舞台『ダンガンロンパ〜希望の学園と絶望の高校生〜2016』(16日〜7月16日まで)の公開稽古が15日、東京・Zeppブルーシアター六本木で行なわれ、主演の本郷奏多をはじめとするキャストが囲み取材に臨んだ。

　『ダンガンロンパ〜希望の学園と絶望の高校生〜2016』は、スパイク・チュンソフトのアドベンチャーゲーム『ダンガンロンパ』の1作目を原作とした演劇。それぞれ『超高校級』の才能を持つ高校生が幽閉された「私立希望ヶ峰学園」を舞台に、学園からの脱出をかけた“コロシアイ“と犯人を究明する“学級裁判”を繰り広げる物語だ。

　今回は2014年に初演された作品を、新たに田尾下哲の脚本・演出でリニューアルしての再演。主人公・苗木誠を演じる本郷は「演出も台本も抜本的に違っていて、特にラストで大きく変更されている点が1箇所あるんです。それはゲームのファンの方もアニメのファンの方も必ず唸ると思うので、楽しみにして欲しい。裁判台の作りも変わって、身のこなしで新しく見せられるようになっていると思う」とパワーアップした舞台に自信を見せた。

　かく言う本郷は「ゲームの第1作を発売日に購入して以来、全シリーズプレイしているぐらい大切な作品に出演できて嬉しい」というほどの「ダンガンロンパ愛」の持ち主。アニメ『ダンガンロンパ3-The End of希望ヶ峰学園-』でも、御手洗亮太役にキャスティングされており「尊敬する声優の先輩で苗木誠役の緒方恵美さんと共演できて、そこで苗木くんがしゃべっているので、毎週（苗木誠役を）チューニングできるんです」と、原作、アニメへのリスペクトを持って演じていることを明かした。

　「ダンガンロンパ愛」では負けていないのが、前作に続いて超高校級のギャル・江ノ島盾子を演じる神田沙也加。「ダンガンロンパにシリーズに感じては、奏多くんと同じくガチなファン”ですね。ゲームからやりこんで、新作を心待ちにして、アニメに興奮して…」と語り、「江ノ島盾子はファンとしても好きだったので、2.5次元で自分がその存在になれるというのは、シンデレラストーリーをいただけた気持ち。ファンとしてやり続けたい」と喜ぶ。そして「責任を持ってやらなきゃいけないというストイックな気持ちは、稽古場でもキャストの皆から感じてきました。それぞれの『ダンガンロンパ愛』が炸裂して、同じくファンの方々に届くと思うので、皆さんの中で育てていただきたい」と呼びかけた。

　舞台『ダンガンロンパ〜希望の学園と絶望の高校生〜2016』は7月16日まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。その後名古屋、大阪、神奈川で上演。