗を喫すると、格闘技ファンの批判も浴び、これまで女子格闘技を牽引してきた功績までもが忘れられようとしていた。そんななかRENAは、一度格闘人生の歩みを止め「普通の女の子」としてリングから遠ざかっていた。
しかし1日の夜、自身のブログ内で、7月のRIZINの試合で、格闘家として今まで走り続けてきた気持ちの糸が切れてしまったと心情を吐露しつつ、「忘れ物をしているような感覚になってきて」シーザージムに足を運んだと綴る。そして「サンドバッグを叩いてミットを蹴って汗を流したら 自分がまだ選手としてやり切っていないことにあらためて気がつきました」と眠っていた気持ちが呼び起こされ、「私はまたRENAとして格闘技のリングに戻ります」と宣言するに至った。
これまで“ジョシカク”のトップランナーの重責を背負い、時にアイドル然として、時に憎まれるほどのヒールとして走り続けてきたRENA。張り詰めていた気持ちが2度の敗戦によって解き放たれ、改めて自分が何故戦うのかを問い直すことができたに違いない。
8日のインスタグラムで「年末のRIZINは私にとって凄く思い入れのある特別な舞台です」「格闘技を楽しんでいただけるように頑張りますので大みそか一緒に盛り上がりましょう」と改めてファンに呼びかけたRENA。大みそかのRIZINのリングでは、生まれ変わったRENAがどんな試合を見せてくれるのかに期待したい。