女優・入山法子と俳優・志尊淳が3日、都内で行われたドラマ『きみはペット』の完成披露試写会＆舞台挨拶に、共演の竹財輝之助、柳ゆり菜とともに出席。イベントでは節分にちなんで豆まきを実施。入山や竹財、柳が鬼の角をつける一方、志尊は劇中でもしていた“イヌ耳”カチューシャをつけて登場し、観客から「可愛い〜〜〜!!」と大歓声を浴びた。

　同作品の原作は、2000年〜2005年に『Kiss』（講談社）で連載され、累計発行部数420万部を記録した、小川彌生の代表作『きみはペット』。高学歴＆容姿端麗のキャリアウーマン・巌谷スミレと、謎のペット志望のイケメン男子・モモ（合田武志）との奇妙な共同生活を描いたラブコメディ。

　本作のヒロイン・巌谷スミレを演じる入山は「去年の5月にクランクインして、8月にすべての撮影を終えました。そしてやっとみなさんに観ていただける日がきました！」と喜び、モモ役の志尊も「この試写会に来られている方々は、世界で一番早く観られる方々だと思うので、ぜひ『きみはペット』の世界観を楽しんでいただけたら」と笑顔で挨拶。

　もともと原作の大ファンだという入山は「スミレに共感する部分がたくさんありました。“まさか自分がこの役を演じることができるなんて”という信じられない気持ちと、嬉しい気持ち、そして“やってやるぞ！”という気持ちでした」とオファーが来たときの心境を吐露。志尊は「原作を読ませてもらって、いろいろと“おぉ!!”って思いました。“コレをやるんだ、大丈夫かな？”という感じで、最初は不安やプレッシャーのほうが大きかったです」と振り返る。

　スミレの大学時代の先輩で初恋の人・蓮實滋人役の竹財は「本当に大変でした。台本を読んで内容は知っているけれど、どうしてもこの二人（入山・志尊）のシーンを見たくなくて、現場に近寄れなかった」と明かし、「しかも、高身長・高学歴・高収入の役なんて僕にできるのかなって思った」とコメント。すると、志尊がすかさず「大丈夫だよ、てるちゃん！」と満面の笑顔でフォロー。竹財は「なんだよ〜」と照れ笑いをみせつつ、「志尊くんが彼女だったら良かったのに」と語り、笑いを誘っていた。

　ナイスバディと色気を武器に蓮實に猛アプローチする福島紫織を演じた柳は「去年撮影して、いつ放送されるかって、ずっとみんなで待ってワクワクしていたので、すごく嬉しいです」と笑顔で語り、演じる役柄について「福島さんは悪女というか、嫌われやすい女の子ですが、後半になるにつれてすごい面白い、人間味のあるキャラクターに。（オファーが来たときは）これを演じられるのかと楽しみでした」とコメント。

　また、本作について志尊は「撮影期間中は、ずっと『きみはペット』漬けだったんです。スミレちゃんに対する気持ちだったり、追い詰められることが多くて、撮影を引きずってキツかった」と撮影を振り返り、「のりちゃん（入山）と最初のほうがすごく仲良く話をしていたんですが、スミレとモモがバチバチの関係性になってきたときは、ほとんどしゃべらなくなった」と当時の様子を思い出す。入山も「『おはようございます』と『お疲れ様でした』しか言わない日があった」と告白。

　竹財も「バチバチのときは、現場の空気感が気持ち悪かった」と現場での険悪ムードを感じ取ったという。志尊が「そんなにわかりました？」と問いかけると竹財は「わかるよ！ 気を遣うさ、オジサンは」と笑いを交えてコメントすると、志尊は「仲が悪いとかそういうのではなくて。やっぱり、モモとしては蓮實くんが現われるとバチバチしちゃうんですよ」と笑顔で弁解。そんな志尊に竹財は「俺も志尊くんが嫌いだったもんな〜」とジョークを飛ばし場を盛り上げた。

　胸キュンシーンが盛りだくさんということで、オススメの胸キュンシーンについて聞かれると、入山は「30代の働く女性として挙げるのであれば、モモの笑顔の『おかえり』っていうのは、本当に癒される」と回答し、志尊は「実際の映像を観て思ったのは、小さい子と関わるときの包み込むような、母性を感じさせるスミレちゃんにキュンとした。男性は堪らないんじゃないかな」とコメント。

　続く竹財は「楽しんでいただけるかはわからないですけど、1話でいえば、僕のシャワーシーンです」と自信たっぷりに発言。「女性プロデューサーが厳しくチェックしてくれたので、女性目線の男の裸体のエロさが出ているんじゃないかな思う」とアピール。柳は「ずっと胸キュンしているような作品ですが、私のオススメは、スミレが働いている生活情報部のみなさん。それぞれのキャラクターが可愛くて面白くて、見ていてキュンキュンしてました」と笑顔をみせた。

　イベントの終盤、節分の日にちなみ、全員で豆まきを実施。入山、竹財、柳には鬼の角が渡される一方、志尊はイヌ耳が渡されると「確実におかしい！これ、僕が劇中でつけてたやつ」と苦笑い。それぞれ装着して再登場するなか、一番最後に登場した志尊に対して、会場からは「可愛い〜！」と大盛り上がり。入山も「久々に見ました、モモ可愛い〜」と絶賛。志尊は「どんなテンションで出てきたらいいかわからなかった」と照れ笑いをみせつつ、キャストとともに豆まきを楽しんだ。

　最後の挨拶で志尊は「今回のキャスト、そしてスタッフを含めて、このカンパニーでしか作れない『きみはペット』が作れたと思っています。ぜひ最後まで観ていただけたら嬉しいです」とコメント。入山は「小川彌生先生の『きみはペット』という作品を、スタッフ・キャスト全員が愛して、敬意を持って、情熱を注いで作り上げました。新しい『きみはペット』ができたと思います」と自信をのぞかせ、「ぜひ最後まで楽しんで観ていただいて、どんどん心臓を鳴らして帰ってください」と呼びかけた。

　ドラマ『きみはペット』は、2月6日（月）よりフジテレビにて放送開始（毎週月曜深夜・初回26：35〜）。FOD（フジテレビ・オンデマンド）にて、2月5日(日)より毎週日曜20:00より毎週2話ずつ先行配信スタート。なお、オーディション＆エンタメサイト『Deview／デビュー』では、志尊淳のインタビューを公開中。本作への想いや撮影エピソードなどをたっぷりと語っている。