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2016/11/05 18:01
2.5次元舞台、俳優たちの想い
マンガ・アニメ・ゲームなどの2次元創作物を原作に、生身の俳優たちが演じる舞台作品“2.5次元舞台”が今大盛況だ。“2.5次元”シーンは、次世代俳優の登竜門とされ、業界の注目の的。そんななか、オーディション情報サイト『デビュー/Deview』は、2.5次元舞台で活躍する俳優の所属事務所の新人募集を特集した『2.5次元特別オーディション』を開催。俳優陣の“2.5次元舞台”への想いを取材した。
舞台「『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺(再演)」で「三日月宗近」役を演じる鈴木拡樹(オウサム所属)は、「“2.5次元作品”を演じる上で心がけていること」について「“2.5次元舞台”という言葉にもヒントをいただいている」と言う。「2次元、アニメやゲームといった原作に近いものを作ったほうが作品に合っているのか、3次元、舞台・映像など含め人間らしさを出したほうがより作品に合うのかをストーリーの中で考えながら、皆様の印象を崩さないように役作りもしつつ、世界観を薦めていくってことがとても難しくて苦戦します。でも、それもすごくやりがいだなと思っていますので、いいバランスを探しながら作品を作るところは心掛けていますし、楽しんでいます」と作品作りのスタンスを明かした。
「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』2 〜信越地方よりアイをこめて〜」で「東武東上線」、「信越線」役を演じる高崎翔太(トキエンタテインメント所属)は“2.5次元舞台”の魅力について「パッケージとして出来上がっている、アニメや、ゲームを一度分解し、丁寧に組み立て直し、存在する人物として、舞台という場所で、より近くに、立体的に、感じられる作品……というのが、魅力だと思います」と分析。そして役を演じるにあたって、「まずは、キャラの理解度を高める。そして、原作を最大限リスペクトした上で、お客様の見たい部分を、引き出す事に重点を置いています。原作がある以上、自己満足にならないようにと、心がけています」と語った。
このほか、『2.5次元特別オーディション』参加各社所属の15人の俳優・女優が、2.5次元舞台についてのコメントを寄せている。全コメントと各社のオーディション応募要項は、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。