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2016/12/05 17:31

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舞台『パタリロ!』主演・加藤諒、座長の重圧を解いた原作者・魔夜峰央の言葉「60%くらいの力で」

舞台『パタリロ!』でパタリロ・ド・マリネール8世を演じる加藤諒。(撮影/宮坂浩見)
舞台『パタリロ!』でパタリロ・ド・マリネール8世を演じる加藤諒。(撮影/宮坂浩見)

 魔夜峰央のコミックを原作とした舞台『パタリロ!』が、8日から東京・紀伊國屋ホールで開幕する(25日まで)。舞台化決定とともに、加藤諒扮するパタリロ殿下のビジュアルが解禁されるや「ハマリすぎ!」と大きな反響を呼んだ。舞台版への期待が高まる中、座長を務める加藤諒に、本作への想いをインタビューした。

――メイクと衣裳もバッチリで「パタリロ・ド・マリネール8世」になりきっていますね。
「そうですか〜〜!? ありがとうございます! 嬉しいです!! つけまつげを2枚しているんです(笑)。金髪のカツラにオレンジ色のシャドーを入れているんですけど、こういう細かいところでもパタリロ感が出てきて、可愛いなと思いました。この衣装とメイクで気持ちも切り替わります。でも、実は最初、“眉毛問題”があって。今、僕は眉毛を野放しにしていますが、もともとパタリロには眉毛がないんですね。だから眉毛をつぶすかつぶさないかスタッフさんと迷っていて、僕は原作に近づけるためにつぶした方がいいんじゃないかと思ったんですけど、最終的にはスタッフさんから、加藤諒が演じるし、僕のチャームポイントでもあるので、やっぱり眉毛を残しましょう、と言っていただきました」

――加藤さんの年代だと『パタリロ!』はご存じなかったのでは?
「作品自体は知っていましたが、ちゃんと読んだことはなかったです。パタリロは細い目でふにゃ〜っとした線で描かれたイメージだったので、最初、オファーが来た時は、僕とは目が全然違うのに、大丈夫かな〜と思ったんです。でも、コミックの1巻を読んでみたら、キリッとする瞬間もあるので、これならまだ通じるところがあるかなと。それで改めて読んでみました。すごく面白かったです」

――これを舞台化するのか!と思いました?
「ページをめくるたびに“これを生身の人間がやるんだ、しかも僕が……”ってなりました(笑)。映像ならCGも使えますけど、舞台でやるわけですから、お客さんの目の前で実際に起きている出来事にしないといけないということに不安がありました。でもその反面、どうやって表現するのかという点に興味が引かれましたし、面白そうだなと思いました」

――パタリロをはじめ、バンコラン、マライヒ、タマネギ部隊など、原作そのままのビジュアルが発表された瞬間、大反響でしたよね。
「びっくりしました。僕、エゴサーチをよくするんですが、『パタリロ!』が舞台化されるという情報が流れた時にネットのキャスト予想に僕の名前が挙がっていたので、“うわぁ〜バレてる、もっと意外性のあるキャストが来ないと盛り上がらないんじゃないかな”と心配になってしまって。でも、このビジュアルが解禁された時に、好意的な反響が多くて、盛り上がっていただけて本当に安心しましたし、ありがたかったです」

――これだけ期待が集まっていて、しかも主演舞台ということで、プレッシャーはありますか?
「最初はプレッシャーがあったんですけど、原作者の魔夜峰央先生とお話させていただいた時、『あなたならできると思う。気負わず、肩の力を抜いて、60%くらいの力でやってもらえたらいいと思う』と言ってくださったんです。それで、今までの不安が取り除かれて、もう座長としてやるしかないという覚悟ができました」

――『60%くらい』って意外な言葉ですね。
「パタリロというキャラクター自体、いつも100%の力を出しているというより、ちょっとユルい感じなので、そのくらい気持ちでやるとちょうどいいんじゃないかということだと思います」

 加藤諒が舞台『パタリロ!』について語ったインタビュー全文は、オーディション&エンタメ情報サイト「デビュー」に掲載中。なお加藤諒が所属するキューブの新人募集情報も同時に掲載中だ。(インタビュー取材・文/熊谷真由子)

■舞台『パタリロ!』
(12月8日(木)〜25日(日) 紀伊國屋ホール)
(C)魔夜峰央/白泉社(別冊花とゆめ・メロディ・花LaLa online)

1978年に『花とゆめ』(白泉社)で連載が始まった魔夜峰央のギャグ漫画(現在はWebマガジン『花LaLa online』で連載中)が初の舞台化。
マリネラ王国の国王、パタリロ・ド・マリネール8世(通称:パタリロ)の巻き起こす騒動を描く。主人公・パタリロ役の超個性派俳優・加藤 諒をはじめ、バンコラン役の青木玄徳、マライヒ役の佐奈宏紀らの舞台ビジュアルが解禁されるや否や、各方面で大反響を巻き起こした注目作。

■加藤 諒(かとう・りょう)プロフィール
●1990年2月13日生まれ、静岡県出身。キューブ所属。5歳からダンスを習い始め、2000年、10歳のときに『あっぱれさんま大先生』(フジ系)でデビュー。その後、ドラマ『主に泣いてます』(フジ系)、『怪盗 山猫』(日テレ系)、『ゆとりですがなにか』(日テレ系)、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK)、映画『金メダル男』、舞台 残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』など。NHK 大河ドラマ『真田丸』、NHK Eテレ『で〜きた』、『シャキーン!』レギュラー出演中。映画『本能寺ホテル』への出演も控える。

関連写真

  • 舞台『パタリロ!』でパタリロ・ド・マリネール8世を演じる加藤諒。(撮影/宮坂浩見)

  • 舞台『パタリロ!』でパタリロ・ド・マリネール8世を演じる加藤諒。(撮影/宮坂浩見)

  • 舞台『パタリロ!』でパタリロ・ド・マリネール8世を演じる加藤諒。(撮影/宮坂浩見)

  • 舞台『パタリロ!』は(C)魔夜峰央/白泉社(別冊花とゆめ・メロディ・花LaLa online)

  

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