ニュース
2018/03/20 13:52
佐野勇斗&本郷奏多、又吉直樹原作の映画『凜』でW主演
又吉直樹が書き下ろした初の長編の映画化が決定。ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしても活動し、俳優としても活躍中の注目若手俳優・佐野勇斗と、数々の作品で主演を張り、個性・実力ともに兼ね備えた本郷奏多がW主演を務めることが明らかとなった。
『凜』は、芥川賞作家・又吉が書き下ろした初の長編で、2007年12月に神保町花月で公演した舞台作品。今回、又吉は原作のほか脚本監修も担当し、今作は昨年上映されて話題となった芥川賞受賞作『火花』に続く、映画化二作目となる。
本作は、神隠しの伝説が伝わる村の学校を舞台にした青春群像サスペンスで、佐野が演じるのは、真面目でどこか達観している現代っ子の高校生・野田耕太。本郷は、不思議な転校生・天童を演じる。今回初共演となる二人が、青春真っ只中におきた“仲間が消える”という不思議な現象に脅かされる高校生をどう演じるのか。天童の抱える闇、消えていく仲間の秘密、そして一体犯人は誰なのか……。第二弾出演者情報は後日発表される。
佐野は「この作品は、芥川賞作家・又吉直樹さんが原作を務められているということですごく楽しみにしていたのですが、台本を読ませていただいて、とてつもなく面白かったです!」と述べ、「まだまだ未熟な僕ですが、事務所の先輩である本郷奏多さんをはじめとする素晴らしいキャストの皆様からたくさんのことを学ばせていただきながら、作品にいい味付けができるよう精一杯演じたいと思います。耕太が、観ていただいた方にとって一番近くに感じていただける登場人物になれるように頑張ります。公開までお楽しみにしていてください!」とコメント。
一方の本郷も「又吉さんの原作で読んでみたらすごくひき込まれる内容で面白い作品でした」と感想を語り、「作品に出演することができて非常に嬉しいです。天童は、謎が多くひき込まれる役かと思いますので、楽しみにしていてください」と呼びかけた。
さらに本映画は、吉本興業がテレビ放送局とタッグを組んで制作する「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」の[TV DIRECTOR’S MOVIE]部門作品となっており、TBSテレビと共同で制作。監督は、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(2015)、『せいせいするほど、愛してる』(2016)、『小さな巨人』(2017)などで演出を手掛けてきた池田克彦が担当。
また、全国公開に先立ち、2018年4月19日(木)〜22日(日)に沖縄県内各所で開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で上映される予定。全国公開は2018年度を予定。
◆作品概要◆
『凜』
【原作・脚本監修】又吉直樹
【監督】 池田克彦[TBSテレビ 制作局 ドラマ制作部]
【脚本】 渡邉真子
【製作】 吉本興業
【制作】 よしもとクリエイティブ・エージェンシー、TBSテレビ
【制作プロダクション】 エクセリング
【出演】 佐野勇斗、本郷奏多 ほか
【ストーリー】 「あなたは、それでも誰かを信じられますか?」
僕たちの村にはある伝説があった。「100年に一度、村から子供が消える」
高校二年の冬。東京から来た季節外れの転校生と、僕らは友達になった。くだらないことでふざけ合いながら過ごす青春の日々。するとある日、僕たちの友達が消えた。混乱する小さな村。伝説の存在が頭をよぎる。そして、また一人と消えていく友達。親友である転校生に向く疑いの目。それでも僕たちは信じたかった。自分たちの仲間を。
あなたは、あの日あの時にしか存在しなかった友情、恋愛、恐怖、そして勇気を目の当たりにすることになる。不思議な転校生と村の伝説、隠された仲間の秘密、そして犯人は誰なのか!?
芥川賞作家・又吉直樹が書き下ろした舞台が、10年の時を経て奇跡の映画化!!
【公開】 2018年度(予定)
※全国公開に先立ち、2018年4月19日(木)〜22日(日)に沖縄県内各所で開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で上映予定。
詳細はHP[www.oimf.jp]