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2016/05/31 12:01
全員セーラー服で最終審査 映画『傷だらけの悪魔』主題歌シンガーオーディショングランプリは19歳の菜々さん
B’z、倉木麻衣、BREAKERZなどが所属するビーイング・グループが主催する、2017年公開映画『傷だらけの悪魔』主題歌 女性シンガーオーディションの最終審査が29日、都内で開催され、グランプリに19歳の菜々さんが選ばれた。菜々さんは主題歌デビューとともに、映画本編にも歌唱シーンで登場することが発表された。
『傷だらけの悪魔』は、国内1200万ダウンロードを誇るマンガ・小説配信アプリ『comico』で連載中の人気作品。女子高校生のいじめをテーマにした学園ドラマで、織り成す人間関係や登場人物それぞれが抱く悩み・感情が10代女子を中心に読者の共感を呼び、アプリ内で常にランキング上位をキープし続けている。そして2017年、『comico』では初の実写映画化が決定した。
今回のオーディションは、映画『傷だらけの悪魔』の主題歌を歌う新世代の女性シンガーを発掘するために開催。オーディション情報サイト「Deview/デビュー」、LINEオーディション番組「NEXTSTAR」、10代中心に登録数200万人を超える音楽SNSアプリ「nana」、第一興商が運営するカラオケユーザーコミュニティサービス「DAM★とも」などを通じて募集が行われ、応募総数は1万人を超えたという。
最終審査にはファイナリストの14名全員が、女子高生を描く映画に合わせてセーラー服姿で登壇。クランクイン前でありながら、実際の映画本編で使われる楽曲が事前にファイナリストに手渡され、実際にバンド生演奏で歌唱するという異例の審査も実施。人生を賭けたファイナリストによる迫真のライブに、会場は熱気と緊張感に包まれた。
審査の結果、グランプリは19歳の菜々さんに決定。菜々さんは「組んでいたバンドがすぐに解散してしまうなど、うまくいかないことも沢山あったけれど、今は人生ってわからないなと思っています。そして新しい出逢いや日々に心から感謝しています。諦めないで続けてきて本当に良かったです。ありがとうございます!」と喜びを語った。
審査には映画『傷だらけの悪魔』を手がける山岸聖太監督も審査員として参加。監督からが祝福の言葉とともに「最終候補者の中で一人だけモニターに足を乗せて歌っていた姿が印象的でした。主題歌を歌うだけじゃなく、大事な場面で歌唱するシーンも用意したので映画本編へも参加してほしいです。撮影でお会いできる事を楽しみにしています!」というサプライズが発表された。
なお審査員特別賞には荒木結衣さん(18歳)、NEXTSTAR賞には藤咲百恵(18歳)さんがそれぞれ選ばれた。映画の公開は2017年予定。公開時期や、主演キャストなどの詳細は順次発表されていく。