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2017/10/19 19:53

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肖像権や法律への無知や誤解で炎上・萎縮が蔓延 「スナップ写真の落とし穴」をアサヒカメラが徹底特集

アサヒカメラ 2017年 11 月号 (10月20日発売/定価900円:税込/株式会社朝日新聞出版)
アサヒカメラ 2017年 11 月号 (10月20日発売/定価900円:税込/株式会社朝日新聞出版)

 カメラ・写真雑誌『アサヒカメラ2017年11月号』(20日発売)が、全154ページに及ぶ大特集「これがスナップだ!」を掲載。立ち入り禁止区域での撮影など、意図的であれ偶然であれ、犯罪的な行為を撮影してしまった場合、撮影者はどうすればいいのか。また法律や条例、肖像権に対する誤解や無知に基づく過剰なバッシング・炎上によって、問題のないスナップ写真までが駆逐される現状にどう向き合うべきか。弁護士やカメラマン、写真愛好家団体などに徹底取材した、カメラ愛好家のみならず、インスタグラマー必見の特集記事となっている。

 女性タレント2人が線路内に立ち入って撮影した写真をブログにアップ、炎上した問題が記憶に新しいが、多くの人がスマホで手軽に写真を撮る現在、意図的であれば偶然であれ、犯罪的な行為を撮影してしまう可能性は誰にでも起こりうる。そんなとき、何も考えずに写真をSNSにアップすることのリスクが高まっていることを知らなくてはならない。

 肖像権に対する意識の高まりや、法律・条例を守ろうとする遵法意識は大事なこと。一方で、それが行き過ぎるあまり、SNSで「炎上」が相次ぎ、写真コンテストの審査現場や撮影者の間でも「萎縮」のムードが高まっているという。しかし各事例を精査すると、法律や条例、肖像権に対する誤解や無知に基づくものであることが多く、「炎上」事例のなかには「歪んだ正義感」が振りかざされ、なんら問題のない写真すら駆逐されたケースもあることが分かっている。

 このような「肖像権アレルギー症状」を克服し、より良いスナップ写真を撮るためのナビゲート企画として、アサヒカメラは総力特集「これがスナップだ!」を組んだ。特集の一つ『炎上と萎縮の実例から学ぶ「肖像権と盗撮」』。三平聡史弁護士、東京カメラ部代表の塚崎秀雄、写真家の大西みつぐらが、最近のSNSでの炎上事例や写真審査の現場での萎縮事例を挙げながら、「被写体と撮影者のほどよい関係」について語り合う。

 もう一つの特集記事、福井健策弁護士が監修した『撮影しているとき「犯罪」に出合ってしまった!』も興味深い。インスタ映えを目指して増える無謀な人たちの事例や、女性タレント2人が線路内に立ち入って撮影した写真をブログにアップして問題になった事例などを踏まえ、「撮ってから発表していいもの」「ダメなもの」の線引きについて考察する。インスタグラマーはぜひ参考にしてほしい。

 一方で、より良い写真を撮るための手引きとして、写真家たちの作品も一挙掲載。スナップ写真家の撮影テクニックや、名作の誕生エピソードについて、24人の写真家に取材。作品紹介のほか、インタビュー、解説、対談などでその奥義に迫る。表紙と巻頭グラビアは森山大道の新作で、森山の貴重なインタビューも掲載されている。

【登場するスナップ写真家】
森山大道、大西みつぐ、山谷佑介、鬼海弘雄、石川竜一、奥山由之、ハービー・山口、有元伸也、半沢克夫、鈴木達朗、山内道雄、梁丞佑、新納翔、百々新、伏見行介、尾仲浩二、草野庸子、初沢亜利、藤岡亜弥、田沼武能、渡辺眸、中藤毅彦、河野英喜、HARUKI

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