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2017/11/14 20:03

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人気声優を輩出したオーディション『アニストテレス』 第6回グランプリは透明感のある声が印象的な15歳・田中みずなさん

『Anistoteles (アニストテレス)vol.6』のグランプリに選ばれた田中みずなさん(C)Deview
『Anistoteles (アニストテレス)vol.6』のグランプリに選ばれた田中みずなさん(C)Deview

 水瀬いのり、伊波杏樹ら人気声優を輩出し、第6回目を迎えたソニー・ミュージックアーティスツ アニメ大好きオーディション『Anistoteles (アニストテレス)vol.6』のファイナルステージが10月29日、都内某所で開催された。審査の結果、ファイナリスト12名の中から、東京都出身の15歳・田中みずなさんがグランプリに選ばれた。

 アニメ好きなら、年齢・性別・国籍・ジャンル不問で、誰でも応募できるオーディション『アニストテレス』。第6回となる今年は、応募総数7203組から選ばれた12名がファイナルステージに立った。観客を入れて行なう公開イベント形式の最終審査で、ファイナリストたちはアニメソングの歌唱、そして好きなアニメのワンシーンの演技をパフォーマンス。見守る観客はもとより、第1回からMCを務めるお笑い芸人「がっつきたいか」も、ゲストMCの伊波杏樹もアニメ大好きという、アニメ愛に溢れた空間で、それぞれの持ち味を存分に発揮していた。

 今回グランプリを獲得したのは、東京都出身の高校1年生・田中みずなさん。まず歌唱審査では『Re:ゼロから始める異世界生活』から、レム(CV:水瀬いのり)のキャラクターソング『Wishing』をチョイスし、透明感のある歌声で会場を酔わせた。続く演技審査では、『囮物語』第3話から“千石撫子が先生に向って叫ぶシーン”を演じ、最初は大人しいキャラクターが後半に向ってキレる演技でギャップを見せた。このシーンを選んだのは「部活の友達に“雰囲気が似てるね”と言われた」からだそうだが、声優の伊波も「声がキレイ」と目を丸くし、がっつきたいか・倉田も「撫子感あるよね!」と絶賛した。

 グランプリ受賞の感想については「自分では上手くできたつもりだったんですけど、控え室に戻るとき、ホールから漏れる音を聞くと皆さんすごくて。もうダメだって思っていました。だから、夢を見てるんじゃないかなって思うくらい信じられなかったです。まだ実感はないです。でもすごく楽しかった。楽しくできたので良かったと思います」と振り返る田中さん。

 今回応募したのは「水瀬いのりさんが大好きで憧れているので、水瀬さんの出身オーディションだと知って、応募しようと思いました。去年は自信がなくて応募できなかったんですが、今年高校に入学して、演劇部と放送部を兼部して、発表の機会があって自信がついたので」ということがきっかけ。

 自己PRで披露した「ニワトリの声真似」は、演劇部の芝居で演じたもの。「先輩が書いた、女子高生の昼休みを舞台にしたお芝居です。後ろから驚かされて、お弁当の玉子焼きを落としちゃうんですけど、それがきっかけになって裁判の寸劇が始まるんです。落とされた玉子焼きのお姉さんの役で、普段は大人しいんだけど、ときどき毒舌が入るようなキャラクターでした」と、丁寧に説明しようとする姿も好印象だ。

 「演劇の台本は基本は当て書き」というので、田中さん自身、そんなキャラクターが得意なのかと聞くと「むしろ語るような口調のほうが得意で。でも、朝礼で集合すると、シーンと静まり返るじゃないですか、そういうとき、誰も喋ってない中で“ウワーッ”って急に大声出してみたいって思ったりします。やらないですけど」と笑った。

 声優を目指すようになったきっかけを聞くと、「中学1年のときに、同じ部活の友達に『ラブライブ!』を勧められたんです。声だけの演技なのに感動するし、笑えるし、声優ってこういうことが出来るんだって思ったときに、なりたいなって」と語る。絶賛された透明感のある声については「最初、地声が高いのがすごく嫌いで、無理やりにでも低い声を出したりしていたんです。でも最近、だんだん個性があるのもいいんじゃないかって思うようになりました」と、自分の武器として認めることができるようになったそうだ。

 そして、目標とする声優は「おこがましいですけど、水瀬さん」と、恐縮気味に第1回グランプリの名前を挙げる。「『ご注文はうさぎですか?』を観て、そのときは“チノちゃんかわいいなぁ”と思っていたんですけど、『心が叫びたがってるんだ』を観て、ヤバい! スゴい!って思って。語彙力が無くてそういう言葉しか出てこないんですけど、“これってなんなんだろう?”って思って好きになりました」と、その理由を語った田中さん。今回のグランプリでオーディションの後輩となるが、「明日、死んじゃうんじゃないか?っていうぐらい…です」と夢が叶ったことを喜んだ。

 今後の活動について「ありきたりかも知れないんですけど…私が『ラブライブ!』を観たときに感じたような“なんなんだろう!”っていう感じとか、感動とか、笑える部分とか、そういういろいろな感情を届けられるようになりたいです」と目標を語り、「目の前にあることを全力で、精一杯頑張ります」と意気込んだ。

 取材の最後に“今ハマッているアニメ”を聞くと、そこはやはりアニメ好き、緊張していた表情を緩め、「今は『少女終末旅行』を観ています! やっぱり水瀬さんが出ているし、『ラブライブ!』では小泉花陽ちゃんが好きだったので、久保ユリカさんも出ているから、これは観るしかない!って思って観てます」と笑顔を見せた。

関連写真

  • 『Anistoteles (アニストテレス)vol.6』のグランプリに選ばれた田中みずなさん(C)Deview

  • 『Anistoteles』グランプリの田中みずなさん(左)と伊波杏樹(C)Deview

  • 『Anistoteles』グランプリの田中みずなさん(左から二番目)と伊波杏樹(右から二番目)、がっつきたいか(両端)(C)Deview

  • (写真左から二番目より)審査員特別賞・悠月ひまりさん、グランプリ・田中みずなさん、伊波杏樹さん、審査員特別賞・戸谷菊之介さん、がっつきたいか(両端)(C)Deview

  • 『Anistoteles』グランプリの田中みずなさん(右)を気遣う伊波杏樹(C)Deview

  • 『Re:ゼロから始める異世界生活』から、レム(CV:水瀬いのり)のキャラクターソング『Wishing』を歌った田中みずなさん(C)Deview

  • 『囮物語』第3話から“千石撫子が先生に向って叫ぶシーン”を演じた田中みずなさん(C)Deview

  • 『いつも何度でも』(木村弓)を歌った悠月ひまりさん(C)Deview

  • 『ジョジョの奇妙な冒険』のセリフを演じた戸谷菊之介さん(C)Deview

  

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