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2018/06/06 18:01
SMA所属の次世代女優・越後はる香、夏の10代オーディションを応援「後悔しないように、一回一回出し切って!」
西野カナ、二階堂ふみ、土屋太鳳、黒島結菜、成田凌ら、アクター、モデル、タレント、シンガー、など、多彩な所属者を擁するソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)が、今夏全国の10代(22歳まで)に会いに行く「SMAティーンズオーディション〜ちょこっとチョイス〜 HuAHuA」を開催、現在エントリーを受け付けている。かつて2015年の「HuAHuA」をきっかけにデビューのチャンスを掴み、女優として成長している17歳・越後はる香に、オーディションのエピソード、応募を考えている人への応援メッセージをもらった。
■越後はる香インタビュー
Q.SMAのオーディションに応募したきっかけは?
「元々テレビっ子でドラマをよく観ていて。大河ドラマや朝ドラが好きで、ドラマもほぼ毎日チェックしていました。あと映画も好きで、私もやってみたいなって思ったのがきっかけでした。そのころ憧れていたのは二階堂ふみさん、長澤まさみさんです」
Q.憧れていたところから応募に踏み切るのは勇気がいると思うのですが。
「母が背中を押してくれたことが大きいです。女優になりたいということは以前から周囲には言っていたので、応援してくれていました。中学2年生のころから応募を始めたんですが、応募用紙を書く時にも“こうしたほうがいいんじゃない?”ってアドバイスをくれて。そうやって書いているうちに、やりたい気持ちが自分の中でも強くなっていきました。HuAHuAのオーディションも母が教えてくれて、中学3年の春に応募しました」
Q.HuAHuAっていう名前を見た時どう思いました?
「“ふわふわした気持でもいいから”っていうのが“あ、いいなぁ”って思いました。自分も若干そんな感じだったので(笑)。所属している方のなかに二階堂ふみさんの名前と写真もありましたし、すごい方がたくさんいるなって」
Q.オーディションの時を振り返ってください。
「地方大会では歌の審査があったんですが、女優を目指しているのに歌の審査があるんだって思って、“何歌おう?”って考えました。その当時流行っていた映画の主題歌だったGReeeeNさんの『アイウタ』を歌ったんですが、歌はあまり得意じゃなかったので、ずっとお風呂でも聴いて練習しました。歌唱審査をとにかく頑張ろうって思いましたね」
Q.面接審査はいかがでしたか?
「今では大人の方と話すことは多いんですが、当時は学校の先生や親としか大人とは話さなかったので、緊張してました。でもSMAのオーディションのスタッフは話しやすい空気を作ってくださって。最初のひと言で和みました」
Q.最終審査ではどんなことをアピールしましたか?
「皆さん、ちゃんと特技を持ってくるじゃないですか。私は順番が一番最後のほうだったので、他の方の歌や特技に圧倒されて。“どうしよ〜”って思って。待っている間は大丈夫かなって不安に思っていました」
Q.特技は何を披露したんですか?
「チェロを弾きました。チェロは大きいんですが、持ち運ぶのは慣れているので、新幹線に一緒に乗ってきました。特技のアピールは、普段の演奏とは全然違う環境なので、失敗したんですけど、諦めずに最後まで弾きました。チェロで間違えたというのを、最後まで引きずっちゃったなって思います」
Q.それでもオーディションには合格しました。合格の連絡を受けた時の気持ちは?
「ビックリしました。すごく記憶に残っているんですが、合格発表が満月の日だったんです。習い事に行くときに満月が見えて、“ああ、今日結果発表だ…”って思って。習い事から帰って来たとき、母が駅の途中まで迎えに来て“受かったみたいだよ”って言ってくれて。“ああ、よかったな”って思いながら見た満月が印象に残っています」
Q.合格後、仕事をしていくなかで、SMAのスタッフからはどんなサポートを受けていますか?
「マネージャーさんが、親身になって相談に乗ってくださいます。マネージャーさんがいなかったら、お仕事のオーディションを受けることもできないですし、自分の中で本当に大きい存在だなと思っています」
Q.SMAという会社の雰囲気はどうですか?
「担当の方じゃなくても、以前にお会いした方は、“今どんな感じなの?”“上京してきたんでしょ”とか声をかけてくださるのであたたかいです、オーディションでお世話になった方も“チェロ弾いてたよね?”って覚えていてくださって。成長を見守ってくださっている感じがして嬉しいです」
Q.半年前に上京してきて、現在の環境は?
「上京するときは“東京行くぞ!”みたいな感じで意気込んでいましたが、最初の1〜2ヵ月は、ホームシックになったり、帰りたいって思ったりということがありました。でもそうやってダウンしてからは、振り切ってやってやろうという気持ちが強くなって、今では学校も楽しくて、環境もいいので充実しています」
Q.6月30日から公開される映画『明日にかける橋』の出演もオーディションで勝ち取ったんですよね。
「オーディションの前にいただいた台本が、劇中の一部だったので、そこからイメージを膨らませました。描かれるのが80年代で、当時母が高校生だったので、時代背景を聞いたり、監督が以前どういう作品を撮ったのかも確認して挑みました」
Q.お母さんの青春時代と同じというのは参考になりそうですね。
「当時の音楽を聞いてみたり、髪型も三つ編みのおさげにしていきました。普段はそんな髪型にはしないんですが、当時の学生に近いのかなって自分では思っていて、役柄に入り込めた気がします」
Q.これまでたくさんのオーディションを受けたと思うんですが、大切にしていることは?
「『明日にかける橋』のオーディションに受かるまでは、全然受からなくて。思い切ってやることを意識しはじめてから変わって来たかなって思います。一回一回、後悔しないように、“その時だけだ!”って振り切ってやるように」
Q.これからオーディションを受けたいと思っている人にメッセージをお願いします。
「オーディションって。受けても受けても全部が受かるわけじゃなくて、落ちることもあるけど、そこで諦めないで続けられたらいいかなって思います。私も諦めてたら後悔しちゃってたかなと思うので。オーディションでは、そのときに自分ができることを一生懸命出し切れればいいと思います」
なお「ソニー・ミュージックアーティスツ ティーンズオーディション2018 ちょこっとチョイス〜HuAHuA〜」は現在応募受付中。応募方法はオーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。また同時に、男性限定の「ダンリョク」、声優オーディション「アニストテレス」も募集を行っている。
■越後はる香(えちご・はるか)
2000年10月19日生まれ、兵庫県出身。「ティーンズオーディション2015 HuAHuA」に合格し、SMAに所属。趣味 映画鑑賞、読書、乗馬。特技 チェロ、スキー。映画『明日にかける橋 1989年の想い出』が6月30日(土)有楽町スバル座で先行公開。
撮影/厚地健太郎