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2018/08/02 11:51
『万引き家族』で大注目の子役・城桧吏、地上派ドラマ初出演 『グッド・ドクター』で天才歌手の難役に挑む
映画『万引き家族』で注目を集めた子役・城桧吏が、山崎賢人主演のドラマ『グッド・ドクター』の第5話(8月9日放送)に出演することが決定。城は、本作が地上派ドラマ初出演となり、国内外から注目を集める天才ボーイソプラノ歌手という難役に挑む。
同ドラマは、自閉症スペクトラム障がいでコミュニケーション能力に障がいを抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊(山崎賢人)が主人公。幼い頃から小児外科医になることが夢だった湊が、ある日、レジデントとして小児外科の世界に飛び込むことになり、周りの偏見や反発にさらされながらも、同じ小児外科の、瀬戸夏美(上野樹里)や高山誠司(藤木直人)らとともに、子どもたちの命のために闘い、子どもたちの心に寄り添い、そして子どもたちとともに成長していく姿を、あふれるほど情感豊かに描く物語。
第5話で城が演じるのは、日本のみならず海外からも高い評価を得ている天才ボーイソプラノ歌手・羽山響。二人三脚で歩んできた父親との厳しいレッスンに励んでいた響だったが、突然咳が止まらなくなり、東郷記念病院を訪れる。検査の結果、響は先天的に、梨状窩(りじょうか/食道の入り口の左右にある凹み)に穴が空いていることで上気道感染や甲状腺の炎症を誘発する空下咽頭梨状窩瘻(かいんとうりじょうかろう)という難病を抱えていることが判明。
夏美は父親に、手術をしなければ病状は悪化していくこと、ただし手術時に声帯の近くにある神経を傷つける恐れがあり、万が一の時には、高音の声を出せなくなる可能性があることを説明するが、父親は、歌手である息子に、そんなリスクがある手術など受けさせられないと猛反発。そんな夏美と父親とのやり取りが行われている診察室の前で、イヤホンをしながら待っている響が、なぜかため息をつくと、となりに湊があらわれて・・・。
『万引き家族』では、生活費を補うために万引きをする一家の長男役を演じ、注目を集めた城。俳優として活動する一方、7人組ユニット「スタメンKiDS」のメンバーとして活動し、歌やダンスの経験はあるが、今回のドラマで天才歌手という難役に挑み、オペラにも初挑戦。撮影に入る前には、実際のオペラ歌手から発声、口の広げ方、姿勢、動作の指導を受け、何日も練習を重ねて役作りに励んだという。
初の地上派ドラマ出演に関して、城は「TVドラマは初めてなので、出られることはとてもうれしいです。撮影に入るときは少し緊張してしまったのですが、とてもにぎやかな現場で、撮影スタッフの方が緊張をほぐそうとしてくださって、一緒に歌ってくれたりして、撮影はすごく楽しいです」と語り、天才歌手という役どころについて、「響は歌が上手な役なので、とにかく歌を練習して頑張らなくちゃ、と思います。心の部分は話が進むにつれて徐々に明らかになっていくのですが、僕が1番好きなシーンが台本の最後の方にあって、そのシーンがたくさんの人にステキだな、と思ってもらえるように響をしっかり演じていきたいです」とコメント。
また、本作で初共演となる山崎に対しては、「テレビで見ていて、かっこいいな、と思っていたのですが、実際にお会いすると、もっとかっこよかったです(笑)。あと、湊先生はしゃべり方に特徴があるので、とても難しい役だと思うのですが、カメラが回ると、すぐに役に入って、とても自然に演じられていたので、すごいなと思いました」と感想を述べ、「1話からグッとくるところがたくさんあるドラマですが、この5話もグッとくるのではないかと思います。響がどんなことを考えていて、本当はどんな人なのか、というところに注目して、ぜひたくさんの方に見てもらえたらうれしいです」と呼びかけた。
ドラマ『グッド・ドクター』は、毎週木曜 よる10:00〜フジテレビ系にて放送中。
※山崎賢人の「崎」は正しくは「たつさき」